今戸温泉

2001年10月14日をもって廃業しました

aqua.gif (191 バイト) 場所 地下鉄浅草駅 徒歩15分

浅草の今戸温泉に行ったっす。浅草駅から徒歩15分くらい、馬道通りをまっすぐ行き、途中川方向へ。交差点の角にあるっす。でーんと巨大煙突、町屋風の建物。なぜか建物のあちこちに「湯」だの温泉マークだのデコレーションがついているっす。


(浅草といえばコレ)

下足の鍵は松竹錠。中に入るとロビーと自動販売機…で、フロントのあるべきところにフロントがない。男女分かれた入り口をくぐると、なんと番台であるっす。完全にフロントっぽい入り口なのだが、なんでわざわざ番台に…やっぱり防犯とかそういう意味?

さて、今日はタオルを持ってこなかった。サウナ付きの銭湯ならまず貸しタイルは置いてあるだろう。料金表を見ると、サウナ用貸しタオル100円とある。これこれ、でもこれって、サウナ料金100円っつー意味だろうか。どうもタオル代100円と見える。

番台で「小さなタオル貸してください」というと…どう解釈されたのか、どう見ても客の忘れ物のようなフェースタオル、しかも使用済み濡れているのを無料で貸してくれる。あの…100円払ってもいいから、普通の貸しタオルがいいんだが…そんなに貧乏人に見えたか?

とりあえず脱衣場。ロッカーは松竹の普通のタイプだが、これがかなり混んでいる。下の段のロッカーがわずかに空いているのみっす。うむ〜、日曜の夕方、一番混む時期だしなあ。脱衣場の天井は高く、格子で鳳凰らしい絵が書いてあるっす。

浴室へ。なかなかええ感じの大型銭湯、タイルは大きめで清潔っす。カランがこれまた混んでる。桶はケロリン、なんか若干小さめのような気もしないこともない。カランは水色6角の扇マークのついたもの、シャワーも水色のノブ。温度、湯量ともにぐーっす。浴室男女の境は町屋風?になっているっす。

天井高い2段型だが、特に壁画等はないっす。で…浴槽が脇に並ぶのだが、その向こうがガラス越しに綺麗な庭園になっているっす。で、その中に…露天風呂。すばらしい!なお、この構造は男湯のみ。これも理由がありそうでねえ、露天のすぐ向こうはもう通りっつーか交差点なんすよねえ。塀をひとつ隔てて道路だから、ちょっと女湯は難しいかも。たとえ交互でやったとしても。

さて、まずは主浴槽へ。44度上の熱めの白湯。浴槽のふちは全部木になっている。センターがバイブラ。脇に座ジェットと寝ジェット1機ずつ。寝ジェットは足裏があって気色がよいっす。壁画は特になし、茶色の模様の入ったタイルになっているっす。温度計の表示は…50度。

主浴槽を抜けたところに露天に行く道があるっす。庭を抜けて、屋根付きのすばらしい露天へ…おお、池、そしてたくさんの鯉が泳いでいる。灯篭もあって、植物もいろいろ植えてあり、和風の雰囲気たっぷりの露天っす。さすが浅草!

露天は屋根付きの岩風呂になっている。温度は43度強だなあ。岩から湯が流れるが、しっかり狸の置物、そして金色の蛙。この露天は都市の中だがとてもいいキブンっす。鯉も見れるし。「湯には塩素系の消毒をしているので、水滴を池にたらさないでください」とある。まったくだと思うが、鯉には悪くて人間には悪くないのか?庭の隅には廃材が山と積まれているっす。なお、浴槽には備長炭らしきネットが沈めてあるっす。

さて、次はサウナだ。なんとサウナ無料!すばらしい。サイズは6人きっちりサイズ。今日は混んでいる。サウナの次は水風呂。この水風呂もなかなか広いっす。しかも泡になっているので、体感温度が下がるっす。

上がりは脱衣場でりんごジュースを飲みながら一服。ビン牛乳ももちろん 売っているが、「コーシン牛乳」っつーみなれないブランド。ふと上を見ると、脱衣場の一部、サウナ設置のための出っ張りになっているが、この上が瓦の屋根になっている。

で、この銭湯でもサイン発見。水戸泉…たけし軍団…お!?町田忍師のサインも。1994年1月、1127湯め、とある。ううむ、ずいぶん先行しているなあ。しかしあっしも、銭湯研究のため銭湯でバイトするほどの根性ないよ…


(並ぶサイン色紙)

っつーわけで、サイコーの庭&露天風呂の銭湯っす。しかも400円ポッキリ。浅草も偉大だ!帰りは今戸のバス停から東京八重洲口行きのバスで帰るっす。


(夜の外観)

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(2000年11月)