鶯湯

2003年2月28日をもって廃業しました

aqua.gif (191 バイト) 場所 JR渋谷駅 徒歩10分

渋谷の鶯湯にいったっす。この銭湯は前から早く行こう行こうと思っていたのだ。なぜなら戦後すぐのレトロな建築、番台形式、渋谷駅からほど近いロケーション、っつーあたりを考えると、早めに行っといた方がいい銭湯リストに入るからっす。

渋谷からJR沿いに恵比寿方面に南下、ちょいと右に折れて入り組んだあたり、鶯谷町にあるっす。渋谷にもこんな地名があるんだなあ。桜丘といい鶯谷といい、ちょいと風情のある名前でないの。しかし場所はわかりづらい。

古い建物と思ったら、外見は意外とそうでもない。破風造りでもないっす。玄関に入ると、下足スペースが両側に大きく伸びる。下足板は…anarとある、古いヤツだが、「カナリヤ」というネームが入っている。そうか、これはカナリヤっつー会社が作ったものなのか?

さて中に入る。もちろん番台形式。むちゃくちゃ暑い日だったが、中に入るとイキナリ涼しい。こりゃガンガンエアコン効いているな。銭湯によって、エアコンの効きがいいところと悪いところ、結構分かれてると思わんっすか?

しかし広い脱衣場である。もちろん天井高し。大型銭湯っす。ロッカーの鍵は新しいのが松竹錠、古いのがSAKURAだが、古いほうの鍵は結構使えなくなっているものがかなりある。使用頻度が落ちているので放っておいてあるのか。脱衣場の清掃はしっかりやっている模様で、綺麗っす。

浴室へ入るが…ううむ大型銭湯。男女にまたがる壁画は、島嶼のものである。松島とかそんなあたりか?大型なんで、島カラン2列っす。シャワーは窓際とセンターのみ。窓際のシャワーはハンドシャワーになっているが、あっしは固定の方が好きなので固定に陣取る。カランは5角のカラン。湯量、温度、文句なし。

男女の境には欧風の山のよくあるタイル絵。で、おんなじものが、なぜかペンキ絵の下のところにもある。なるほど、昔はここに広告が入っていたんだろうなあ。全体的に古い割には良く掃除された銭湯っす。が、一部の床にタイルの地盤沈下減少が。

さて風呂に入る。湯温は42度くらいかなあ。長湯温度っす。ってこの真夏に長湯してもしかたないが。メイン浴槽は深浅2槽式の極めて一般的なもの。浅い方に一穴のジェットが4つ。天井空間ももちろん広大なために、リラックス感もひとしお。

上がりは脱衣場の椅子でリンゴジュースを飲みながらくつろぐ。しかし大型の古い銭湯だ。銭湯から出ると、すぐ前に東急の建設中の摩天楼が見える。


(2002年3月撮影)

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(2000年7月)