春色爛漫〜咲く花、咲くひと
平成15年3月2日



再開発はすすむけれど

武州所沢のさらに西のはしっこに住んでいる。数年前までどんぐりの雑木林に二方を囲まれていた我が家近辺も再開発とやらでその面影もなくなった。狭山丘陵から飛んできていたキジも、ブナの木に集まっていたカブト虫も土砂を運ぶダンプが巻き上げる砂塵と排気煙のむこうに消えてしまった。
それでもすこし歩くと、まだ畑が残り、植林農家には梅林が隣接し、竹藪には小鳥が騒いだりしている。まだまだ鹿児島の実家周りよりは確実に田舎である。


あまり熱心ではない兼業農家の空き地(とても畑とは呼べない)の隅にフキノトウが顔をだしていた。

白梅は咲いたが、紅梅はいまだし。

梅の花が咲き誇っている。まだ蕾も多いけれど今日のように鮮やかな青空をバックに咲いている梅の花をみると「爛漫」と表現したくなる。桜はまだか?ときょう聞くのは野暮というものだ。嵐とまがうほどかなり強い風に耐えてまだ余裕を感じるほどの若い梅の花。しばし早い春を楽しんで咲き誇ってもらいたい。



さまざまに咲く花、咲く人。


先日の「からいもの里〜蔵元さんと焼酎を楽しむ会」でお会いしたカップル。ことしささやかなお店をだすという。「手料理でゆっくりと飲んでいただける店をやってゆきたいのです」そういうKさんは料理も焼酎も自分なりに努力して勉強してきた人だ。「地元のひとに愛してもらえる店を目指したい」と言う。お客はお店(居酒屋)に何を求めるのだろう。料理、酒・・・それ以上にお店の亭主や女将との会話、人の温もりのある空間を楽しみに来店するのだろうと思う。「開店のときには必ず案内をだしますから」と言ってくれたKさんの横で彼女が静かに微笑んでいた。うん、きっとよいお店になる。その時を楽しみに待っています。