9月
上燗
●男役というのが母校出身らしくていい。

昭和2年(1927)、宝塚少女歌劇団が日本初のレビュー『モン・パリ』を初演した。
それを記念して、9/1は「宝塚歌劇団レビュー記念日。平成元年(1989)宝塚歌劇団が制定したものだ。鹿児島に縁のあるタカラジェンヌといえば、愛華みれ、涼乃かつき、瞳まりあ・・・などなど。名簿を見てみて驚いた。平成16年入団のなかに、海桐 望(愛称まっつん)というメンバーがいた。90期、月組とある。県立鹿児島中央高校出身。わが母校からもタカラジェンヌがでましたか。ふ〜む。彼女も「団体訓練」や「教育キャンプ」をやったのかな?女性には人気という「」をロックでいただきながら「スミレの花咲く頃」でもききませう。

●躊躇っていると人が死ぬ。

大正12年(1923)9月1日午前11時58分、関東大震災が発生した。
マグニチュードは7.9で、家屋の全半壊25万戸以上、焼失家屋44万戸以上、津波による流失家屋868戸、死傷者20万人以上、行方不明者4万人以上という甚大な被害をもたらしたのである。
9/1は防災の日である。昭和35年(1960)に閣議決定された。関東大震災の惨事を教訓として防災意識を高める日である。毎年、各地で防災訓練が行われる。首都東京の防災体制はかなり整ってきたという。
かつて阪神大震災のとき、自衛隊の災害出動を拒んだ社会党系市長のために沢山の犠牲者が出たことにも思いをあらたにしておきたい。社民党や一部民主党、さらにかなりの自民党にもいまだ棲息する観念反戦の連中(親中国、親北朝鮮の議員諸氏とほぼダブルのが不思議)には危機管理の能力も意志もないのがこれまた不思議。

●「宝くじがあたったら」うんぬんという人に限って、買っていない(^^;)。

9/2は、「宝くじの日昭和42年(1967)第一勧業銀行(現在のみずほ銀行)宝くじ部が制定。もちろん、「く9じ2」の語呂合せである。当選しても引き換えられず時効となってしまう宝くじが多いことから、時効防止のPRの為に制定された。
時効になってしまった宝くじの当選金はどうなってしまうのかって?心配しても仕方ないのですが、調べてみました。こうした時効当せん金は、宝くじの収益金と同様、発売額を基準にして発売元である各地方公共団体に納められ、公共事業に役立てられるのだそうな。それにしてももったいない。はずれたらゴミになる宝くじを買うか、「さつま宝山」を買うか。さて、どっちをえらびますかね?

ミスターとワンちゃんの時代。まだモノクロの記憶の向こう

王貞治がホームラン世界新756本を放ったのは、昭和52年(1977)の9/3だった。それまでの記録はハンクアーロン。2日後の9月5日に政府は初の国民栄誉賞を贈り、その栄誉を讃えた。王選手は引退までに実に868本を打ったのだった。国民栄誉賞はその後古賀政男、長谷川一夫、植村直己と回を重ねてゆく。高橋尚子まで15人が受賞しているが、生存者は4人だけである。叙勲に次ぐ名誉として定着したかの賞だが、小泉首相はこれを乱発しそうな感じだ(平成16年8月25日現在)。この人には北朝鮮による拉致問題もアテネ五輪も人気取りや政権維持の手段でしかないのかね。野球チームを牽引した城島にあやかって、米焼酎だけれどその名も「城島」を。ストレートで。それにしてもいい選手ですね、城島。

●黒麹の日、もとい、黒の日

9/6は黒の日です。昭和63(1988)年京都黒染工業協同組合が制定したもの。もちろん語呂合わせタイプですね。
制定の翌年、平成元年から実施された。伝統染色の黒染めをPRし、黒紋服や黒留袖の普及を図るというのが目的。そういえば昔も昔、学生時代に浅草の古着屋「ちどり屋」で黒紋付を買ったことがある。貼り紋をつけて授業に出たことも。馬鹿ですね。
おなじく黒つながり。この日は鹿児島県黒牛黒豚の日。平成10年(1998)鹿児島県黒牛黒豚銘柄販売促進協議会が制定した。週に一度はランチ定食(黒豚丼780円、野菜蒸しセット980円)でお世話になっています。その店が電通ビルのテナントなので、営業利益の10%が電通に吸い上げられるというのがおもしてなかたっどん・・・。この日ならやはり黒麹仕込みの焼酎となりますかね。「百合」「萬膳」「おやっとさあ黒」「大海黒」「神座」「利衛門黒」「黒石岳」「黒若潮」「黒伊佐錦」「純黒」「小鹿本にごり黒」「さつま黒」「春風」・・・書ききれません。

北方領土不法占拠の理由。

9/8はサンフランシスコ平和条約締結記念日。
昭和26年(1951)対日講和会議が開かれその最終日、日本と連合国の間で「日本との平和条約(サンフランシスコ平和条約)」と「日米安全保証条約」が調印された。日本を含めて59か国が調印したが、ソ連等3か国が調印を拒否、中国は戦争当事者とされず最初から招待されなかった。日本の全権大使は吉田茂首相であり、このときに日本の鎖国的平和主義が始まった。この年の1月には紅白歌合戦が放送された。街には渡辺はま子の「桑港のチャイナタウン」が流れていた。朝鮮戦争の特需に潤った日本は経済的な発展を始める。中国がチベットを侵略し大虐殺を行ったのはこの年の5月である。

●うんちくの極み。占いの日。

9/9は重陽の節句である。
奇数は陽の数であり、陽数の極である9が重なることから「重陽」と呼ばれ、大変めでたい日とされる。中国の「重日思想」に基づくもの。邪気を払い長寿を願って、菊の花をかざり酒を酌み交わして祝う。日本では平安初期から江戸時代が最も盛んに行なわれ、かなり公的な性質を備えていた。天皇が紫宸殿にお出ましになり、臣下共々詩歌を詠まれ、菊酒を下賜されたという。
さて、この日は世界占いの日でもある。平成11年日本占術協会が制定した。その理由は、この日が「重陽の節句」であること、ノストラダムスの終末の予言の日は1999年9月9日とされていること(当たらなかったですね)、この日の数字を全部合計すると46で、46の2つの数を足せば10になり完成を物語る数であること、明治4年9月9日に時間の数え方を西洋式に改めたこと、占いは運命の「救急」であるとのことから。さすがに占い師たちだけのことはあります。この「焼酎占い」、やってみたら小生には「繊月パック」がよいそうな。「古酒峰の露」タイプでなくてよかった。

●温泉も地場特産。焼酎・地酒同様に信用が第一。

9/9は、「温泉の日である。大分県九重町が制定した。町内に数多くの温泉が点在し「九重九湯」と言われることから。ここの「長者原温泉」にでも浸かって来し方行く酒もとい先でも考えればよい知恵が浮かぶかもしれん。それにしてもこのところの(平成16年8月現在)インチキ温泉騒ぎで当事者のインタビューを聞くにつけ、事の重大性に気づいていない、信じられないほどの考えの軽さを感じる。商品・サービスへの信頼・信用の失墜は、そのエリアそして産業全体への不信を生じさせる焼酎も畜産もまったく同じことである。地元の米と芋を使い、地元の歴史に取材した「私領五番隊」をストレートで。この夏の岩川大隅の一面の緑が目に蘇る。

自動写真蓄音財布機能移動式携帯電話機

公衆電話第一号が登場したのは明治33年(1900)の9/11。日本初の自動公衆電話が、東京の新橋と上野駅前および熊本市内に設置された。当時は「自動電話」と呼ばれていて、交換手を呼びだしてお金を入れ相手に繋いでもらうものだった。大正14年、ダイヤル式で交換手を必要としない電話が登場してから「公衆電話」と呼ばれるようになった。
子供まで含めて誰もが自分専用の電話を、首にかけたり腰に下げたりして持ち歩く時代になろうとはこの時代どころか十数年前には想像もつかなかった。携帯はあたらしい文明だが、携帯用の焼酎・泡盛・清酒の酒器はむかしからある。通い徳利やダチ瓶などですね。トランクの中にいれたまま忘れていた「黒の15」を開封していっぱい。ところで、歩きタバコ同様、歩きながら携帯を見るのはやめて欲しいね。ぶつかりそうで仕方がない。

●この日に飲むのはこれできまり。

9/12は「宇宙の日である。平成4年(1992)の国際宇宙年に文部省科学研究所・宇宙開発事業団・日本国際宇宙協議会が公募して、毛利衛さんが宇宙へ飛んだ日を選び制定したのだった。日本のロケット・衛星開発が技術的そしてイージーミスで頓挫しているのをどう見るか。かつてのように、誘導システムは兵器開発に繋がるという「筋もの」たちからのプレッシャーで自ら技術的な抑制をかけていた時代ではない。種子島から950キロメートルバッファを描くくらいのブラフがあってもいいくらいである。その円の中にはらくらく平壌が入ります。
種子島の酒「ロケット」をストレートで。つぎに同じ種子島の「南泉」をお湯割で。

●アテネの野口。ひとつの神話を創った。

9/12はマラソン競技の始源となった日である。明治30年(1896)アテネで第1回オリンピックが開かれるに当り、マラトンの戦いの故事を偲んでマラトンからアテネ競技場までの競走が加えられ、この日、初めてのマラソン競走が行われた。
紀元前450年、ペルシャの大軍がアテネを襲いマラトンに上陸。これをアテネの名将ミルティアデスの奇策で撃退。兵士フェイディピデスが伝令となってアテネの城門まで走りつき、勝利を告げたまま絶命した日である。そのアテネで冠軍(優勝)を勝ち取った野口の栄光は他の大会とは意を事にする。奪冠を祝して「神座」で乾杯。

●う〜む、亀五郎でどう?

9/15は、「すっぽんの日である。すっぽんの養殖地静岡県浜名郡舞阪町が、すっぽんの養殖が始まって100年となる平成12年(2000)の10月に制定したもの。十五夜の日にしたのは「月とすっぽん」のことわざから。また、中秋の名月の頃は、すっぽんに脂が乗っていっそう栄養価が高くなることも理由のひとつというが、食べたことがないので真偽は不明です。調べてみると、すっぽんは栄養価がかなり高い食べ物らしく、お肌にいい「コラーゲン」(老化防止/毛髪育成・・・)のほか「コンドロイチン」(心筋梗塞予防/心臓疾患予防/肝機能改善・・・)や、そのほか肩こり、肝臓病予防、精神安定、疲労回復、不眠症などなんにでも効くらしい。昔から不老長寿の薬とされたはずである。ええ、まあ、それでも、食べる気がしませんのですが・・・。

メンズノンノを電車の中で読むおやじ。

9/14はメンズバレンタインデー平成3年(1991)日本ボディファッション協会が制定した。男性から女性に下着を送って愛を告白する日というのだが、女性はそれで嬉しいのかね?あ、嬉しい相手もいるということか。なんで9/14なのかはわかりません。下着メーカーの団体が考えたのだけれど、今はだれも知らないし話題にならない記念日です。
14日というのは「愛」だの「告白」だのが溢れているようである。同じく、9/14は「コスモスの日。その意味は、プレゼントにコスモスを添えて交換し、お互いの愛を確認しあう日だそうだ。紅いコスモスの花言葉は「愛情」。ホウセンカの花言葉は「私に触れないで」。コスモスへの返事をホウセンカで返す女性もいるんだろうか。
おなじ9/14は、セプテンバーバレンタイン。バレンタインから半年目で、別れを切り出す日という。彼女から「紫陽花」を渡されたらご用心。花言葉は浮気だそうな。貰うなら怪しい花言葉のある花でなく、「しょうちゅうの華」がいい。

油揚げのはいっていないひじき、どうです?

9/15は「ひじきの日だ。日本ひじき協会と三重県ひじき協同組合が制定した。「敬老の日」に因み、昔からひじきを食べると長生きをすると言われていることから。
戦争中、前線に送られてきた食料を開けたら「ひじき」に油揚げが入っていなかったという話を聞いたか読んだかしたことがある。途中段階で、油揚げだけが抜かれてしまうのだそうだ。抜いた油揚げを何に使ったのかは疑問だ。しかし、ひじきだけではなんとなく不味そうである。さて、ひじき(もちろん脂揚げいり)をアテに「赤江」をお湯割で。ひろがりのある爽やかさがコテッとしたひじきによくあう。

(9月下燗に続く)


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