場所 東急池尻大橋駅 徒歩10分
ゆず湯の日は池尻大橋の第二月の湯にいったっす。駅から…銭湯マップでは4分とあるが、とても4分ではいけないぞ。10分かかるかな?結構分かりにくかったけど、近くまでいくと堂々とした煙突。おおっ!低地にあるために全景がわかるが、かっちょいい威風堂々とした破風造り。
入り口にはこれまた迫力ある暖簾。下足の鍵は松竹錠。入り口は改装してあり、完全フロント形式になっている。フロント前に小さくロビー、「男湯に限り、ロッカーの鍵は下足鍵と交換」っつーこと。鍵の複製とかやられたのかなあ。
さて、脱衣場へ。この脱衣場がこれまた堂々とした脱衣場。天井高く、むろん格子。木の質感に威厳があるっす。自販機が一つ。洗濯機は2機で現役稼動中、脱衣場設置の洗濯機で現役のものは珍しい。
浴室へ。天井高い伝統銭湯、梁の木がかなり堂々とした感じ。中は綺麗に改装してあるっす。カランはステンレスの6角カラン、シャワーもステンレス。湯温、湯量問題なしっす。出入り口に立ちシャワー2機。
で、浴槽。基本的に2槽式で、片方が薬湯になっている。実は今日はゆず湯の日っす。あ、どうせゆず湯だから薬湯の無いところに行けばよかったか? と一瞬思ったが、薬湯を見てびっくり、浴槽が2人程度のサイズと小さいせいか、ゆずが濃いのであるっす。ほとんどお茶のような色になっている。傍らにメッシュに入ったゆず袋。この濃いゆず湯なら、なんかもうかった気がする。薬湯側の方の温度の方が高く、43度強、白湯側は42度くらいか。
白湯の主浴槽。寝バイブラ、スーパージェット、そしてなぜか打たせ湯がある。打たせ湯は湯ハネ防止の板がついている。寝バイブラは足裏噴出もあって気色がよい。で、壁画。これまたナカジマ師と思われる写実的な富士山。西伊豆からの方角のようで、ヨットが海に浮かぶ。典型的な主流の構図っす。
ゆず湯があまりに気色よいので、わざわざ立ちシャワーで水を浴びて、さらにまた何回も入ってみる。ううむ、ゆずの香り。
上がりは脱衣場で一服するが、ふと脇を見ると見事な縁側。そして堂々と した岩造りの広い池。もちろん中には大きな鯉が泳いでいる。夏場はここに腰かけて涼むとよさそうっす。まあしかし、脱衣場も綺麗にしてあるっすね。 床はもちろんピカピカ。
っつーわけで、ベーシックに骨太な東京銭湯を感じる、しかし「ボロ銭」ではない、毎日満足して使える銭湯っす。
(途中あった神社)
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(2000年12月)