場所 京王線線 千歳烏山駅 徒歩3分
千歳烏山の増穂湯に行ったっす。千歳烏山東口から3分くらい。ここの銭湯のウリはオール軟水っす。正面つくりは割と最近風の建築だがビルではない。看板で大きく「ますほ湯」「水の宝石」と書いてあるっす。入り口にいろいろと軟水の効用の能書きが書いてある。
（軟水のノーガキ）
さて、下駄箱からフロントへ。フロント正面のロビーは大きめ、アイスクリームだのいろいろ置いてあるっす。スチームサウナは100円増しで、500円払うと大型タオルをくれる。これがサウナ証らしい。
脱衣場は割と一般的、大きめっす。自販機だのはなし。男女の境に大きめのTV。ロッカーも一般的なもの。真中にソファが背中合わせである。あと、隅の方にも立派なソファとマッサージ機がある。くつろぐには十分だ。さて浴室へ。
浴室内部は伝統型の高い天井、ぱっと目に入るのは綺麗な富士山の壁画っす。 5月の日付が入っているから、まだ書かれて1ヶ月くらいしか経っていないのだろう。男湯側が富士山。西伊豆からの光景っす。よく見ると、富士山の斜め横あたりに窪みが入っている。
カランは不可なしだが、シャワーが完全固定で少々使いにくい。立ちシャワーは入り口に冷温用一機。さて、期待の軟水に入りますか。
メイン槽は2槽で片方ジェット2機、片方が大きめの泡付きでこれはかなり一般的。温度は43度くらい。最近43度の東京銭湯って多いっすねえ。さて、軟水。たしかに軟水の妙な感覚。タダの水っちゃあ水なんだが、なんでこんなに違うんだろう。ぬるぬるとか、そういう一言で片付けられない何かであるっす。
軟水で身体を洗ってみる。水をいくら流しても、シャンプー類が落ちないような気がするっす。まあ、これだけ使ったら綺麗に落ちているんだろうが…不思議であるっす。ううむ。
さてスチームサウナ。まあ一般的なスチームサウナであるが、温度はやや高く五十度台の上の方。スチームサウナっつーと、なんとなく力石徹というか、ハードボイルドな感じがするっす。あ、熱湯好きはみんなハードボイルドか。水風呂はないので、立ちシャワーの水で汗を流す。
っつーわけで一通り軟水を試してから上がり。もしかして軟水キライ、っつー人もいるんだろうが、あっしは好きだなあ、軟水。
脱衣場を良く見ると、能書きの他に雑誌の切り抜きとかも張ってある。ここの軟水はいろいろなところで紹介されているらしい。店主談によると、元々ここの井戸水は鉄分が多く、タイルとかがすぐに汚れて、これを何とかしたい、っつーのがもともとの軟水導入のきっかけらしいっす。
ゆったりしたソファで一服、TVを見ると選挙速報。いろいろな政党幹部の顔が次々と写る。しかしこのコイズミさんっつーのを番台に座らせたいなあ、結構ハマりそうだ。不破っちも、銭湯評論家っつー感じがする。現職ソーリは、エラそうにしているけど、意外にマナーが悪い銭湯老人っつー感じだな。管さんっつーのは、銭湯を改築してニュー銭湯にした二代目経営者っつー感じかも。とか、次々と政治家を「銭湯が似合いそうかどうか」で見てるあっしってヘン？
（全景）
Deep
Acidの紹介ページ
やすの紹介ページ
（2000年6月）
