昭和浴場新年オフ

っつーことで、好きモノ有志で入浴会をやってきたっす。中野の昭和浴場…近くまで行くと、何と煙突が「マジック温泉」になっている!?130万円をかけて塗り替えたっつーこと。正面の看板もなにやらにぎやかに。

中に入ると、居ましたフロントに、タジマジックご本人が。何はともあれ、まずは初湯、とサウナ代100円をプラスして中に。脱衣場は高い格天井。ロッカーの鍵はおしどり。

本日は松葉の薬湯っつーこと。正月営業、客もまずまずの入りっすねえ。ここの浴槽は43度強くらいから40度くらいまで、各槽温度傾斜をつけてあるんで、いろんな温度の好みのヒトもバッチリっす。そして水風呂は広くて、さらに地下水のとても気色の良い水風呂。

背景画は見事な巨大富士山のモザイクタイル絵。男女の境のタイル絵もなかなかのものっす。このビジュアルと、温度傾斜と、天然水の三点で、あっし的にはかなりお好みの銭湯っす。

帰りには10人ほどの客の前で、再び手品を披露。さすがプロの芸、一堂「ほ〜」「そんなの有りえない〜」と感心。

その後しばらくタジマジックご本人と話をしてたんすけど、去年大旦那が死んで、若旦那から名実ともにこの銭湯の旦那へ。これだけの銭湯ながら、なお経営は苦しいものがあるとのことっす。

帰りは近くの庄屋で一杯、いろいろ銭湯の振興策を考えるが…中野はそもそも巨大な人口を抱えるエリア、この周辺だけで軽く一つの地方都市並の人口があるわけで、潜在的な「購買力」は相当なものっす。やっぱり「今は家風呂があるから…」と諦めるんじゃなくって、家風呂のある人間を銭湯に引っ張り出すことが大事だろうなあ、っつー毎度の話に落ち着いたっす。

みんなわざわざ足を伸ばしてカネ払ってスーパー銭湯や遠くの温泉に出かけるんだから、月に一度でも近くの銭湯に行く「道楽心」をくすぐればねえ…