216話 2000年のGW

ゴールデンウイーク二日目。天気は下り坂という。  昨日はよく晴れたがきょうは午後の時間がゆくにつれ、穏やかに薄い雲が空を覆いはじめた。ちょうど花曇りと言った風情で、これはこれでなかなかいい。

 今年の連休は暦通りだ。きょうはなんの予定もないのでゆっくり起きた。コーヒーを飲みながらテレビを見ると、客で大混雑の成田空港の絵が映っていた。


 このGWに海外にでかける日本人は過去最大とか。不景気に喘いでいるのは中高年労働者ばかりなのだろうか。円高基調になっているが、それが海外からの負圧となって海外旅行者の吸引に直結するという単純構造では、この国の経済の先が思いやられる。

そういえば、首相が海外歴訪に出かけたと聞いた。と、聞いたのだが、あまり印象がないのはその旅にテーマがなく、必然性もほとんどないからだろう。報道によるとこの外遊、「とりあえずの挨拶」の旅だそうだ。これではGWの海外旅行者と同じで、外国歴訪ではなく「漫遊」というべきだろう。税金を使っているだけ、一般国民の旅より無駄といえる。

 政治屋さんたちには、自前ということを心得て欲しい。意味のない外遊、料亭やゴルフ、偉そうなスモークガラスの公用車、演説や質問の草稿書き、こんなものを全部自前にしたらどうだろう。まあ、彼らは呼吸不全になって、きっと全滅してしまうだろうな。ついでにすぐ間近にあるテロ国家への血税投入も止めて欲しいぞ。女手品師を無事に(ホントか?)返したからといって油断してはいけない。

 昨日、ツタヤから借りたビデオ3本。

「ソルジャー・魂の銃弾」 「ペイバック」 「エネミーオブアメリカ」

あとの2本は、ハリウッドらしいご都合主義の楽しい映画だった。最初の奴は、ボスニア・ヘルツゴビナを舞台に、セルビア人、クロアチア人、ムスリムの友情・憎悪・運命・殺戮などをドキュメントタッチに描いた、ちょっと重い作品。

 昨日を禁酒日としたので、今夜は焼酎をいただくことにする。普通は手に入らない地の焼酎が、「酒のこばやし」さんのおかげで、まだたんまり残っている。さっき、カミさんが産直センターに行っていろいろ買い込んできた。なにか他にもご馳走を用意している様子だ。今夜は、とうとう大台に乗ってしまった小生を慰める会を、家族で開いてくれるらしい。


春の野に可愛しきいのちかさね咲く   秘剣


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