弁天湯


(2004年3月撮影)

aqua.gif (191 バイト) 場所 都営地下鉄曙町?抜弁天交差点近く

今日は前々から目をつけていた、余一町の弁天湯へ。 富久町の交差点から左へ…このあたりは地上げで有名になったエリアであるっす。例の場所は地上32階のマンションになるそうな。 こんなところに住んでみたいものであるっす。

通りから少し入ると、もう新宿区といっても閑静な住宅街であるっす。新宿っつーと、西新宿のビル、東新宿の新宿通り、歌舞伎町、最近だと 南口の大型店舗群っつーイメージがあるが、こういう下町エリアもあるのであるっす。 道が細すぎて車が入ってこれないっつーのが大きいっすね。 昔ながらの店が多いっす。

しばらく北に向かって歩く。向こうから桶を持った爺さんが歩いてきた。しめしめ、この方向で間違いないっす。と、いきなり正面に弁天湯の看板っす。

入るとまず、TVが置いてあるロビースペース。ドリンクの他になんと、昔ながらのアイスクリームの冷凍庫。おおっ、ポイント高し!番台はフロント形式。サウナ込みで1000円払う。(ちょっと高いか?)

脱衣場は広々としているっす。例の、真中にテーブルっつーか、大椅子があるつくりっす。なんと、喫煙スペースが別にとってあり、そこにもTVが置いてあるっす。驚くことに、お釜型のドライヤーがあるっす。

さて、いざフロ場へ。かなり清潔感のある洗い場と浴槽っす。サウナは銭湯と してはかなり大きめ。TVもついてるっす。水風呂が、これがやたら冷たい・・・15,6度か? 銭湯の水風呂は概して小さいが、ここは2,3人は入れる大きさっつーのが嬉し いっす。「立ちシャワー」が二機あるのもいいっす。

さて、メインの浴槽だが、たくさんジェットの種類がある。ミクロバイブラも 「タコツボジェット」もあるっす。ここのジェットのパワーがやたら強い。 背中をぽかぽか叩かれているような感じがするっす。 そうして薬湯。例のありがた〜い能書きが書いてあるっす。この薬湯も結構広い。

残念ながら壁画はなし。プラスチックのつたがあるっす。天井はやたら高い。

でもって、露天フロ。岩フロの作りになっていて、小さな庭のようなものがあるっす。椅子が2脚。空は隙間からかすかに見える程度。まあ、もう少し涼し い季節になったら、外気に触れるっつー感じになるかもしれんっす。 今日の露天はラベンダー湯になっていたっす。

フロ出ると、喫煙所のTVでは巨人中日をやっているっす。じっと見てると、 向かいに座っていた、いかにも「商店街おやじ風」のオッサンがいきなり、 「今日は星野監督、カッカきてるんじゃねえの、はっはっは。」と話しかけて くるっす。

最後に極めつけ!この銭湯は、新宿区の銭湯のクセに駐車場がある・・・ それもなんと5台分。こんなところ車で来るヤツもあまりいないだろうから、 結構すいていたっす。

っつーわけで、値段がちょっと高めなんだが、総合評価はかなり良い銭湯っす。 星をつけるっす。

帰りは抜弁天でお参りをして、商店街から東京医大を通って2丁目に戻る。 いや〜、新宿もいい街っすねえ。

(1999年8月)


新宿2周目。

そういや風呂入ってなかった…仕事中、まだ日が高いが…考え始めるとたまらんようになってくるっす。「ちょっと外出してきます」と近くの銭湯へ。「ちょっと外出」って何だよ!OL達は「いってらっしゃい」営業カバンに見えるそのカバンの中には…当然風呂道具。

靖国通りを渡り、富久町を抜ける…この辺りになると新宿区も住宅街らしく、っつーか道が狭くて低層の建物が並ぶ。その中に弁天湯発見。っつーか、どこの駅からも遠いエリアだよな、ここ、と思ったが、最近は大江戸線も開通し、若松河田町の駅から5分ほどの模様。巨大煙突、隣はコインランドリー。正面は改装してあるが、その向こうを見ると破風の屋根。

下足板の鍵は松竹。中に入ると完全フロンと形式、このフロント前のロビーがかなり広いっす。サウナ込み料金は1000円…高いな、デフレ時代のイマドキなら相場は700円っつーところではないかな…ま、銭湯で「値下げ」っつー感覚のあるところはほとんど無いだろうしなあ。下足板と引き換えに大小タオル、サウナ札を受け取る。「男湯こっちです」だと…わざわざ言わなくたって…

さて脱衣場へ。お、天井は高く、端が綺麗にカーブになった格天井。立派なものっす。オマケに男女の境には「小人のログハウス風」の大きな柱時計。こりゃユニークだ。ロッカーの鍵は松竹のシリンダ、縦長タイプもあるっす。真ん中に1畳サイズの大きな長いす、HOKUTOWのアナログ体重計。新型マッサージ機。で、隅が喫煙コーナーになっており、ここに椅子とテーブル、TVもあるっす。 4種類のみの小型のドリンク自販機.。

浴室へ。天井高い東京伝統型の2段の天井。おや、これは…記憶にあるのとちょっと違う、こっちは露天は無いようだ…そっか!男女日替わりで、こっちはこの間来た方と違うのか。一般人なら「どうせなら露天ある方が…」と思うだろうが、銭湯マニアにとっては前回と別室に入れてまことにラッキー。だから入る時にわざわざ「こっちが男湯」と言ってたんだな。しかしイタズラで、営業時間中に脱衣所入り口の男女の暖簾をかけかえたら面白いだろうなあ…

島カランは2列だけど、窓側にサウナがあるので一方の島カランは片側のみ。桶はケロリン黄色、椅子は普及型。カランは5角の赤青プラスチック、シャワーともども湯量、湯温OKっす。シャワーがちとぬるかったかな?入り口側に冷温立ちシャワーブースが1つ、最奥部の壁は残念ながら壁画はないけど、タイルが出っ張っててその上に造花のようなものあり、下側に赤外線ランプがついているっす。屋根の張り出した部分に天窓があり、採光は良さそうっす。男女の境の壁には、プリントの小さな絵がいくつか。

さて、風呂だ…主浴槽、薬湯、水風呂とL字状に3槽になっているが、まずは薬湯槽から。丸風呂になっており、42度弱くらいのウォーミングアップ温度、泡になっているっす。漢方の宝寿湯だな。主浴槽は43度くらい、奥にミクロバイブラ、真ん中辺りに背中噴出の寝湯、7穴噴出の座ジェット、後はボディジェッ ト、スーパージェットが2機あるが、位置を上下にずらしてあるのがいいかも。

そしてサウナ…ここは有料スペース、サイドにあるんだけど、中に入ると…なんと?さらに両サイドにドア。なるほど、向こう側は露天&サウナだけど、こっちはスチーム&乾式サウナになってるんだな。まずは温度の低そうなスチームから、こっちが「オスマン湯」と命名されており、六角形状にタイルの椅子。脇から「シュー」とスチームが出ている。温度はソフトだけど、なかなか居心地はいいっす。

乾式サウナはまずまずの広さで、8人くらい入れそうな2段。しっかりTVもあるのは嬉しいっす。砂時計が一つ、上の段に座ると、下の段のオッサンが「上は熱くないかい?」「いや、そうでもないよ」こういうどうでもいいところから始まるのが銭湯の会話っす。サウナを出たら水風呂、二人なんとか入れるサイズ、温度は20度くらいっす。日も暮れてきたんで、段々混んで来た…新宿区だが、結構下町銭湯風情だな。

上がりはロビーでくつろぐが、ここが結構広く、ドリンクもビン牛乳を始めかなり充実。アイスもあるっす。フロント対応もいいし、なかなか好感度の高い銭湯っす。でもサウナ込み1000円は高いよな…結構サウナ入ってる客いたしなあ、この辺の住民、結構金持ちなんかなあ。

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(2004年3月)