宝泉湯


(まあ近代銭湯というか)

aqua.gif (191 バイト) 場所 地下鉄入谷駅 徒歩5分 または JR鶯谷駅 7分

アメ横まで行く用事があったので、ついでにといってはナニだけど、入谷の宝泉湯へ。入谷駅下車5分ほど。鶯谷からも7分くらいかな。途中、まだ行っていない快哉湯を覗いてみるっす。うむ〜、さすがに貫禄ある、昭和初期の建物。二つ並んだ小屋根が特徴的っす。それにしても、こんな場所でよく空襲から残ったものだなあ。早いうちに行っておこう。


(快哉湯、上部二つの小屋根が珍しい)

(近くにあった神社)

っつーことで、本日の目的地の宝泉湯へ。うぐいす通り商店街の交差点に立つ、ちょっと銭湯には見えないような近代的なビル銭湯。入り口も明るく、熱帯魚の水槽がガラス代わり。下足の鍵は松竹の鉄板鍵。完全フロント形式、フロント脇には広いロビー。サウナ200円っつーのは安くていいっすねえ、600円を払うと下足鍵と引き換えにリストバンド。


(うぐいす通り)

さて脱衣場へ。脱衣場は完全禁煙の模様。ビル銭湯的、さほど天井高くない脱衣場。ロッカーの鍵は松竹錠。案の定、中高年の親父中心で賑わってるっす。雰囲気、言葉ともにいかにも東京人の銭湯。なぜかわずかに丸籠があるっす。

浴室へ。この銭湯、建ててからまだあまり経っていないみたいっすねえ。天井はフラット、高くはないけど、ビル銭湯の中では高めの方だろうなあ。島カランは1列。桶はケロリン、これが結構新しい目。カランはWaguriの茶色、湯温、湯量ともにばっちりOKっす。もう11月で、外はかなり寒いんだけど、浴室は相当暖かいっす。

この銭湯の第一のポイント、それは最奥部の白黒のチップタイル絵っすね。何と!ビーナス生誕のあの有名な絵。裸婦は裸婦でも、これは格が高いなあ。っつーか勝手に「生誕」にしてるが、ビーナスって貝から生まれたんかい!?

さて、なかなかバリエーションの豊富な銭湯、まずは奥にガラスで囲まれた薬湯&ミスト。今日は真っ白の「乳白泉」って、そのままやんけ!岩風呂風になっており、3人サイズ。温度はかなりぬるく、38度くらいかなあ。壁からミストが噴出中。この位の温度だと、みんな長湯してるよなあ…っつーか、入谷といえば典型的な東京下町、下町といえば熱い湯にさっと入ってサクサク上がる…と思ってたら!この銭湯、結構スーパー銭湯的な要素が強いせいか、みんなたら〜っと長湯だよ。風呂に入っている顔ぶれがあまり変わらない…みんな1時間くらい入っているんでないの!?「早湯」はもしかして、気質の問題じゃなくって、単に銭湯の湯の温度が高かったからなんではないだろうか?

続いては主浴槽、こっちは43度くらいっす。端からボディジェット、あとは7点式の座ジェット。いずれも噴出が良好、特に座ジェットはふくらはぎにビンビンにクルっす。その隣がミクロバイブラ。奥に行くとデンキ風呂、コーナーに電極がL字についているタイプだが、これがまた結構デンキが強いっす。関西ほどではないが…電極が結構上にあるので、肩甲骨辺りまでデンキに当てることが可能っす。

さてサウナ。乾式サウナで6人余裕で入れるっす。砂時計が二つ、温度は105度とちょっと高めっす。残念ながらTVはなし、中で有線の演歌?が流れているっす。なかなか気持ちのよろしいサウナ。サウナの次は水風呂、これも3人サイズでまあ広め、温度は20度強くらいかな。あと、サウナ出たところに冷温のハンドシャワーがあるっす。結構気色の良い銭湯、設備充実、思わずあっしもいろいろと「周遊」を繰り返して、結構長湯。

上がりはフロント前のロビーで缶ジュース、ビンものがないのは残念だが、牛乳をはじめソフトドリンクはそろってるっす。アルコールは残念ながらなし。新型マッサージ機が2台。あと…ここの番台の親父、ロビーのTVみながら大声で「ガハハハ」と笑いまくり。笑うかどには福か?

っつー訳でかなりいい銭湯っす。スーパー銭湯派は満足できるのではないだろうか?お薦め。


(銭湯全景)

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(2002年10月)