松の湯


(なかなか立派なたたずまい)

aqua.gif (191 バイト) 地下鉄 中延駅 徒歩1分

中延の松の湯が素晴らしいっつーことなんで、中延まで。地下鉄の中延駅を降りて1分ほど、屋号入りの巨大煙突を発見。もともと立派な破風造りだったようだが、玄関は改装されているっす。破風の小屋根がほとんど隠れてしまっていて、ちょっともったいないっす。入るといきなり玄関脇に、ライトアップされた坪庭。なかなか素晴らしいっす。


(中延東口商店街)

下足板の鍵は松竹…これが混んでるなあ。中ほどの高さの鍵がほとんどないっす。中に入ると完全フロント形式、フロント前にはかなり大きめのロビー、サウナ代300円を合わせて700円払うと、バスタオルの入ったバッグ、引っ掛けキーを貸してくれるっす。


(入り口にあった坪庭、すばらしい)

暖簾をくぐって脱衣場へ…お?牛乳石鹸の2003年冬モデル?新しいデザインの暖簾が出回り始めているようっす。脱衣場天井は高い伝統形式だが、なんと天井に空の壁紙が張られているっす。一瞬、空色の天井がヘンな感じではあるが、これはこれでいいかもねえ。ロッカーの鍵は松竹の新しいシリンダ、おや?どうやらサウナ専用の縦長ロッカー、リストバンド鍵があるようだが、どうも混んでて足りてなかったのかな?いずれにしても、脱衣場は大盛況、開いてるロッカーを探すのも大変っす。ロッカーの大きさも3種類あるっつーのが面白い。中段付きの使いやすいロッカーっす。脱衣場、なかなか綺麗にしてあるっす。それにしても混んでる…

隅に休憩スペース、新聞なんか置かれてるっす。戸の向こうは庭、なかなか素敵かも。HOKUTOWのアナログ体重計、大塚の自販機。天井から6羽根の扇風機が下がり、ゆっくり回っているっす。さらにシャンデリア。この扇風機、新しそうだが、改装時にわざわざレトロ風なものを導入したのか?あとTVも設置。

さて浴室へ。改装されて、かなり新しく、明るい浴室だが、まぎれもない天井高い2段の東京伝統タイプ。そして…最奥部にまぎれもない富士山の巨大なペンキ絵、しかも男女ブチ抜きタイプっす。素晴らしい。早川師による富士川からのショット、下は渓流っす。

島カランは2列だが、一番窓側のコースは浴槽側になっており、カラン無し。桶と椅子は普及型、カランは最新式?円筒タイプのもの、日の丸扇子マークがあるから、これはWaguriなんだろうか。シャワーともども湯量、湯温絶好調。出入り口近くに冷温のハンドシャワー側立ちシャワーブースが一つ、あと戸の近くに腰の高さのハンドシャワー、足洗い用?

さて浴槽だ…かなり充実の浴槽群、さてどこから入ろうか…まずはぬるそうな薬湯槽でウォーミングアップ、今日はペパーミントの緑色の湯、思った通りぬるめで40度強。次は…やっぱり露天だな。二重ドアを開けて外に出ると、これがまた素晴らしい露天。オープンスペースだが、浴槽の上には屋根が出っ張っているので、雨の日もゆっくり入ることが出来るっす。しかも、かなり広い岩風呂。泡がポコポコ。温度は低めで40度強っつー辺り、脱衣場外の庭が露天からも見えるっす。長いすが一つ。あと、小さな槽が一つあるが、思った通り「足踏み」槽、一部は小石になっており、もう一部は竹状に丸く連なっているっす。

主浴槽へ。基本的に1槽の周辺イロモノ、温度は42度くらいっす。まずはデンキ風呂、デンキはまずまずの強さだけど、電極間スペースが広いので場所により強さを調節できるっす。その隣が浮き風呂、下から8点のジェットで身体が浮き上がるっす。これもまた気色良し。

中心部はバイブラになっているっす。あとは一段下がった深風呂部分になっており、スーパージェットとボディジェット、いずれも噴出好調で、設備に関しては言うことなしっす。

続いてサウナへ。これまた12,3人は入れそうな広く明るいサウナ、サンエンジニアリングの最新型のロッキーサウナ、たまに湿気を補給している低温系のソフトなサウナっすね。温度は80度弱、TV付きが嬉しいっす。5分計が一つ。サウナの後は水風呂、この水風呂も広く深いっす。温度は20度くらいっす。

っつー訳で設備的には文句なし。脱衣場にお姉様が来てモップ掛け、メンテも良さそうっすね。上がりは時間が無いのでサクサク出てきたが、このロビーがまた感じがよろしいっす。ドリンクはビン牛乳、ビンラムネほか、ビールや缶チューハイなんかも。設備は上々、おまけに天井の高い、巨大富士山のある伝統銭湯、いうことなしで星二つ付けとくっす。銭湯初心者を連れていって、銭湯を好きになってもらうのには、絶好の銭湯っす。


(これは後日撮影、昼間の光景)

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(2002年11月)