有馬湯

2002年8月30日をもって廃業しました

aqua.gif (191 バイト) 場所 JR高田馬場駅 徒歩5分

高田馬場の有馬湯に行ってきたっす。戸山口下車5分ほど。しかし高田馬場の西方面もなんっつーか、まるで無秩序な道ばっかりっす。妙に曲がりくねったと思ったら袋小路になったりして。こんなところでジェイソンに追っかけられたくないなあ。

外観は、寺社風という訳でもないんだが、それっぽい古い造り。下足の鍵はさくら。自動ドアを入って中に。番台のお姐様のダミ声の「いらっしゃい」が妙にハマって心地良い。

脱衣場の天井は高い…けど、この銭湯、妙に幅が広く、その分奥行きが浅い銭湯っす。両翼にかなり広がる。男女の境の丸木が貫禄あるっす。あと境にはTV。ロッカーの上には新しい1010と「東京銭湯物語」があるので、速攻ゲット。んでもって、なんでかしらないけど、脱衣場に洗濯機の他、なんと旧式のパチンコゲームがあるっす。たまにゲーム置いてある銭湯あるんだけど、かつては湯上りにちょっと、っつーのは流行ったんだろうか?

しかもここで驚き。浴室入り口の上には昭和27年の入浴者心得。この昭和27年版を掲げてあるところって、ごくたまーにあるっすね。なんでS27なんだろうか?

さて中に。しかし幅広の銭湯っす。センター、男女の境を背後に2槽式の浴槽があるのは珍しい配置。周辺L字にカラン、あと島カラン2列。島カランはシャワーなし。出入り口近くに立ちシャワー一機。カランは5角のプラスチックカラン。桶はケロリン。天井はむろん高いっす。で、この銭湯、かなり混んでいる。シャワー付きカランが少ないせいか、空いているところを見つけるのにちょっととまどう。

浴槽へ。温度はちょっと熱めで44度くらい。じわじわーっと入っている人たちを尻目に、サクサク湯に浸かる。浅深2槽式、浅がジェット2機、深が泡風呂。広めの浴槽っす。壁画は男湯側が石川県碁石が峰とある。誰の作であろうか。男女の境は水中魚の既製品タイル絵。しかし、横に壁画を見るっつーのも変な感じっす。が、この銭湯幅広のために、壁画自体も大変横幅があるパノラマ。女湯は富士山の模様。

上がりは脱衣場長椅子で、パック牛乳を飲みながらパリーグ結果をTVで確認。しかしこの銭湯、どってことないがいい銭湯っす。帰りはやはりダミ声で 「ありがとうございました〜」。しかし「東京銭湯物語」いいなあ。永久保存版だ。

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(2000年10月)