記念湯


(サウナと共同)

aqua.gif (191 バイト) 東急大井町線 下神明駅 徒歩12分 もしくはJR山手線 大崎駅徒歩15分

西品川の記念湯へ。行きは大崎から徒歩で15分ほど。最寄は下神明から12分っつーことっす。大崎からには明電舎の敷地がかなり広がるが、古い工場は壊しているみたいっすね。途中、大崎図書館っつーのがあったので、なんとなく入るが、なんとここで町田師匠の「銭湯に行こう」を発見。これって絶版なんだよなあ。古本でいいから、なんとか手に入らんかなあ。改めて見てみると、やはりいい内容。ペンキ絵の中島師の写真もあるが、今より随分若いのが笑えるっす。


(三ツ木商店街)

さて、アップダウンの多い道、西品川っつーのはなんかボロ家が結構多いっすねえ。戸越銀座の始まり近くに記念湯発見。古めのビル建物、正面に大きくネオンで「サウナ」の字。往年の盛りあがりを想像させるっす。もっとも、今でもかなり盛んな雰囲気っすけどね。ぐるっと一周回ってみる…かなり大きい建物だなあ。てっぺんにかなり太い煙突。が…建物の脇に細い小さな金属の煙突。なるほど、今はメインの煙突は使わないで、こっちを使っているんだろうなあ。


(平和坂、この中に記念湯)

玄関から中へ。どうやら公衆浴場部分とサウナ部にわかれている模様っす。サウナも関心あるが、完全に分離している模様なんで、まあ仕方なくというか公衆浴場部へ。サウナで両方使えればいいんだけどなー。下足入れの鍵はおしどり、サウナ用の下足入れと分離しているっす。入ったところに招き猫とフクスケの縁起もの。完全フロント形式で400円払うっす。風呂グッズも多数販売中。

フロント脇のロビー部分が広大だが、とりあえず脱衣場へ。ビル銭湯だけど古いビルのために天井も十分に高いっす。円の模様になっているっす。男湯側の壁には、昼間と夜の2枚のニューヨークの写真。やはりというか、しっかり世界貿易センタービルも映っているっす。女湯の方は風景写真の模様。さらに、ロビー上部の壁は宇宙の壁画になっているっす。ロッカーの鍵は松竹のシリンダ錠、縦長ロッカーもしっかり。あと、プラスチックの籠も積んであるっす。多分、「わしゃ籠じゃないとダメじゃ」っつー、籠マニアもいるんだろうなあ…


(この巨大な円は何を意味しているんだろう…)

さらに浴室との間のガラスの上部が、例の水中目バリ裸婦のガラス、なんとこの銭湯、女側と男側に8人もいて、それぞれ別のエロポーズを取っているっす。あと、この銭湯、トイレが脱衣場の中のヘンな場所にあるっす。説明しずらいが、柱のような構造物がトイレ。ONO SCALEのアナログ体重計、センターにはゴザの引いてあるテーブル型の椅子と灰皿。

さて浴室へ。ん〜、結構広い浴室だなあ。っつーか、かなり充実の銭湯、ここの隣湯は屋上露天で有名な宮城湯だし、品川区のこの辺りは結構激戦区なのかな?天井は十分に高く、ゆるいアーチ型。3色の縞模様に塗り分けられているっす。さらに壁画。最奥部に欧風の湖畔の王城のモザイクタイル絵。男女の境の壁には、奥の方に帆船のモザイクタイル、手前側にタイルに書かれた、リゾート地にヨット、っつー感じのタイル絵。この銭湯、裸婦ガラスといい、宇宙船壁画といい、壁画ものにかなり力を入れているっすね。

桶はケロリン、椅子は普及品だが結構丈の高いもの。島カランは1列っす。これがまた、結構混んでるっす。空いているカランをしばし探す。カランは銀色の6角のカラン、湯量、湯温ともに申し分なし。桶をおく段が少し高くなっているっす。あと、浴室の中に「置き棚」があって、混雑時に風呂道具を置けるようになっているっす。これって結構大事だよな。ないと、どうしてもカランのところに置くしかないもんなー。あと、冷温の立ちシャワーブースが3つ。

さて風呂入るかー。まずは外に出た露天部分に向かう。なお、露天は男湯のみっつーことっす。かなり広めの露天岩風呂。屋根がかかっているけど、天井も空いていてこの時期外気が心地いいっす。温度は42度くらい。外にはチェアが3つほどあり、休憩が可能になっているっす。この銭湯、結構ガキが多いなあ…子供の多い銭湯は活気があるっす。露天はかなり広め。

で、内側の主浴槽だけど、この銭湯、かなり浴槽面積を広く取ってあるっす。Uの字になってて、3槽分離、端から高温槽、主浴槽、低温槽と温度の違う浴槽を用意してあるところが嬉しいっす。センターの主浴槽はかなり広く、あと奥が全部寝湯スペースになっているっす。そのうち半分がジェット付き、ボタンで動作するようになっているっす。温度は42〜43度くらい。

低温槽は41度くらいか。浴槽内に段があって、ここに座ると丁度首まで浸かれるようになっているっす。低温槽が一番人気があるみたいだなー、年寄りも最近はぬる湯の方が好きみたいだな。で、高温槽、デジタル温度計表示が45.2度を指している…う〜ん、素敵。やっぱり、熱い湯の槽が一つあるだけで、気分的にも全然違うっす。あと、高温槽にボタンが付いていて「ご自由に調整してください」とある…いったいどう調整するんだろうか?ターボボタン?既に45度以上あるのに、これ以上上げられるんだろうか?なんかやっちゃいけないような気がしてボタンを押さなかったが、気になる…

それから、この銭湯なんとしっかり小さな水風呂まであるっす。これは大変嬉しいっす。温度もキリリと冷たい…おそらく18度くらいかな?いろんな浴槽に入って、水風呂で冷まして、露天の脇で休憩、さらにまた浴槽めぐり。結構気合が入るっす。

あと、露天脇に森林浴槽があるっす。密閉されて蒸気がこもるようになってて、簡単なサウナみたいなものっす。温度はさほど高いわけではないけど、なんども浴槽に入ってると、これが意外に効き目があって汗が結構出てくるっす。さらにこのコーナー、打たせ湯もあって嬉しい。一つは2筋の強力な噴出、一つは自然落下系の4筋、一点に湯が集まって落ちてくるようになっているっす。温度は42度弱くらいかな?あと、フェトンチッド噴出機の効き目が結構強くて、爽やかな香りに満ちているっす。

っつーわけで、いい銭湯だったんでたっぷり1時間は入ったかな…上がりはロビーで…このロビーがまた強力!大型のスクリーンのTVに、正面向いて椅子が沢山並んでいるっす。新型マッサージ機が2、旧型が2機。さらに寝 マッサージ機。あとはお釜っつーか洗脳機型のドライヤー、ふとみると洗脳中の女の人がいる。これ使ってるところ初めてみたなー。なるほど、ああやって使うのか。


(なかなか良さそうなロビーでしょ?)

さらに子供の玩具っつーか、オートバイ型と自動車型の「乗りもの」。エアロバイクもあるっす。っつーわけでかなり広いロビー。あとはドリンク、こちらも充実。ビンものも多数、ビールもあるっす。あっしはタワーラムネ80円を賞味。っつーわけで、かなり充実の銭湯っす。

帰りは戸越銀座まで、商店街をずっと歩いてみるっす。駅まで15分くらいかな?途中回転すし屋に寄って、ビールと回転寿司。これが旨かったなあ、もちろんオール100円で安かったし。「ドラフトマスターのいる店」って、やっぱりビールがうまいっす。


(ロビー上部の宇宙の壁紙)

(こちらはニューヨークの夜景、
今は亡き世界貿易センタービルも)

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(2002年3月)