2000年10月をもって廃業しました。
場所 西武新宿線 中井駅 徒歩8分
廃業まじかの中井の文化湯にいったっす。中井駅下車、環6の下を通り、坂を上がる。このあたりの坂って、3の坂だの4の坂っつー名前がついているんすね。4の坂を上がるとドンぴしゃりで文化湯の前に出るっす。行灯看板が遠くから見える。入り口は少し通りから奥まったところにあって、隣がコインランドリー。牛乳石鹸暖簾をくぐり、中へ。
（坂に名前がついている）
伝統銭湯が改装されたタイプの、完全フロント型形式。しかしフロントの銭湯が廃業になるのも珍しい。下足の鍵はおしどり。しかしながら、入り口の玄関にはまぎれもなく「今月いっぱいで廃業します」の張り紙。中へ。
（ありゃ〜）
脱衣場は伝統銭湯で天井高し。自販機が一つ、男女の境にTV。なぜかすみにローヤルゼリーの自販機がある。デジタル体重計。テーブルと椅子。たいへん現役な銭湯で、これがまもなく廃業になるっつーのも変な感じ。
浴室へ。むろん天井高い、伝統型2段天井。タイルとかは新しい大き目のタイルで、とても清潔感がある。う〜む、まだまだ全然いけそうなのに、廃業とは…カランは水色プラスチックの6角カラン。シャワーもカランも湯量、温度ともにばっちり。入り口に立ちシャワーブースが2機。なにより、ここは風呂道具を置くスペースがとても広い。桶が余裕で乗る広さ。ちなみに桶は「文化湯」オリジナルの黄色のブラザー桶。ところで、この 「ブラザー」っつーのも良く見るんだけど、どういう意味？やっぱり銭湯入れば皆兄弟？ 「やあ、ブラザー、フワッツゴーインオン？今日のお湯は優しいぜ。」っつーか。
浴槽は2槽式。片方が座ジェットとボディマッサージ。もう一方がバイブラと、あとなんとデンキ風呂。温度はちょい高め、43.5度あるいは44度くらいかな。まずは座ジェットとボディマッサージ。7点式ジェットで、ふくらはぎ噴出が気色いい。
続いてデンキ風呂。ちょっと強めかな？ここのデンキは。とりあえず「ケツ筋」に十分にデンキを当てる。続いて肩まで浸かるが、胸板の筋肉に結構来るので、変な感じ。ここまで来てなぜ心臓には効かない〜？効いたらコワいけど。
壁画は珍しく、満開の桜の木のタイル絵。かつてはペンキ絵だったような雰囲気。男女の境は湖畔系のタイル絵。改装はしているが、建物としては結構古いだろうなあ。修繕費とかも大変なのかもなあ。
上がりは脱衣場で日本シリーズ。すでに勝負あり、今日はW高橋が活躍のようだ。見ると、長椅子を濡らせて座っているおやじがいる。あ”−。銭湯マナーって、絶対年寄りの方がマナー悪いよなあ。
っつーわけで、とても廃業とは思えない現役銭湯だったっす。住宅街の真中だからなあ。かつては有利だったんだろうけど、内風呂時代の今は逆に不利なのかも。しかし、近所の風呂なしに住んでる人間は大変だなあ。
Deep
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（2000年10月）
