新寿湯

aqua.gif (191 バイト) 場所 東急二子玉川駅 徒歩5分

土曜は二子玉川(新地側)で焼肉パーティー。日本のインターネットの創世期ごろにあたる、1989年からやってる宴会っす。ってその頃はインターネットなんてコトバはなかったが。とりあえず今回の参加の大きな目的は、世田谷の名湯といわれる新寿湯に、帰りに寄ろうっつーのがあるっす。河原で宴会やった後の銭湯は格別のものを期待する。

二子玉川から、高島屋SCをかすめ、古くからの商店街方面へ。少しいくと「新寿湯」の看板。おおっ!こうこうと輝く入り口と、その向こうにそびえる立派な煙突。煙突には新寿湯の名前と、一緒に銭湯ロゴで 「ゆ」のマークが入っている。ロゴ入り煙突は珍しい。しかもこの煙突、少し変わった形で、下がずんぐり、途中から細くなっているタイプである。

じゃ、フロントへ。サウナ料金はプラス300円で安め、ここはサウナ証代わりのバスタオル支給システム。小さなタオルの用意もあるっす。

中へ入る。脱衣場は広め。TVではGC戦。ありゃ〜、またG負けてる。二子玉川は圧倒的にG派が多い模様で、みんなしっかりTVに見入って いる。休憩ソファも何個かゆっくり出来るものがある。

さて中へ。ここもかなり広い浴場っす。天井高い伝統スタイル。さて、シャワーで良く身体を洗って…ありゃ〜、日に焼けたか?腕が赤くなっている。こりゃ熱い湯はキツいかも。カラン回りは文句なし。

さてどこから入るか?メイン槽は三槽式。この銭湯の大きなポイントは天然温泉っす。壁に中央温泉研究所の大きな能書きが貼ってある。角質落とし系の美肌系弱アルカリ、要するに東京黒湯系っす。温度計はデジタル表示。2槽が天然温泉、1槽が薬湯

温度系のデジタル表示を見ると…薬湯の方がなんと33度。こりゃウソだろう、まあ日焼け肌には丁度良い、と漢方薬湯へ。泡噴出パワーが強力っす。入ってみると…33度っつーことはさすがにないが、40度以下は間違いない。38度くらいかなあ。

ぬるめの湯で少し身体を慣らしてから、サウナへ。このサウナ、 かなり広く10人くらい入れそう。TV付なのはありがたい。すぐ出たところに水風呂。この水風呂も黒湯、っつーか黒水を使用。20度を少し切るくらい。日焼け肌には気色が良いので、何回かサウナと水風呂を往復。

さていよいよメインの天然温泉浴槽へ。2槽で1槽がジェット。もう1槽がデンキ風呂付で、備長炭を沈めてある。ジェットで外人が気色良さそうに目をつぶって座っている。この外人、さっきから見てたが、洗い方からマナーから、風呂の浸かり方まで、完全にニッポン化している。一人で風呂に入りにきて、目をつぶってじっくり浸かるっつーのはなかなかいないっす。

黒湯系だが、ここの色はかなり薄く、うっすらと色がついている程度。温度表示は44.6度。とりあえず河原にいたから筋肉が疲れているだろうとデンキ風呂へ。思ったとおり、腰の辺りがキく〜、ピリピリとバイブレーション。角度を変えて、いろんな筋肉にデンキを当ててみる。珍しく脇腹にキいている。

続いて座ジェットへ。枕は冷水ステンレスで気色よい。隣は さっきの外人。この外人、見てると風呂からの出方が… ゆうっくり、抜けるように湯から上がっている。 「ザバーン」と威勢良く出るのが一見江戸っ子っぽいが、これでは湯に入っている人にやや迷惑であるっす。ううむ、この外人、プロの日本人(?)だな。

熱めの湯なので、日焼け肌が思った通りヒリヒリする。が、 これさえなければ実に丁度よい、天然温泉銭湯っす。

で、もう一つ、この銭湯の特記事項、それは壁画っす。 男女にまたがる赤富士のタイル絵。見事であるが、珍しくはない…が、この銭湯は…

その富士山の脇を、赤い日の丸をつけたジェット戦闘機が 飛んでいる。(-_-;三角翼で単座もしくは複座。どう見ても戦闘機であるっす。 機体は緑色。っつーことは陸軍機か?こんな民間機はあるまい。そもそもデルタ翼の日本の飛行機ってあんの?富士山の上の太陽も、なぜか真っ赤の日の丸。いったいどういう意味であろうか…愛国銭湯?

上がりはフロントでビン牛乳を飲みながらTVを見る。ここのロビーはまあ広い。まだCがリードしている。けっこう沢山の人がTVをじっと見ているが、みんなG派のようである。

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(2000年4月)