富士の湯

2003年2月17日をもって廃業しました


(まだまだやれそうなんだけどなー)

aqua.gif (191 バイト) 場所 小田急線 千歳船橋駅 徒歩10分

千歳船橋の富士の湯に行ったっす。千歳船橋駅から環八方面、歩いて10分くらいかな?近くにオープンな焼鳥屋があって、やたら地元衆で賑わっている。なんか楽しそうでうらやましい。銭湯とヤキトリ屋って、相性よさそうっすね。


(なんか楽しそう)

背後から見ると巨大煙突の伝統銭湯だが、正面に回ると改築済の綺麗な正面。下足の鍵は松竹錠。完全フロント形式。かなり広いロビーがあり、マッサージ機2機。

脱衣場もかなり広い。が、天井はさほど高くなく、ビル銭湯並っす。しかし、全体的に面積が広い。大型銭湯っす。センターにテーブルと 椅子群。他に余計なものはなし。

さて浴室へ。かなり幅広の銭湯っす。桶はケロリン。カランはトップに 「Waguri」の刻印のあるもの。シャワーとカランは、ちょっとぬるいかなあ。 なんとなく物足りなさを感じるっす。大型銭湯なんで、島カランは2列。出入り口に立ちシャワー。窓際奥にスチームサウナ

浴槽へ。2槽式で、広いほうがバイブラ、狭い方が座ジェット2機。湯温は43度強くらい?温度計は46度なんですけど…まあ気色良い温度っす。木曜は薬湯(ハーブ湯)をやっている模様だが、他の日は備長炭。備長炭ケースが沈んでおり、すがすがしいニオイがするっす。

で身体が温まったらスチームへ。なんとここのスチームサウナは無料。すばらしいっす。熱くなったら立ちシャワーで水浴び。何回か繰り返す。 あー、よかよか。壁画はなく、タイルの模様が埋め込んであるっす。いずれにしても天井高い大きな銭湯。男女の境にはプランターが。 これも割と珍しい。

上がりはロビーでカキ氷アイス。アイス類、牛乳、ドリンクは充実。 このロビーがまた広くてよろしいっす。っつーわけで、特に必殺技のない一般的な銭湯だけど、バランスのよい、毎日楽しめる銭湯っす。

(2000年10月)


起きてもどうも調子が悪い…昨日はそんなに飲んでないはずなんだがなあ、と回想すると、ビールにワインに泡盛に…結局飲んでるじゃね〜か!しかも超寒い。外はみぞれ混じりの氷雨。この状況は…神様が銭湯に行け!と命令しているようだな。このぼんやりした感じから、早く身体のスイッチをONにしたいし…

ちょうど、千歳船橋の富士乃湯が月曜で廃業っつー情報が。千歳船橋なら近くだし、と富士乃湯へ向かう。これが表歩くと超寒いんだよなあ。早く銭湯銭湯。

チトフナ北口から、環八に当たる手前を入ると巨大煙突発見。いや〜、まさしく銭湯だよね。「コミカ風呂」の看板、隣はコインランドリー。下足板の鍵は王道松竹錠。自動ドアを開けると、完全フロント形式、その脇に「昭和31年5月から営業してきたが、前回の改修より18年経ち、痛みが激しく補修に絶えなくなったため…」と書いてあるっす。しかしこの銭湯、そんなに古くは見えないんだが…やっぱり内側は違うのかなあ。

脱衣場へ。天井は高い、綺麗な脱衣場。シンプルそのものっす。ロッカーの鍵は松竹錠のシリンダ。真ん中にテーブルと椅子。隅にKEIHOKUのアナログ体重計。全然現役で続けられそうな雰囲気。っつーか、数ある銭湯の中で、むしろ綺麗で新しさを感じるくらいっす。

浴室へ。これまた大きめの銭湯、天井は高い東京型2段。桶はケロリン黄色。最奥部はコミカ風呂独特の浮き出た模様のタイル。カランはWaguriの赤青平丸タイプ、シャワーともども湯量OK、湯温はちょっとぬるいか?出入り口近くに冷温の立ちシャワーブースが2機あるけど、これは主にサウナ用だろうなあ。

それにしても…廃業直前とは思えないっす。設備が特に古い感じもないし、まだまだ全然イケそうな銭湯だが…とりあえず広めの浴槽へ。深浅の2槽、浅風呂は小さく滝状の湯が湧きだしているっす。湯温は43度くらい。今日はほんとに寒いので、最初に湯に入るときにヤケどしそうな感覚。ゆっくりと半身浴から入っていって…徐々に身体を慣らしながら浸かる。寒い日の銭湯はサイコーだねえ。浅風呂側はやや泡が出てるっす。深風呂は6点の座ジェットが2機、座るポイントが結構高くて、半身浴状態になるっす。

身体が暖まったらサウナへ。なんと無料のスチームサウナ、4,5人座れるサイズっす。結構熱い…冬はサウナ入っておくと、出てから暖かいんだよなあ。水シャワーを浴びて何度も湯やサウナへ。この繰り返しで身体が芯から暖まってくるっす。やっぱり冷温を繰り返すと、身体の活動が活発になるんかな?

上がりはフロント脇のロビー、このロビーがまた広くていい感じなんだけどなあ。ソフトドリンク等の他、ビン牛乳は自販機、さらにアイスが105円で販売中。それにしても勿体ない…まだ十分出来そうな銭湯なんだけどなあ…

18年前だから、昭和終期…保健所の規制緩和は平成になってからのはずだから、まだいろいろうるさかった頃に改装したのかな。もしかして、規制緩和がもっと早ければ、銭湯離れにブレーキがかかって、東京の銭湯人口もまだ結構いたかもしれんな…とかいろいろ思うのだった。やる気のある経営者の話を聞くと、未だ当局等のご指導も結構うるさい部分があるらしいっす。これは、あっしみたいな何のしがらみもない、単なる納税者である人間が、もっと当局に注文付けた方がいいのかもしれん…とかいろいろ思うのであった。

帰りに船橋湯の前を通るが、この歴史的銭湯は今日も煙を吐いて営業中。何とか生き残って欲しいが、形あるもの、いつかは朽ちる日が来るんだろうなあ。

Deep Acidの紹介ページ

やすの紹介ページ

(2003年2月)