第一浴場

2001年 廃業しました

aqua.gif (191 バイト) 場所 東急大井町線中延 徒歩8分

ビッグサイトに行った帰り、おや、りんかい線は天王洲まで通ったのか。これは一度乗ってみないと、っつーわけで天王洲アイルまで。へー、天王洲とお台場は海で隔てられてるっすけど、天王洲からフジTVがすぐ間近に見える。さて、でわ品川の銭湯でも行くか。

まずは…新馬場の黄金湯が休業に入ったっつーウワサを飲み屋で聞いたので確認にいく。天神湯の脇を抜けて黄金湯へ…ありゃー、「都合により当分休業いたします」と張ってある。まずいなこりゃ。それにしても、北品川エリアは濃いっす。 細い路地が住宅の間を迷路のように走ってて、さらには共同井戸なんかが小路の真中に。あちこちの住居の軒先には多数の鉢植え。うむー、昔からの東京の街のテイスト。

さらに吹上湯の前を抜け、目的地の第一浴場へ。北品川駅からだと3分くらいかな?この銭湯も入口はレトロ。下足の鍵はおしどり。たまたま人からまきあげた入浴券があったのでこれで払う。別にビル銭っつーわけではないんだが、中に入るとなぜか古いビル銭っぽい。で、番台。男女の境はTV。地元のオッサン衆が結構入っている様子。

ロッカーの鍵はおしどりのシリンダ、ここはたまに見かける、フランス三色旗のような三色ロッカーっす。さて浴室へ。

見かけはかなりボロ銭湯だが、浴室は意外に綺麗っす。ビル銭湯タイプのV字型の天井。桶はケロリン。島カラン一列でここにはシャワーがないんで、センターのカランへ。カランはWAGURIの赤青ボール型。シャワーはSANEIのヤツかな?湯温、量ともによろしいっす。物を置く一段が結構広い。

さて浴槽へ。東京型標準2槽式。今日はラベンダー?紫色の入浴剤が入れてあるっす。他に2穴のジェットが2機、で赤外線ライトが2機。これってどういう効能があるんだろ、と思ってると能書きが書いてある。大森の設備業者っすね、この会社もよくみかけるっす。浅風呂は42度上くらいかなあ。

続いて深風呂側へ。泡になっており、若干温度が高く43度上くらい。壁画は既製品の欧風の山の絵のタイル絵、男女の境はこれまた既製品の魚の絵のタイル絵。

上がりはハチミツレモンの缶。牛乳は残念ながらパックもの、ビールも置いてあるっす。 「しながわ出会いの湯」っつーパンフレットがあるので一枚もらってくる。毎週木曜日にイベントとセットで入浴会のようなものをやっている模様。 が、「参加資格 65歳以上」っつーのがどうも気に食わない。歳寄りだけ集めて、っつーのはどうも不健全だよなあ。役所の予算消化&公衆浴場振興策とセット、っつー感じがどうしてもしてくる。若い人間と年寄りが自然に交流できる企画っつーのはないものだろうか。高齢化社会じゃ、年とってもずっと社会に役立ってもらわないとなー、じゃないとバカにならない年金払ってる現役世代は浮かばれんよ。

帰りは旧東海道を通って品川へ。旧東海道っつーのも、なんか歴史を感じる濃い商店街っす。昔はもっと沢山銭湯があったんだろうなあ。とはいうものの、品川も変わりつつあるなー。


(旧東海道沿いの商店街)

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(2001年6月)