曙湯

aqua.gif (191 バイト) 場所 地下鉄浅草駅 徒歩15分

土曜日は銭湯パラダイス3回目、日本堤(要するに山谷だな)のディープな廿世紀浴場を見学。シブすぎる。ここは見学のみ。なぜか吉原のソープ街を見学、美術館員のT氏の遊郭建築の解説を聞く。(-_-;

さて、浅草方面に下がり、浅草寺裏の曙湯へ。ここも「ザ・銭湯」っす。正面入り口…あまりにも偉大な銭湯建築。唐破風造り。しかも藤の木が正面にしげる。立派だ。台東区の街角百景にも選ばれたっつーこと。瓦が立派なのだが、角になぜか「鳩」の瓦が。他に彫り物。


こんなとこに鳩が

彫物とかもポイント

営業前なので、男湯女湯両方を見学。クラシックな正面と違って、中は現役バリバリ色のする銭湯っす。石灯籠つきの立派な庭がある。これは男湯女湯両方。内部にも檜の一枚板などが使われており、重厚な銭湯っす。

さて、営業開始時間の3時10分となった。速攻で番台に400円払い、中に突入。十数人いる見学メンバーを押しのけ、バシャバシャと掛け湯をしてから、やったー、一番湯だ〜!脱衣場の向こうで、「もう入っているの?」と皆笑っている。2番目に入って来たのは、やはり2000湯マンのS氏であった。やはり一番湯の価値はマニアでないとわからない。

浴室は極めて現役な造り。清潔っす。シャワー付きカランは両サイド、島カランはシャワーなし。天井はもちろん高いっす。が、この天井、白や水色、オレンジなどに縞に塗られているタイプ。重厚な銭湯だが、こんなところはご愛嬌っす。壁画が例の竹林の壁紙なのはちょっといただけない。

メインの浴槽は2槽式、片方ジェットの片方泡風呂の一般的なもの。が、浴槽 全部が直線でなく、少し波打ったカーブになっているのが特徴的。さて、曙湯 の湯は熱いと聞いていたが…44度。熱いことは熱いが、期待して一番湯に入った割にはちょっと調子はずれ。46度を期待していたのだが。まあいいか、いい湯っす。

他のメンバーは44度でも「あちー」となかなか入れないでいる。もちろん2000湯のS氏は涼しげな顔。44度は「我慢した」っつー感じが足りないんすよねー。 45度を超えると、我慢しながら入っているっつー感覚になってくる。これってマゾ系?いや、銭湯に修行の感覚を求めるのも、いかにも銭湯マニアかも。なあ、やす&DeepAcid。

特にイロモノ系もないので、何回か風呂に入ってあがり。上がりは、これまた古いレトロな円卓でビン入りリンゴジュース。いや〜風呂上がりのリンゴジュー スは美味しいね、なんて話をしながら一服。「女湯の方はどうなっているんだろうか?」「見たいよねー」「身長が3メートルくらいあったら、自然に覗けるのに」とかバカな話。

で、書き忘れたが、ここの玄関の番台の裏側、傘入れで陰になっている部分に見事なタイル絵があるのであった。傘入れをずらして見せてもらう。しかし、なんでそんなこと知っているのだ?>町田師

さあて、風呂も上がったから、これから浅草で大宴会だ〜。同志と銭湯を語り まくるぞ!

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(2000年6月)