豊湯

（ゆたか商店街の豊湯）

地下鉄 中延駅 徒歩7分 または 東急 戸越公園駅 徒歩5分

中延の豊湯へ。地下鉄中延からだと徒歩7分くらい、戸越公園からだともう少し近くて5分くらいの模様。中延から商店街を通り、松の湯の前を通ってさらに少し行くと、ゆたか商店街。これまた下町商店街の雰囲気、交番の警官が買い物帰りのオバちゃんらと立ち話、おそらく世間話をしているっす。近頃珍しい光景。この角からちょっと歩くと豊湯発見。

（中延東口商店街を 抜けると…）

（ゆたか商店街）

玄関は別段なんということない、昭和の銭湯の雰囲気なんだけど、幅からみて大型銭湯の雰囲気が漂うっす。煙突上部にはなんか網っぽいものが張ってある…なんだろう？すす拡散防止かな？オリジナル暖簾。中に入ると、下足入れが両翼に広く広がるっす。大型銭湯だなこりゃ、下足板の鍵はSAKURA-G。

中に入ると、低いフロント的番台。それにしても広い銭湯だなあ…脱衣場天井はかなり高いっす。男女の境にはTV、脱衣場が広いので、真ん中にテーブルを長いすで囲んだ休憩スペース。新型マッサージ機。ロッカーの鍵はSAKURA�Vのシリンダ錠。浴室入り口に金魚の水槽が置いてあるっす。

浴室へ。これまた広い浴室、天井は高いけど、珍しいことにアーチ型になって真ん中にいくつかの湯気抜き。島カランは2列、どれもシャワーはなし、鏡があるのも1列だけ。両サイドのカランにはシャワーがあるっす。入り口近くに立ちシャワーブースが二つ、片方は温のみのハンドシャワー、もう一方は冷温の固定。桶はケロリン黄色、緑椅子。カランは6角の水色&ピンク、湯の方が若干ぬるい…しばらく押してると熱くなるっす。やっぱり配管も広いせい？早めの時間のせいか、客は70過ぎたような爺さんが多いっす。

男女の境には、欧風の王城、湖畔、連峰のモザイクタイル絵。そして最奥部の壁には…富士山のペンキ絵、中島師のものっす。手前が湖畔だから裏側辺りからか？湖に端に松、あっさりした絵で、これはこれでなかなか。中島師の絵のポイントはヨットっすね。

さあて、広い銭湯だが…浴槽は最奥部に3槽。一番端が薬湯槽、今日はじっこうの薬湯、泡風呂になっており、湯内赤ランプ。温度はまあぬるめで、42度強っつーところか。真ん中と一番内寄りが白湯槽だが…まず真ん中。石の入った檻から湯が落ちているっす。これがまた早い時間のせいか…熱い！45度以上あるんでないの？そのまた隣が７点の座ジェット2機、これも同じくらい熱いっす。うむ〜…とずぶずぶ身体を沈める。何度か入るうちに、段々慣れてくるっす。

で、風呂にじっと入ってると爺さんも入りにやってくるが…「うわっ」と入れない。埋めたそうだが…多分、この爺さん常連なんだが…誰も入ってない浴槽を埋めるのはそんなに問題ないんすよね、黙って誰かが入っている浴槽を、敢えて埋めにくいのが男湯の世界。「よくこんな熱いの入ってられるよ〜」と言いながら薬湯槽へ向かう。ま、もうちょっとしたら出るから、そしたらゆっくり埋めてね。

上がりはビンのヨーグルト110円。その他ビン牛乳など。それにしても広い銭湯、品川区は大型銭湯が結構多いっすね。街も東京下町だし…東京って、高層ビルやオシャレなイメージあるけど、実際はこういう下町系が沢山寄せ集まって構成される街なんだよな。

（隣にあった加賀屋）

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（2002年12月）