松原湯

（2004年3月撮影）

場所 京王線明大前駅 徒歩5分

今日は明大前の松原湯へ。明大前下車約5分。この辺りはまさに私鉄沿線のゴチャゴチャしたフンイキ。シモキタにも少し似てるかな。線路に沿って下高井戸方面に行くと煙突発見。

この銭湯は16時-23時と、東京銭湯にしては珍しく短い営業時間。フロント式の入り口の脇にロビー。ドリンク販売とアイス販売は充実。 フロント前には風呂小物も。

でわ脱衣場へ。中は天井高い伝統的銭湯建築。大きなサイズの貸しロッカーがある。これで月300円。儲かるんかいな。浴室への入り口はセンターに大きな洗面台、両側がドア、と、良く見ると珍しいタイプ。脱衣場に「お年寄りの長湯での事故に気をつけてください」とある。 が、客はどっちかっつーと若者が多い。両極端かな？

で、浴室。天井高い伝統銭湯…そして何より、男女の真中にそびえるペンキ絵の富士山。まだかなり新しい模様。珍しいことに、夕日のあたる赤富士で、かつ正面に富士山の窪みがあるもの。この窪みって何て地名だったけか？町田忍氏によると、この窪みのあるものは珍しいらしいっす。天井も塗りなおしたばかりか、綺麗な白色であるっす。

カランは21個、この21個っつーパターンは多いっすね。センター6の後は5っつーか。窓側に冷温立ちシャワー2機。改装していて、カラン、 シャワーは綺麗であり、使い心地は申し分ない。間隔も余裕。桶はケロリン。

さて風呂だ。浴槽はよくある2槽式、片方が深風呂。浅い方にジェット2機。泡は背中のあたりから少しだけポコポコと出ている。温度は42度。熱くはない。「埋め水の出しっぱなしに注意」と書いてある。42度で水埋めるヤツがいたら、あっしも文句いいたくなるな。お湯は白湯。

っつーわけで、見事な男女センターにある赤富士以外は、まったくフツーの銭湯。が、脱衣場で珍しいもの発見。ふんどし姿の爺さん… 今やクラシックパンツも珍しい。

今日はこのまま直帰の予定のため、上がりはフロント横のロビーでサッポロビール。あーうめー、やっぱりビールだよなあ。とくつろいでいると正面の電気が消え始める。22時50分。そして…珍しいことに、終了音楽で蛍の光を流し始める。蛍の光流す銭湯は珍しいよなあ。まあ、無理せずに長く営業してほしいものっす。って自分の家の近くじゃないから言えるんだよなあ。

（2000年6月）

最近ライブばっかりで（何と今月10本）、どうも時間が無いので近場の銭湯が多くなる…っつーことでこれも2週目レポート。

明大前の松原湯へ。ここも久しぶりっす。明大前下車4分ほど、京王本線の線路沿いにあるっす。途中、「春夏冬」っつー食堂が…なんで秋が無いんだろうか？ん？「飽きが無い」？

（おあとがよろしいようで…）

さて松原湯、発射台型の煙突、特にヘンテツの無い入口、営業時間が23時までとちょっち短いのがアレだが。 下足板はおしどりの3色もの、完全フロント形式、フロントには…おや、若い女性…幾つくらいだろか？少なくともこの業界の平均年齢よりは相当若いっす。

フロント前にはロビー、風呂グッズもいろいろと販売中。脱衣場は天井高く、格天井、端がカーブ処理されているものっす。ロッカーの鍵は松竹のシリンダ、一部ドアを取っ払っちゃったものも。それにしてもあっちこっちに「禁止事項」の張り紙が。脱衣場は清潔で、床もワックスで綺麗。隅にデジタル体重計、テーブルに対面ベンチ。隅に小型の自販機。

浴室へ。天井高い東京型の2段の天井、最近塗りなおされたのかな…真っ白で実に綺麗な内側。桶はケロリン、普及型の椅子。最近は滅多に
緑椅子を見なくなったなあ…島カランは1列、それにしてもシンプルで特に何も無いながら、清潔な銭湯っす。カラン周りも綺麗、カランは銀色の8角、シャワーともども…湯量はいいんだが、温度がちょっちぬるいっす。冷温の立ちシャワーブースが2機。客はそこそこ入っているっす。

最奥部の壁には、男女ブチ抜きの富士山のペンキ絵、手前が海だから西伊豆ショットかなあ。中島師のもので、やっぱりいい感じの立派な富士山、書き換えられてまだそんなに経っていないっす。前もブチ抜きの富士山だったよなあ。広告が幾つかあるけど、背景広告社の電話番号から見ると、なんか現役の浴場広告みたいっす。質屋、病院、床屋などの定番。

さて風呂だ。最奥部に2槽の基本形、浅風呂で42〜43度くらいっす。周辺からわずかに泡、3穴のジェットが2機。深風呂は何も無く、気持ち熱め くらいっす。実に基本忠実っつーか、シンプルな銭湯だなあ。

フロント前のロビーにはビール、発泡酒の他ドリンクは充実、アイスも置いてあるっす。っつーことで、特に何かあるっつー銭湯ではないけど、実に清潔 な銭湯っす。

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（2004年3月）