桃の湯

aqua.gif (191 バイト) 場所 地下鉄 中野富士見町駅 徒歩5分

杉並区、中野富士見町の桃の湯が近日廃業するらしい、っつーウワサを聞きつけて、さっそく桃の湯へ。中野富士見町下車…ああ、この街は立正佼生会の街なんだな…あちこちに施設が並ぶ。駅から徒歩5分ほど、桃の湯の煙突発見。

見たところ、立派なちゃんとした銭湯っす。看板も目立つ。隣はコインランドリー、ただ…正面には確かに建築計画の札。3月20日着工となっているっす。っつーことはあとわずかか。集合住宅っつーことはマンションになるらしい。

下足板のメーカーはおしどり。完全フロント形式、小ギレイなフロントっす。さらに木の椅子になっているロビー、TV、入浴グッズ用の棚、ドリンクケース、アイスのガラスケース、さらにガラスの向こうには小庭。文句のつけどころのない銭湯っす。スチームサウナがプラス200円となっているので、400円プラス200円を払うとバスタオルを貸してくれるっす。

さて脱衣場…これまた文句無し。天井は高い格天井、端がカーブ処理されている伝統的なもの。ロッカーの鍵はおしどりのシリンダ錠。真ん中に丁度1畳の畳になった長いす。KEIHOKUのアナログ体重計。全く文句無し。

浴室へ…これまた文句なしなんだなあ。桶は温泉マークの入った黄色桶。天井は高い大型銭湯、天井部分に模様があるっす。ところで天井に模様があるところって多いけど、なんか意味あるんすかね?島カランは2列、すなわち大型銭湯。1列は片側だけどね。カランは水色のWaguriの5角、シャワーもWaguriのもの。湯量、湯温文句なし。すなわち文句無しづくめ。入り口近くに立ちシャワーブースが2機だけど、これは水風呂がないためのサウナ用だろう。

浴槽。これも東京大型銭湯的な、奥に3槽並ぶもの。一番センター寄りが軟水槽で、浴槽がやや岩風呂風のタイル。温度は43度くらいっす。残念ながらあまり軟水パワーは感じられず…手を抜いてるかな?あとは浅風呂と深風呂、浅風呂はバイブラでこれはかなり強力、深風呂は7点式の座ジェットが2機、これまた快調に動作中。温度は42〜43度っつーあたりだろうなあ。さらに壁画。大きな見附島のペンキ絵。なお、男女の境にはそこそこ広告が並ぶっす。

サウナへ。温度表示は50度弱っつースチームサウナ、L字型の椅子で5人くらいのサイズっす。こちらも何の問題もなし。スチームの後は立ちシャワー、この立ちシャワーは冷温両方、しかも冷温両方のボディジェットまで付いているっす。しかも…勢い十分に良し。気色も良し。

要するに、必殺技はないけど、どこも文句をつけようもない東京教科書型の銭湯。上がりにロビーで三ツ矢サイダー、これまた木の椅子の座り心地が良く、おまけにフロントの親父の対応までGOOD。うむ〜?これが廃業か…貧乏父さん、金持ち父さんっつー本があったが、やっぱり「貧乏銭湯より金持ちマンション経営」なんだろうかなあ…

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(2002年1月)