長生館湯


(2002年9月撮影、立派な唐破風造り)

aqua.gif (191 バイト) 場所 JR代々木駅 徒歩5分

千駄ヶ谷(代々木)の長生館湯に行ってきたっす。新宿からいったけ ど、最寄駅は代々木っす。代々木から明治通りわたって、千駄ヶ谷方面の小さな商店街の中っす。

この銭湯はもう、典型的・平均的な昭和銭湯っす。もちろん番台。脱衣場には縁側。ところでこれって「ちょうせいかん」でいいんだろうなあ。「ながいきのやかた」だったりして。脱衣場の天井も高い。

さて、中に入るとカランが25個くらいの、やや小さめの銭湯。しかし天井は高い。シャワーとカランのお湯がややぬるいのが気になるっす。

壁画は、女湯側が富士山、男湯側が渓流の図。しかし、富士山がこうして見える場所に、大き目の渓流があるところなんてあったかな?男湯と女湯のしきいには、灯台とヨットのタイル絵。

浴槽もこれまた平均的な、泡風呂とジェットの2槽式。あえて言えばお湯の噴出し口がちょっとかわっていて、噴出(循環)タイプ。湯温は42度と東京銭湯としてはぬるめ。で、入ってみると…これがなんか熱い。おかしいなあ、体調悪いのか?(確かに連日呑みすぎではある)と思って、しばらくしてからまた入る。慣れてくると、確かに42,3度の感じであるっす。しかし最初に入ったとき「刺すような感じ」があったような。今日は寒くなっているから、外気の関係でも感覚が変わってくるのかな?

この銭湯が、新宿まで徒歩10分ほどっつー都心型にしては常連客が多そう。みんな毎日来ているっつー風情で、しかも結構混んでいる。シャワー付きカランがほぼ埋まっている。そういや、千駄ヶ谷もまだまだ古いアパート残っているしなあ。平均年齢は30-40代くらいで、働き盛りが多そうな銭湯である。

男湯の場合、だいたいどこでも(サウナとかでも)みんなたんたんと黙々と風呂に入っているのだが、女湯はどんなもんなんだろか?

脱衣場には明治の冷蔵庫とドリンク。本当にフツーの銭湯っす。いずれこういう銭湯も改装したりして消えていくのだろう。

風呂屋を出ると、正面は代々木駅前に建設中の超高層ビル。その向こう、新宿サザンタワーに"Microsoft"の白いロゴが光る。


(1999年10月撮影)

(横から、ネーム入りの煙突)

(1999年10月)


再レポート編。

新宿の東急ハンズに用事があったので、ついでに代々木の長生館へ。最寄の代々木の駅からだと5分くらいかな。この近くに、最近できた巨大なDOCOMOのビル、うむ〜、このビルってテナントとかそういう気配がないんだよなあ。実はあの中に巨大ロケットが入ってたりして…


(DOCOMOビル)

さて、明治通りからちょっと脇に入る商店街、新宿の喧騒に比べれば、なんか取り残されたようなエリアっす。中ほどまで行くと屋号入りの巨大な煙突が見えてくるっす。隣はコインランドリー、正面は伝統スタイルの唐破風っすねえ。下足入れはSAKURA-G、で、この中に入る戸が重厚で立派な戸なんだよなあ。

当然番台形式、脱衣場天井は高いっす。脱衣ロッカーの鍵はSAKURAU。どっかで見た光景のような銭湯だが…脱衣場にはTV、GY戦の中継。そろそろ終盤に入ってきたか…

浴室へ。天井高い伝統型2段、中型サイズの銭湯っすね。桶は黄色の無地桶、島カランは一列でシャワー無し。男女の境には湖のモザイクタイル絵。カランは水色の5角、シャワーともども湯量、湯温OKっす。

で、ペンキ絵。の下に、モザイクタイル絵があるけど…このペンキ絵は中島師だろうな。富士山は女湯側、男湯は渓谷になっているっす。とことん伝統型の東京銭湯。客はそこそこ入っているっす。

浴槽へ。これまたシンプルな東京スタイルの深浅2槽式。湯が浅風呂から上向きに噴出してるのが珍しいっちゃ珍しいかな。浅風呂には3穴の座ジェットが2機、湯内の赤ランプが一つ。湯温はやや熱め、43〜44度っつー辺りか。深風呂は泡になっているっす。

上がりは…種類は少ないが、ソフトドリンクが幾つかあるんだけど、お、これは?「スーパービッグ24」っつー、デブ型のボトルの栄養ドリンクがあるっす。見たことないな…と賞味。100円っつーのは安いが…24っつーのは240mlっつーことか。スーパービッグっつーほどではないけど、埼玉の土呂町?のメーカーが出しているっす。なんでこういうのが代々木に置いてあるんだろうなあ、味は通常の栄養ドリンク系。

っつー訳で、東京標準な銭湯。が、すでに副都心部に銭湯自体があること自体が貴重っす。山手線内部、特に南型のエリアに銭湯がめっきり少なくなっちゃったからなあ…長く続いて欲しいものっす。

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(2002年9月)