高円寺浴場

この銭湯は2000年3月27日をもって廃業となりました。

場所 JR中央線高円寺徒歩7分

高円寺浴場がまもなく廃業と聞いて、昨日はたまらず高円寺へ。しかし満員電車で風呂屋に行くっつーのもなんだかなあ。高円寺駅南口からPAL商店街を徒歩で7分ほど、アーケードが切れたあたりっす。

ここはイカにも「大衆浴場！」っつー風情の銭湯。特に目立った設備は無いが広いし天井高い。幅広な銭湯っす。設備は古し。当然番台。余計なものなし。

浴槽は2槽で片方が泡で片方にジェット2機。本日は薬湯であったっす。オレンジ色の漢方系っすね。温度は42度強くらい。ゆっくり入れる温度っす。

壁画は巨大油絵で平成10年の田沢湖っつーこと。天井はやたら高いが、かなりカビがきていて木がはっきりわかるっす。

ううむ浴場。大衆浴場。客は多めで、10人くらい入っている。ここも全盛期はこの大きな風呂場が一杯になったんだろうなあ。目を閉じるとカランが全部一杯で黙々と桶で身体を流す野郎たち、その合間をぶつからないように歩くオッサン、脱衣場でせわしげにステテコとラクダシャツを脱ぎ捨てる爺さんたちが浮かぶようっす。

男湯女湯のしきいのタイル壁には、赤黒の鯉の絵。シャワーの湯がかなりぬるいのが残念。上がりにはビン牛乳が一本だけあったので、即これを飲む…無くならないで良かった～、と思ってたら、番台の親父さんがどこからか追加の牛乳を2本だけ運んでくる。うむ～商売上手。(-_-;

表に出ていた建築計画を見ると、着工は1/15とのこと。滑り込みセーフかな？8階建てのビルになるんだって～。まあ一等地っすからねー。

帰りは、次回訪問予定のニュー宮下湯をチェック。ここはサウナと連携の銭湯かー。

（1999年12月）