弁天湯

2002年2月25日をもって廃業しました

aqua.gif (191 バイト) 場所 京王線 代田橋駅 徒歩10分

杉並区和泉の弁天湯へ。代田橋駅から商店街を北上、徒歩10分ほど。この辺りの商店街も古いっつーか、昭和の香りを残した商店街っすね。が、ところどころ抜けたように駐車場になってたりマンションになってたり。それにしてもこの都内駐車場化現象っつーのはなんなんだろうね。人間に住まわせたより、車に住まわせた方が儲かるっつーことかい?

で、これまた貫禄ある乾物屋の前を折れるとすぐ巨大煙突発見。正面がコインランドリーになっている。脇に回ると廃材が積み上げてある。ポスターが正面に。んー、今日は杉並区はレモン湯企画か。しかし何で2月11日に銭湯企画をやるんだろう。世田谷区はスピードくじだったし。


(これまた貫禄ある乾物屋)

(廃材の向こうに煙突)

下足の鍵は松竹錠、んー、あまりぱっとしない銭湯だけど、下足入れが3桁台まであるぞ。フロント形式、フロント前にはかなり広いロビー。ここは鍵をフロントで受け取るタイプっす。さて脱衣場へ。

脱衣場も椅子に灰皿等の他は取りたてて珍しいものもないっす。天井は高く、上から巨大扇風機が下がっている。半自動ドアから浴室へ。

これまた大型銭湯。島カランは2列、センターから766668っつーかなり収容力のある銭湯っす。さらに出入り口近くに立ちシャワーブースが二つ。さらに壁画は男女フブチ抜きの巨大富士山。戸田からの光景、やっぱり西伊豆からは海が入るし好まれるアングルっすね。壁画の下には広告が結構入って いるっす。

無地の黄色桶を持ってカランへ。で、なんとこの巨大銭湯にあっし以外客がいない…王様なんだが、なんかちょっと寒寒とした感じがしないこともないっす。カランの湯がちょっとぬるいかな?シャワーや湯量は問題なしっす。さて浴槽。

浴槽は標準的な2槽式、片方にバイブラがついてて、もう一方は座ジェット3機。かなり広い浴槽っす。湯温は43度くらい。まあしかし、何といっても今日はレモン湯、メッシュに入ったレモンが両方の浴槽に浮かんでいるっす。それほど強力にレモンの存在感を感じなかったが、それでもいい感じ。座ジェットは足裏、ふくらはぎ噴出もあって気色がよい。

ふと天井を見ると…これがえらい変わった天井。湯気抜き部分が東京2段型ではなくって、幅広の8角形で高くなっている。これは珍しい。浴室と脱衣場の境の大きな柱(あれってなんか名前ついているんすかね?)もタイルで覆われており、貫禄十分。浴室から釜場へのドアも、アーチ型にタイルがふち取られているっす。

しかし、なあんか寒いんだなあ、客がほとんどいないっつーのが理由かなあ。あっしの後に二人ほど入ってきたが、それにしてもこの大型銭湯では寂しい。上がりは広いロビーで野菜ジュース、ここは自販機が2台あるっす。ロビーのテーブルの下には何冊か週刊誌。

ブチ抜きの巨大富士山といい、悪くないんだけど、なんか東京の銭湯の衰退を象徴するような銭湯だったっす。杉並のこの辺りも、昔は風呂なしのアパートが沢山あって、この広い銭湯が人で埋まった時代もあったんだろうなあ。そういや、大学の地方移転とかも関係あるのかな?

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(2001年2月)