1999年5月

5/1

最近できたジーンズショップのRight Onはあいかわらず人が入らない。一等地なのになあ。品揃えとか雰囲気見ると、どうもノリを勘違いして下北に進出してきたようなフンイキである。アメ村ならこういう店はやるかもなー渋谷でもOKかな。向かいのデニムハウスは出店当初同じようにノリを勘違いしていたのだが、見事に下北キャッチーにノリを変えて、いまや流行りの店のひとつである。

まあ、この店がツブれたら後は何屋になるんだろ?それが関心事っす。

5/2

外から下北沢にぶらつきに来る人間をひそかに「観光客」と呼んでいるのだが、うぉ〜、今日は観光客が多いぞ!ウチを出てから駅まで、人をかきわけかきわけ進まないと行きつけないっす。ウチの前にタムロして座っている観光客に「すみません、通してください」と卑屈になりながらやっと帰るっす。

しかし、この観光客が落とす金で地元商店街がうるおい、商店街が地元に飲みにいって飲み屋がうるおい、結果的に安い値段で飲めるというメリットもあったりする。ありがたや〜。

5/3

今日は昨日より混んでるぞー。別に車規制もないのに、街がホコテン化してるっす。ところで鎌倉通りに新しくできたIt's DEMOっつー雑貨屋、かつてサンエブリ(夜逃げしたらしい)の後だが、そういえばここにIslandっつー化粧品屋があったが、存在感のないまま潰れてしまったな。どうも「下北沢が人が多いから出店すれば儲かる」という変な考えで出店している店がずいぶんあるっす(ってみんな短期間で潰れるけど)。ここに来る客は店を選ぶから、「良い店なら間違いなく流行る」けど、つまらないなら人が多くても素通りっす。さてIt's DEMOが流行るかどうかは、ここ1ヶ月くらい様子を見てからだなー。

でわ、何が良い店かっつーと、「個性というか自己主張というか、存在感のオーラが漂う店」なんでわないかと。

あと、「下北沢=若者の街」っつー、とっても多い単純な割り切りも結構変なんだよなあ。別に外れてはいないんだけど、考えてみたら若者が自分のことワカモノというか?これって、そこにハマってない人間の見かただよなあ。あと、「学生の街」っつーのも全然しっくりこないっす。「若者=学生」と決めている人っつーのも、大変困りもんなんだよなあ。かつて昔、ガソリンアレーで酔っ払って「世の中サラリーマンと学生だけだと決め付けてるんじゃねーよ」とクダを巻いてたギャルを思い出すっす。学生よりフリーターの方が全然多いと思うんだけどなあ。(特に平日深夜)

5/5

昨日は地図作成中のところをばったりメグちゃんが通過、「あら何してんの」。メモとボールペンを持って街角で思案風だったので、てっきり「競馬の予想」をしているのと勘違いされている。しかし今日も人が多い。銭湯に行こうとしたら、八幡湯と宝湯の両方が休み(がっくし)。仕方ないので東北沢の石川湯まで足を伸ばす。この銭湯はとても家庭的な雰囲気の銭湯。今日はうれしい菖蒲湯っす。帰りにヤクルトもらった。

5/7

う〜ん、連休もあっという間に過ぎてしまった。

5/11

ここ数日飲みまくりで多少死んでいたが、やっと回復。終電で駅に降りたら、北口で後ろから「つかちゅわ〜ん」Nやんが立飲みから引き上げるところだったようだが、あの様子ではもう一軒くらいいくかも。今日はDevineも休みだから、家でビールでも呑んでよ。

5/15

新宿からタクシー帰り、朝の4時ごろかずおさんのところで一杯やってから帰ろうとすると、珍しく立呑みがまだやっている。なぜかPKCNリクエストがあり、軽く披露して帰る。しかし人にやれやれと行って自分は参加しないで平気でいられるヤツって超カッコ悪いよな。夜に西口近くで某ギャルとばったり「ひさしぶり〜」と会う。「なにしてんの」「これからカレシのところにセックスしにいくの。3時間後にはソーニューされているとおもうよ。」「がんばってねー。」平和な挨拶であるっす。

5/22

しばらく関西に行ってて、やっと帰還。帰りに池尻の東山温泉に寄っていく。極楽極楽。このシティ温泉は、下北沢の人間にも愛用者が多いらしい。歩けば代沢の遊歩道を30分くらいか?関西人に言わせると「下北沢はアメ村あたりの雰囲気に似てる」そうである。たしかにシモキタには関西人が大変多い。節子あたりの雰囲気が好きなようである。

5/23

帰りに駅のホームの階段を上がっていると、後ろのほうで「あ、あのひとつかちゃんに似てる」っつー黄色い声。振りかえると酔っぱらったSりんである。黄色い声はええのう。今日もDevine。

5/28

今日は健康診断というけったいなものを受けたので、24時間禁酒状態であった。10時くらいに体調が大変悪くなったので、さっそく立飲みにいってドリンク剤を補給する。珍しく今日はオールナイトで、結局朝までおやじと付き合う。