焼酎寸言

「酒亭」入り口
「ひるね蔵」ホーム
掲示板
蔵・焼酎リスト
焼酎寸言目次



1906
佐藤酒造   姶良郡牧園町宿窪田2063 0995-76-0018    

8年以上オークの樽で熟成させた麦本格焼酎。40度。

本格焼酎には「熟成派」や「新酒派」、それに「樽貯蔵派」「アンチ樽貯蔵派」などファンはさまざまだ。芋焼酎ならとくにそのすべてで美味しく飲めるために派閥は自民党のごとく多岐に分かれ、おたがいにヤマイモのネタにしているような気がする(薩摩弁、ご容赦)。
ウイスキーは樫樽で熟成させる。さて、これが麦の本格焼酎であるならば如何だろう。麹を使わないけれど、おなじ大麦を原料としているだけに、オークでの熟成はよくマッチするのでは?と、実は「芋焼酎ならアンチ樫樽派」にシンパシーをもっている小生は思った。壱岐の麦焼酎や国産大麦を使用する大分の一部銘柄、それに川内の村尾さんや宮崎の岩倉さんの麦焼酎などはまた別の味わいを楽しむのがコンセプトだろうから、比較はできない。

さて、この佐藤酒造の「1906」、ウイスキー調のパッケージングもどこかクラシックなイメージ。色の制限のためにタンク熟成の酒を加えているので色気はウイスキーとはいかない。しかし、琥珀色に輝く瓶の中味を見つめ、8年の熟成という言葉を聞いただけで、ノドが鳴り始めた。

■飲んでみた
期待をこめて、まずショットグラスでいただいてみた。
「ふー、こりゃあ、もうそこらのウイスキーは逃げ出すな」
そう言うと、カミさんも「美味しいわねー。すごい、すごい」と感動のおももち。次に、ロックグラスに氷をドンといれて、静かに1906をそそぎ入れ、ちょっと水に馴染んだところでいただいた。オーク熟成酒特有の透明感のある香りがひろがり、まろやかだ。アルコールが前に立って、舌を刺すような刺激を、ウイスキーには感じることがあるのだが、この1906にはそれがまったくない。うまい酒だ。食後、ゆっくりと音楽や読書の友として付き合いたい酒といえようか。

めったにお店ではお目にかかれないが、埼玉県入間市のナボシ屋酒店の棚に、あと一本だけ残っているのを、確認しています(13.6.3現在)(^^ゞ

 

「酒亭」入り口
「ひるね蔵」ホーム
掲示板
蔵・焼酎リスト
焼酎寸言目次

メールはこちらまでお願いいたします。
(c)hiken@2001.6