万年湯


(2003年3月撮影)

aqua.gif (191 バイト) 場所 JR山手新大久保駅下車、大久保通り東向き徒歩3分

今日はアカシアで遅い晩飯を食べてから、大久保の万年湯へ。 歌舞伎町-コマ劇場前を抜けて職安通りへ。 あっしの新宿ライフは超長いが、それでもこの地帯を夜中あるくのは 若干のきんちょー感が必要っす。 職安通りから大久保通りへ。 このあたりは完全にコリアンタウン&ラブホテルしかないっす。あれー前よりコリアンな店増えてないかい?職安通りのドンキホーテが妙に流行っている。

このあたりの雑多な街を歩くのはなかなか楽しいものであるっす。 チープかつ不良で淫猥な街でわあるが、なんか「生命のいとなみ」を感じるっす。街角でしゃがんでいる男子たちも、ラブホから出てくるカップルも、なんとなくいとおしい(-_-;。 そーかー、サラリーマン臭さがないんだな、このエリアは。 西新宿じゃこれはないわな。 しかしホントにハングルばっかし。日本語もあまり聞かれない。

大久保通りに抜けて、ひょいひょいと通りを歩くと、路地奥に大きな 「万年湯」の看板。マンション1F式の銭湯であるっす。

ここのフロントはちょっと変わっている。普通フロントの左右男女に振り分け だが、フロントが一番手前、その奥に男湯入り口、女湯入り口となっている。 そのまた奥には休憩椅子。 フロントでロッカーの鍵をもらう方式であるっす。ま、場所柄そうか。

脱衣場は普通だが、ロッカーの他に「籠と棚」もある。 脱衣場の真中には椅子と灰皿。

さて、肝心のフロだが・・・うん、実用的なフロっすね。 カラン等はなかなか綺麗である。真中列の鏡上部分に、小さな「荷物載せ台」 があるのは嬉しいっす。 壁画は・・・これはひまわりか?ひまわりにしては真っ赤だなあ。 壁画が花だと、なぜか銭湯っつーより「施設の大浴場」っつー雰囲気がする。 あと、「仕切りつきカラン」が3つ。出口に立ちシャワー1つ。 浴槽はミクロバイブラ、ジェット、デンキ風呂、そして(サウナはないが) 水風呂があるのはこの季節嬉しい。 ここのジェットは替わっていて、円形の浴槽の周辺部分から噴出するように なっているっす。こう聞くと浴槽は大きそうだが、そんなことはない。 まあ、全体的に実用的で悪くない銭湯っす。

帰りは職安通りを明治通りまで抜けてきたが・・・あれ〜?コリアンな店が 前よりかなり増えてないかい? たまには朝鮮系辛料理でも食いにいくすか?>やす

(1999年9月)


新大久保で軽く呑み会があったので、ハネてから久しぶりに万年湯へ。この銭湯は水風呂があったからな…だいたい寒いので、結構キブンは銭湯っす。新大久保駅から3分…4分くらいかな?右手を見ると大きな万年湯と「コインランドリー」とある行灯の看板。


(目立つ看板)

完全ビル銭湯っす。が、まあそんなに新しい訳じゃないよな。珍しく2Fがコインランドリー。自動ドアを開けて中に。下足入れは松竹の鉄板鍵っす。完全フロント方式、ここはフロントで下足鍵とロッカー鍵を交換方式、素っ気無いお姉様に鍵を貰って脱衣場へ。場所柄、盗難も多いのかなあ、やっぱり。脱衣場入り口は牛乳石鹸の最新型の暖簾っすねえ。この辺りだと使い捨ての石鹸類を使う客も多そうだよな…

さて脱衣場、ビル銭湯だけど天井はちょっとだけ高め。フラットっす。ロッカーの鍵は松竹のシリンダ鍵、棚に長方形のプラスチックの籠も 並んでるのは東京的には結構珍しい光景っす。でも、この脱衣場の中に坪庭的っつーか、そんなスペースがあるっす。TANAKAのアナログ体重計。男女の境に、オヤジギャグ的な語呂の米屋の広告があったんだが、思い出せないぞ…

浴室へ。ビル銭湯なんで天井は完全フラットだけど、結構天井高めっす。桶は黄色の無地。最奥部に花柄のタイル。島カランは2列っす。窓際にブースタイプの、ハンドシャワー式のカランコーナー。なんか貴賓席(?)みたいで使う気にならんのだが、ハンドシャワー派はいいかも。後は出入り口近くに冷温両方の立ちシャワーブース。なんとなく構造が珍しいっす。

とりあえずカランに座るが、真ん中のコース、妙に空いていると思ったらこのコースは何とシャワーなし。どうりで?仕方ないのでシャワー付きのカランに移動。カランは茶色の5角、シャワーともども湯量、湯温はOK。カラン上部に置き棚付きっす。客はぼちぼち入ってるけど…何となく、郊外住宅地にある銭湯と客層が違う感じがするっすね。年齢層が…若い…のか?デブ客が少ないのでそう思ったのかなあ。郊外は結構デブ客が多いんすけどね。

さて浴槽。浴室面積に対して、割と広めの浴槽っす。ちょっと変則な形で、浅風呂サイドが手前に出っ張っており、奥に泡風呂スペースと、後は…丸くて8方からジェットが出てる槽。といってもそんなに広い訳じゃないんだが…温度は42〜43度っつーところかなあ。

深風呂はデンキ風呂と座ジェットコーナー、期待したんだけど…あれ?デンキ弱いな…っつーか、これ、デンキ入ってないぞ!?温度は43度くらいっす。しかし深いデンキ風呂だから、デンキ入ってれば、結構まんべんなく身体にあてられそうだったんだが…

後は期待の水風呂、この槽はやや岩風呂風になっているっす。特に冷却は無い模様。それにしても、水風呂はいい!水風呂と湯に交互に入ってると、だんだんもうろうとした感じになってきて気色良しっす。

上がりは電車の時間も無いので早めに出てきたっすけど、フロント前には小さなロビー、マッサージ機も。ここにTVらしいきものが4台も あるのが謎だが…でも一台もついてないっす。もしかして、コインランドリーの監視カメラだったりする?ドリンクもソフトドリンクだけど、 10種類くらい。

上がって新大久保通りに出ると、そこは日本離れしたエスニックタウン大久保、この辺り歩いてると、日本語の方が少ないくらいなんすよねえ。思えばこの街も、かなり以前に足げに通った街だったんだが、変貌が結構激しいよなあ。っつー訳で水風呂グッドな銭湯っす。

(2003年3月)