燕湯


(2003年2月撮影、これがかの有名な燕湯)

aqua.gif (191 バイト) 場所 JR御徒町駅 徒歩5分

船橋に商談で行った帰り、総武線に乗ってるとあっちこっちに高い煙突が見える。千葉のこのあたりも銭湯多いのか…中央線もそうだが、こうして煙突がたくさん見えると征服欲をソソられるものっす。

秋葉原で時計を見るとお昼頃。よし、燕湯も近いし昼飯食べて軽く一湯浴びるか。そういや最近夜遅くて風呂屋行くヒマなかったからなあ。

御徒町で降りて秋葉原方向にてくてく。たしかこの辺りだったような…あったあった、高い煙突。ビルに挟まれているので、やや煙突が見つけにくい。が、でーんと東京の朝湯、燕湯っす。AM6:00から20時まで営業中。

脱衣場浴室ともに天井高い、番台型の伝統銭湯っす。番台で小シャンプー、リンス、石鹸を買う。もちろん手ぬぐいは常に持ち歩き。(^o^) 脱衣場のロッカーは広めなので、旅行の途中に立ち寄るにも いいかもしれんっす。番台のお姐さんはいい感じ。昼時にかかわらずかなり混んでいる。爺さんと水商売系(?)が多いようである。

さて、昼風呂はサクサク入るか、と早速中へ。ここもデーンと伝統的富士山壁画っす。富士山のサイズがちょっと小さいか。他と違うのは、壁の半分くらいが「岩風呂」になっていることである。 これは昼の柔らかな日差しと相まって、風情があるなあ。

風呂屋自体は時代物だが、洗い場周りのタイルは改装してて清潔であるっす。燕湯の温度は極熱と聞いていたのだが、入ってみるとそんなでもない。44〜45度か?昼から湯に入ると、英気が養われて午後の仕事も快調な(ような)気がするっす。いやしかし極楽っす。

っつーわけで、わずか30分にも満たない間だが、身体の調子が全然違ってくるっす。出てきたらぽかぽか、外の寒さなど気にならない。いや〜、新宿にもこんな銭湯ができんかなあ。

(2000年2月)


御徒町に行く用事があったんで、久々に燕湯へ。御徒町を降りて秋葉原方面に南下、5分ほどでビルの間に巨大煙突発見。この辺りの建物はぴったり密集してるっす。燕湯も両側の建物とぴったり寄せ合ってるが、正面は木もあってなかなかの貫禄。暖簾もシンプルながら威厳。

もちろん、ここは朝6時からやってる東京でも珍しい朝湯銭湯っす。下足の鍵はカナリアと松竹が混在。中に入ると番台形式、ここのお姉様って、銭湯業界では若手の方っすねえ。前に来たときと同じように、せわしなく働いているっす。脱衣場の天井は高く、格天井の貫禄。壁には映画のポスターが何枚か、この辺りはイカにも上野っつー感じ。

ロッカーの鍵は松竹のシリンダ錠と、取りつけタイプのシリンダ錠の混成だが、なんとロッカーの戸に…全部の戸に、イチイチ「鍵を持って帰らないでください」と張ってあるっす。おびただしい数。うむ〜、銭湯のロッカー鍵を悪用目的以外でわざわざ持って帰るヤツもおらんと思うが、うっかり間違えて持っていっちゃうんだろうなあ…鍵に下足板くらい大きな板をつけてみたら「うっかり」っつーのは無くなるのではないだろうか?でも、風呂入るときに手足に巻くとき邪魔か。難しいのう。

浴室へ。天井高い東京型2段。島カランは1列でシャワー無しっす。カランは5角の茶色、シャワーともども湯温、湯量OKっす。前に来たときもあったが、入り口側の男女の境の大黒柱のところに「ぢ」の看板があって、なんか目立つっす。

そして最奥部には男女をまたぐ富士山、中島師のものっす。下は渓流になっているっす。で、この銭湯は奥に高い岩があって、岩風呂風になっているのが特徴、その岩のてっぺんからどうやら湯が落ちるシカケがあるのだが(ちなみに、今は流れてないっす)渓流の水が、その岩の湯の噴き出し口に繋がっているっす。これはおもろい。この間聞いた、町田師匠の「富士山で浄化された水が渓流となり、風呂の水となる」という説にぴったりの絵っす。

浴槽は2槽式、浅風呂の方は…あれ?42度強っつー辺りか、燕湯ってこんなにぬるかったけ?ま、明るいうちからじっくり入るも良し。深風呂は泡風呂、こちらはやや高く43度強だが、それでも以前よりぬるくなったような気が。

上がりは時間も無いので早々に出てきたっすけど、ビン牛乳をはじめドリンクもそこそこ。それにしてもここのお姉様、せわしなく働くねえ。


(建物の中に煙突、電車から見えるよ)

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(2003年2月)