つけ始めてはみたものの、結果がおそろ しかど

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平成12年 9月のダイヤメ  
10月のダイヤメ  11月のダイヤメ

酒 (蔵)
徒   然
気分
12.12.31 いも麹 芋(国分酒造)
佐藤/黒麹(佐藤酒造)
百合(塩田酒造)
「本格焼酎」元年の契機を造っていただいたのが、この8月に訪問させていただいたこの二つの蔵元さん。そして酒のこばやしさんを通じて、本格の焼酎の味わいを実感させていただいた「百合」の塩田さんにも感謝。きょう、大晦日は、記念すべき一年を振り返りつつ、この三銘柄をしみじみ戴いています。 (^^)/
12.12.30 明月酣々(明石酒造)
月の中(岩倉酒造場)
カメ繊月(峰の露酒造)
古八幡(高良酒造)
紫美(新屋記念蔵)
小鹿・本にごり(小鹿酒造)
村尾(村尾酒造)
杜の響(佐藤酒造)
大和桜(大和桜酒造)
佐藤/黒麹(佐藤酒造)
山小舎 萬膳庵(萬膳酒造)
きょうは自宅の大掃除。年賀状の残りを書きつつ部屋の掃除に立ち働く。終わって、焼酎をすこしづつ、ゆっくりといただいた。
明月酣々は、明石酒造のこだわりの芋焼酎。原料の芋は有機栽培の黄金千貫で、麹米は社員が田植えして育てるという地元えびの産のひのひかり。仕込み水はえびの高原の伏流水という。確かに旨い。旨いのだが、どうにも口当たりが良すぎて、コクがあるのに淡麗な感じを受けてしまう。同じ宮崎県は西都市の、岩倉酒造の「月の中」と比べてみた。芋香が岩倉さんの酒よりずっと抑制されている。そのぶん、いも焼酎の初心の人には馴染みやすいかもしれない。小生のような芋派にとっては、こだわりの芋をもっと正面で主張させたいなと思ってしまう。造りかたや市場性を考えて、様々な酒が産み出されるのは、それはそれで本格焼酎の元気のもとと言うべきだろう。この明月酣々、とても優しい酒だった。紫美は雲海鹿児島「工場」内での製造。大手メーカーが、地方の「工場」を展開するのは結構だが、「工業製品」を造っているのではないはずだから、「酒造場」とか「醸造場」とか「蒸留場」とか「鍛酎場」とかの名前にできないものか。「工場」では哀しいと思わないのかな。
「心にしみる焼酎の話」(南日本新聞社 編)を鹿児島から送って貰った。最初の数編を読んだだけで、もう気道に魂が浸潤するような感動を覚えた。この本の中には、焼酎と薩摩の人々の人生のハーモニーが流れている。すばらしい出版事業だと思う。鹿児島の新聞社ならではの仕事だ。飲み助ばかりが集まっている館(会社)ではなかったと、この新聞社の友人達を、あらためて見直した。
どうしたことか、きょうは幾らでも飲める。さて、もう10時を過ぎた。きょうの仕上げは、カミさんと萬膳庵でしめることにしようかな。
(^^)
12.12.29 伊佐大泉(大山酒造)
古酒櫻井(櫻井酒造)
古八幡(高良酒造)
月の女神(明石酒造)
今年の仕事はきょうでお仕舞い。世間では20世紀がどうたらいっているが、わが国の紀元でいえば、すでに27世紀(^-^;)
仕事場の同僚達と築地に行ってきた。正月用の買い出し。エビ、伊達巻、鴨・・・雑踏も市場の雰囲気は、池袋や渋谷の雑踏とちがい、風情がある。「良いお年を」と挨拶しあって別れ、小生は日比谷の遊楽館へ。新酒の桜島があったので一升ぶら下げて帰途へ。
上の三銘柄は、それぞれ個性を確立した風味。安心の味わいだ。月の女神は麦の熟成酒。樫樽での熟成だろうか、琥珀の色合いがきれいだ。ただ、味わいには深みが足りない。生で飲むといいが、すこし割ると単調な味わいに変わる。スマートにデザインされたラベルだが、ポエム的なコピーは文章が粗く浅く、イメージ訴求という点では逆効果かもしれない。
(^^)
12.12.28 あらあらざけ(佐藤酒造)
杜の響(佐藤酒造)
山小舎 萬膳(萬膳酒造)
自宅で。「杜の響」のもつインパクトは尋常ではない。キレ、コク、芋香の心地よい広がり、味蕾を撃つ残響の優しさ。素晴らしい酒を佐藤酒造は産み出したものだ。
カミさんは「あらあらざけ」をえらく気に入ってしまったらしい。ぐいぐい飲んで、残り少なくなった瓶を惜しそうに見ていた(^^ゞ。
(^^)
12.12.27 百合(塩田酒造)×6杯(^^ゞ クラウンの小倉さん、日刊スポーツの塩田さんと「からいもの里」にて。種子島出身の小倉さんは歌唱力抜群の歌手。本格焼酎大好きの好男子だ。焼酎の話しで盛り上がり、種子島酒造の社長に電話しているときの方言が、鹿児島市あたりとはちょっと違うのが面白かった。塩田さんは一見体育会のりの剛男子。繊細な気遣いをかかさない正しい薩摩人でもある。上甑島の出身。小生がこの夜はずっと百合を飲んでいた理由でもあります(^^;) 楽しい時間と美味しい酒と薩摩弁。本当にありがとう! (^^)/
12.12.26 紅さんご(奄美大島開運酒造)
一支國いき(玄海酒造)
自然麦(藤居醸造)
藤の露(藤本本店)
いも麹 芋(国分酒造)
薩摩茶屋(村尾酒造)
いよいよ押し詰まってきた。今年は故郷の酒「本格焼酎」への興味が一気に加速した年だった。8月の蔵元訪問(国分酒造さん、佐藤酒造さん)に始まった酎紀行は「ひるね蔵」に「酒亭」を作り、様々な素晴らしい方々と始まった交友を通して活発な「発酵」を始めた。来年は二次仕込み。ことし培った酵母が「蒸留」にむけて様々な元気を産み出してくれるだろう。「本格焼酎」をライフワークとして再発見した記念すべき、そして嬉しい年だった。
自宅でお世話になった方々に年賀状をしたためながら少しづついただいた。
まず南の海で燃えるように醸し出される酒。ラムの香りだが、じつは米麹でしこむ黒糖焼酎。米を使うことでラムにないコク、うまみを持つ。この酒はシェリーの樽で寝かせている。うまい。
奄美の海から一気に長崎壱岐の海に飛んだ。1/3に米麹を使う麦焼酎だ。産地指定の表示認定を受けて元気な島の酒。これも滋味に富むうまさあり。さて、さらに東へ。
大分の小さな蔵で原料にとことんこだわり造りを続けている藤居さんの麦焼酎をいただく。噛みしめるに足る熱い味わいを感じる。おもわず舌を撃つ。
頑張って造りを続け、この味わい深い酒をいつまでも、と思うのが藤本さんの藤の露だ。宮崎の山間部の村。静かにしたたかに営みを続けて欲しい。
宮崎から国境を超えて薩摩へ。国分の元気のひとつ、いもいもをいただく。口当たりの良さ。キレのよさ。柔らかな風合いに気持ちが優しくなる。この酒にあとひとつ太さが加われば言うことはない。熟成したものも楽しみだ。
わが家には「村尾」はないのだが、この薩摩茶屋の広がる味わいはどうだろう。村尾に込めた県外客にむける造り手の魂とは違う、村風子的な、親しみのある顔が見えるような気がする。
(^^)
12.12.25 村尾(村尾酒造)
なかむら(中村酒造)
小鹿・本にごり(小鹿酒造)
三岳(三岳酒造)
上の二つは西麻布の「魚鐵火」で。下の二つは所沢のひるね蔵で(^^ゞ
「魚鐵火」は仕事場からすぐの場所。テレビ朝日の近く、六本木通りに面した場所にあった。残業のあと、初めての店だが行ってみた。土地柄らしい洒落た店だった。焼酎の品揃えはしっかりしている。村尾と田倉、なかむらなどだいたいグラスで350〜400円。驚いてしまったが、小瀬戸さんの肝煎りときいて、得心した。黒ぢょかを小さなコンロに入れた炭火で暖める趣向。なかなかだ。店員がもう少し焼酎にこだわってくれたらもっと良い店になると思う。
カミさんと「小鹿・本にごり」を戴く。「しっかりした焼酎ですね」との感想。女性向きではなさそうだが、そこがいい。三岳は、いつも思うのだが、ホントに安心できる酒。屋久島に行ってみたいと切に思わせてくれる。鹿児島の海を思わせる酒だ。
(^^)
12.12.24
禁酒日
実は、禁酒日が素晴らしいということにあらためて気が付いた。「手控え」にかいたものを「ひとりごと」にシングルカットしたくらいだから、ホントです。
きょうは年賀状作り。某イベントのための制作作業。寸言蔵リストの更新など、いろいろデスクワークに追われて、いや、充実した一日でした。
12.12.23 あらあらざけ(佐藤酒造)
風に吹かれて(塩田酒造)
カメ繊月(峰の露酒造)
八幡(高良酒造)
あらあらざけは、常温で生でいただく。カミさんに黙って差し出し、「どう?」とひとこと聞いたら、「ブランデー?みたいね。ふっと匂いたつのは焼き芋のようなかぐわしさだし、栗のような匂いにも感じるし、え〜っ、これは何?」「美味しい?」「う〜ん、もっと、ください。こんどは冷凍庫で冷やしてみましょう」ってな状況でした。佐藤氏の「ワイングラスで」というお勧めは当たっていたのか?(^-^;)
塩田さんの「百合」の原酒。「風に吹かれて」というネーミングが秀逸だ。立ち上がる香りはむしろシンプルな感じ。味わいは無濾過の原酒としてはスムーズ。しかし飲んでやがて味覚の奥底から静かに響いてくるのはまがいようのない、あの懐かしい薩摩の芋焼酎の香だ。カミさんは出が薩摩ではないので、この種の「懐かしさ」はわからない。ただ、いまそこにある「原酒たち」が美味しいと感嘆するばかり。
繊月は博多の方からいただいた。人吉の蔵。球磨の酒。樫の樽に入った繊月はどうもね、という感じだが、この古酒はうまかった。まろやか、といっても、減圧で口当たりがいいというような情けない今の酒とはちがう。きちんと熟成した酒、杜氏の技。
新酒・原酒をいただき、球磨焼酎をいただいて、ちょっと驚いた胃には、ふくよかな八幡が美味しく優しく感じた。これがきょうの寝酒です。
(^^)
12.12.22 森伊蔵(森伊蔵酒造)
海王(大海酒造)
いも麹 芋1999(国分酒造)
杜の響(佐藤酒造)
無濾過 き六(黒木本店)
鹿屋と加治木地区の焼酎、それに宮崎の新酒だ。プレミア焼酎論議が昨今喧しいのだが、そのティピカルなブランドである森伊蔵を生で少し試した。不良流通が思惑で付けた価格を無視して言うが、たしかに旨い酒だ。この夏鹿児島で飲んで以来だが、ちゃんと旨味を確保している焼酎だと思う。村尾にも言えることだけれど、「酒に罪は無い」というとおり、まっとうに買い、戴くのが一番。入手できなければそれでいい。狂奔する蓄群が哀れである。
大海酒造の「海」は、淡麗なんたらというスローガンが情けなく、香りも響かない酒という印象だったが、同じ蔵の、この「海王」は骨太に屹立する焼酎だ。うまい。
「いも麹 芋」は1999の仕込み。2000年新酒に比べてはっきりとまろやかになっている。穏やかな、独特の甘さ(うまみ)の広がりを持つ酒。全量のけれんみはないが、味わいの底の方から静かにあの芋のエッセンスが響いてくるのを感じる嬉しさをどう表現しようか。
「杜の響」にはすこし驚いた。この酒を全国の流通に載せてしまうと、「佐藤」との自社内競合におちいってしまう!さほどにうまい。立ち上がる芋香、口当たり、広がる厚い旨味。味わいの残響がほどよく楽しませて盃はついに卓に置かれることがない、そんな酒だった。
(^^)
12.12.21 結夢庵<新屋酒造>
黄麹蔵(国分酒造)
いいちこや二階堂に梅干しを溶かして飲んでいるひとに、「これも麦ですよ」といっても信じて貰えないだろう。結夢庵(麦焼酎)のことは酒亭のひとりごとにも書いた。そういう蔵、こんな人が造った酒ということが、この酒をゆっくりと味わうとわかる、というより、身体で感じてしまう。深い品格を感じる酒だ。
黄麹蔵は穏やかな風味。吟醸酒を思わせる上質なあじわいの芋焼酎。割水して一週間、あんまり穏やかになりすぎてちょっとフラットな味わいになったかもしれない。割水しておいておく期間にも、適度というものがあるのだろうか。
(^^)
12.12.20 園乃露(植園酒造)
いも麹 芋2000(国分酒造)
BBSの書き込みをみて、インフォシークで「園乃露」を検索したら、すぐ出てきた。見覚えのあるページだった。「ひるね蔵・蔵リスト」・・・(^^ゞ
ナボシ屋さんに電話したら、はいりましたというので早速行って来た。生で、お湯割りでいただいた。かすかに香ばしい焦げ様の味わいがある。麦がはいっている酒だ。村尾のそれと違うのは、やはそのせいだろうか。確かに旨い焼酎で、地元の評価が大きいというのが納得できる。しかし、麦を入れている「芋焼酎」は薩摩ではほかにあるのだろうか?
「芋」はことしの仕込み分だ。8月の下旬に初めて蒸留した分が出荷されたもの。このハナタレをいただいたときの味の記憶と比較してみた。ハナタレにしてはそれほど粗さが感じられなかったのは、芋100%の焼酎ならではのアルコールの低さもあるのだろうが、4ヶ月の時間を経てふたたび味わった「芋」は、いがいと荒い表情を見せていた。99年ものとの比較が先に立つのかも知れない。1年間の熟成は明確なまろみを酒にあたえているだろうから。水で割ったものを湯煎した。生の粗さがお湯で和らぎ、黒ぢょかでいただく「芋」は限りない優しい風合いに変わった。甘い。果物の甘さにも似た芳醇を感じた。この「芋」、これからどう育つのか、興味がある。初めて薩摩で仕込み時に伺った蔵の酒だ。まだ3年目の新銘柄。笹山さんや杜氏の安田さんに挑戦してほしいテーマはこれからもたくさんあるような気がする。「熟成」や「麹」など・・・。もう来年、再来年、そしてその次が楽しみになってきた。
(^^)
12.12.19 八幡(高良酒造)
山小舎 萬膳(萬膳酒造)
大先輩である知人の退官記念の懇親会で、ペットボトルで持ち込んだこの2銘柄を提供。八幡だけは自宅で7:3に割水(甲山水)しておいたもの。なんでも飲むという大先輩がまず萬膳を生で飲み、「これは、いい!最高だ。おい、なにもいれてはいかんよ」と、焼酎には梅干しと思いこんでいる他のメンバーに厳命した。八幡については胃の腑にしみるなつかしさ、と評して杯を重ねていた。なにしろ量が少なかったので、すぐに焼酎はなくなり、清酒に移ったのだが、どことなく残念そうな表情に見えた。こんど宅急便でお送りするつもり。小生が参加する宴席は、やがて薩摩の焼酎蔵のはなしで盛り上がる(ことになっている)。なぜかは、知らない。 (^^)/
12.12.18 三岳(三岳酒造) 寝酒に。仕事の帰りに寄った居酒屋には、サワーと、協和発酵の端麗なんたら泡盛しかなかったので、ウーロン茶を飲んでいた。ったく!三岳は安心できる風合い。あすから二日間出張。ダイヤメ日記はあすのよるアップです。携行するのは、「八幡」「萬膳」いずれもペットボトルいり(^^ゞ (^^)
12.12.17
禁酒日
「酒のこばやし」さんにお願いしておいた「風に吹かれて」「百合」などが届いた。届いたが、今日は禁酒日。微かに白濁した百合原酒が魅惑的ではあった。午前中は「寸言」と「ひとりごと」を書く。本体の「手控え」にもテーマを併せて「萬膳」さんについての記事とした。「寸言」には、大和桜も掲載した。午後からジープを引っぱり出して、武蔵藤沢の南星屋さんに行って来た。福島さんは留守だったがお上さんと鹿児島の小さな蔵の話しなどして15分ほど過ごし、ついでに黒伊佐錦を一升購入してきた。この酒は大好きなのに、寸言に書いていないことに気がついたからだ。さっそく一升瓶姿を撮影。来週、「自然麦」と一緒に掲載したいと思う。
12.12.16 萬膳庵(萬膳酒造)
百合(塩田酒造)
多楽き(知覧醸造)
黒伊佐錦(大口酒造)
山翡翠(黒木本店・宮崎)
萬膳庵は、昨年のもの。萬膳の黄麹仕込みだ。今年の仕込み分は来年の出荷になるらしい。ひろがりのある深い焼酎。黒麹仕込みの「山小舎 萬膳」とこの「萬膳庵」、新瓶のネックを黒と生成の棕櫚縄で結びわけているプレゼンテーションがちょっと岩倉酒造場的な洒落感覚で面白い。百合はお湯割りで。M氏は「昔ながらの味かな」と一言。ボディのある、今にこびない酒。多楽きの「き」は、黒木の「き六」と同じ字。七という字が三つ。私のマックは変換してくれない。これも背筋の通った厚い酒。そういえば、この蔵元さんには、「武家屋敷」という銘柄もあった。黒伊佐錦もお湯割りで。となりのI氏が「やっぱり、ここに帰りますよね」と溜息を吐くように言った。安くてうまい安心できる酒、これが一番だ。山翡翠は、やませみと読む。黒木本店の新しい銘柄。尾鈴山蒸留所が開設されて2年だっただろうか?したがってこの酒も2年の熟成ということになる。米焼酎25度。まるい。太さが感じられない。熱くない。球磨の酒とは似て非なるもの、そう球磨焼酎のエンサイクロペディア発行人M氏がつぶやいた。ということは、「焼酎臭さ」を苦手とする女性や焼酎の入門者にはうってつけということになる。武蔵小山の「からいもの里」にて。本格焼酎党6人のささやかなしかし熱い夜会だった。「どれ、プレミア焼酎もしらんとな〜んも言えんからなあ」とばかり、「森伊蔵」を頼み、ぐびぐび飲むメンバーがいて面白かった。からいもさん、ゴメンよ。 (^^)/
12.12.15 利右衛門(指宿酒造)
桜島・新焼酎(本坊酒造)
仕事場の先輩に六本木で寿司をご馳走になった。寿司はうまかったが、少しいただいた清酒はダメだった。甘ったるくて腰がない。現在の日本人と同じで、腰がふらつき、魂もない。だらしのない清酒は淘汰されてゆくのだろうが、まだまだ残るという素晴らしい清酒の存在に希望が繋がれる。
利右衛門は思いがけず洗練された味。からいもおんじょとラベルにあったが、エスプリの効いた商品だ。白麹仕込みの柔らかな風味。飲みやすくて、きっと女性に受けるだろうとカミさんが言った。だが芋焼酎おんじょとしては、ちょびっと物足りなさを感じるのは、仕方ないかな?。
(^^)
12.12.14 大和桜(大和桜酒造)
紅椿(白石酒造)
大和桜はまず生でいただいた。この大和桜は初めての酒だ。不思議なことに開栓したとたんに広がる芳香がおとなしい。芋香が抑制されているというより熟成が丁寧といったほうがいいのだろうか。たしかに刺激もアルコールの苦みも綺麗に整理され、「涼やかなあじわい」とカミさんが言ったとおりの印象を受けた。お湯割湯煎していただいた。キレ・コクは確固として感じられる。骨格のしっかりしたボディのある酒。新酒の粗さに感じる芋焼酎らしさを好む人には物足りない味と言えるかもしれない。だが、それとは違ったベクトルの、安定したうま味を味わえる酒だと思う。毎晩のダイヤメにいただくにはいい酒だ。普段身近に置いておきたい焼酎。
同じ市来の紅椿を生で。大和桜と同じく一次二次ともカメ壺仕込みの伝統手法で丁寧に造られた酒。黒麹仕込み特有のキレ、コクを感じながらも、やや激しい主張感に飲むほうの背もつい伸びてしまう。同じ芋焼酎でもここまでの「多様さ」があるか、という感を深くした。
(^^)
12.12.13 山小舎 萬膳(萬膳酒造) 自宅で。カミさんは明日の予定があるのでと、一口だけ。
黒ぢょかに割水した萬膳を入れ、ストーブで暖めていただいた。穏やかな風味。キレもコクも安心も希望も汗も決意も感じられてならない。去年の今頃の南日本新聞に、萬膳利弘氏が「蔵を再興した」動機についての取材記事があった。それは、小学生のご子息が氏に言った「伝統を護ってね」という言葉だったという。ここにも薩摩の親子がいた。家庭があった。
(^^)
12.12.12 澤乃井(澤乃井酒造・清酒)
萬膳(萬膳酒造)
古八幡(高良酒造)
澤乃井は、仕事でお世話になっている会社のI氏とK嬢にご馳走になった。小生が釣りのホームにしている奥多摩の酒だ。釣行する街道沿いに蔵があるので懐かしくいただいた。外苑前から青山に歩き、バーバラードバーで萬膳をロックで一杯。マスターのW氏に「今年の新萬膳はどう?」ときくと「素晴らしいです」とひとこと。
うちに帰り、カミサンと一杯やろうとなり「古八幡」を生とお湯割りで。しみじみ旨い酒だなと飲むたびに思う。手控えひとりごと)に書いた、高良家の風景を思い出してしまった。
(^^)
12.12.11 村尾(村尾酒造)
百合(塩田酒造)
一どん(黒瀬杜氏)
紅豆腐の開発者後藤さんと「居酒屋」編集部のT氏、I嬢、それに、越後女性なかせのKさん、コレクターのHさん。いずれも論客ばかりで小生は小さくなってしまった。からいもの里にて。村尾、高良、萬膳、そして名も知られぬ多くの小さな蔵の守護鉄壁を祈念したい。薩摩で、素晴らしい酒が生まれつつある空気を感じる。 (^^)
12.12.10
禁酒日
いよいよ押し詰まってきた。部屋に散らばっている焼酎の整理をしなくては、どこに何があって、空いているのか未開封なのかさっぱり分からなくなってしまった。掃除のついでに、ちょっと配置図を作ってみた。昨夜は、つい萬膳をのみすぎ(^^ゞ
12.12.9 自然麦(藤居酒造・大分)
山小舎 萬膳(萬膳酒造)
自然麦は「焼酎紀行」のアンケートに応募し(なんと当選!)送って戴いた。大分の過疎村でしっかりと造りを続けている蔵元さんの麦焼酎。25度。開栓したとたんに、芳醇な香りが立ち上がって、期待感が盛り上がる。口当たりも柔らかく、決して強くはない刺激が心地よい。後にのこる風味の残響は爽やか。素材と造りの丁寧さがわかる酒。小生は芋焼酎が好きだが、麦の上質な青みがかった風味を戴きたくなることもある。この自然麦は、原材料や造りにかける蔵元の姿勢、思想がいい。
萬膳。これは今日国分から届いたばかりの酒。木桶蒸留の香だろう。深く響く柔らかな滋味のひろがりが優しく感じられる。原料芋、麹米、水、仕込み、蒸留にこだわった萬膳さんの逸品。この蔵がこれから年月を重ね、次に蒸留機を作り替えるときどういう焼酎を送り出しているのか、いただきながら、夢に舞うように想いを巡らせた。
(^^)/
12.12.8 村尾(村尾酒造)
八幡(高良酒造)
麹屋伝兵衛(老松酒造)
青酎(青ヶ島酒造)
佐藤 白麹仕込み(佐藤酒造)
年長の友人、山口教授と四谷のらむろで。
村尾さんが「蒸留機」を替えたというので味がスムーズになったとかいろんな話がでているが、本質がそう簡単に変わるとは思えない。まあ、これは昨年の酒だが、いつもながらの広がりのある芳しい風味が美味しい。八幡を戴いても、系統は同じ美味しさだ。教授は麦の熟成酒がお気に入りとみえ、麹屋伝兵衛のほかにも「よんよん」をぐびぐび飲んでいらした。「いいちこに梅干しを溶かして飲んでいた時代をほろ苦い悔恨とともに思います」と仰る。青酎は原酒ではないが、独特の青い風味が旨い。佐藤(白)と村尾を並べて飲んでみた。同じしたたかなまでの厚い味わいの中に、敢えていえば村尾の味わいのひろがりが土着的な特徴として、佐藤の鮮烈さが現代を意識した口当たりのよさとして感じられた。
(^^)/
12.12.7 伊佐大泉(大山酒造)
山小舎 萬膳庵(萬膳酒造)
八幡(高良酒造)
書類仕事を持ち帰って、さっきやっと終わった。師走はなにかとあわただしい。ちょっと一息つくときの焼酎の甘さはどうだろう。お湯割りの芋焼酎をゆっくりといただくとき、なんとも言われぬやさしさ、幸せといった気持ちを感じる。
伊佐大泉の剛直な広がり。旨味が静かに凄みをもって拡散するのだが、妙な刺激の残響はまったくない。キレがよくコクがあるというのはこういう酒。
萬膳さんの酒はいつ飲んでもビックリしてしまう。この驚きに馴れるのは難しい。ストレートや水割りよりも、やはりお湯で(この酒は)ちょっと熱めがいい。普通のお湯割りはぬるい燗が好みだが、萬膳庵の、この味わいはちょくからかすかに湯気の立ち上がる温度が一番美味しいと感じた(個人的にはね)
黄麹、カメ仕込み、木桶蒸留による酒。そういえば萬膳も、ことしの酒がそろそろかなと思っていたら、国分の石野さんから「きょう、発送した」との連絡。10月には、新・新酒も味わったし、出来がいいと聞いているのでとても楽しみだ。
八幡は、3日間、割水しておいてあったものを黒ちょかに入れ、ストーブの上において暖めた。この香ばしい甘さ!この在京のデラシネでも、鹿児島の大地にキチンと足をつけているようなそんな錯覚に陥る。この蔵元さんも薩摩の大切な財産だ。
(^^)
12.12.6 紫美(雲海酒造鹿児島工場)
がんこ焼酎屋35度(大石酒造)
黒天狗(白石酒造)
今週末から年内は怒涛の忘年会ラッシュ。幹事にはなるべく本格焼酎のある店でやって欲しいなと思っている(小生が幹事の場合は、はじめから薩摩料理屋しか候補にあげない)。いまのところは大丈夫のようだ。明後日の四谷、明けて品川、つぎに市ヶ谷、その週末の武蔵小山(本格焼酎党の夜総会。小生、九州焼酎探検隊の名誉会員を拝命しております(^-^;))、次の週の銀座、その翌日の静岡御殿場、次の六本木と、すべての場所・店で本格焼酎を戴ける。例年と違い本格焼酎が身近になった感が確かにある。
紫美をいただきながら、TBSブリタニカの「居酒屋特集」を読んだ。充実した特集になってはいたが、焼酎はまったく登場しなかった。「がんこ焼酎屋」をお湯割りで。オイルがちゃんと浮いている。上品に広がる個性的な味わいは、「月の中」の玲瓏色、「三岳」の鮮やかな芭蕉色に比較すると、暖か色とでもいうべき檸檬色といったイメージだ。焼酎の味わいを色に例えるのは乱暴かな。黒天狗はじゃあ黒色か?とおもうでしょう?いや、この酒は骨格のしっかりした薩摩隼人の肌色、褐色といっておこうか。
(^^)
12.12.5 黄麹蔵(国分酒造) 仕事関連の打ち上げ宴会で、ビールを少々いただいた。あとはウーロン茶。楽しい会だったのでちっとも苦にならなかったが、午前様で帰ってもさすがにちょかいっぱいの焼酎が欲しいと思ったのは、どっかおかしいのだろうか?
しみじみとのんだ国分の酒。吟醸香は水割りでもきちんと立ち上がっていた。現在午前二時。おやすみなさい。
(^^)
12.12.4 月の中(岩倉酒造場) 仕事を持ち帰ってきたので、まだ飲めない・・・いっそ禁酒日にとは思うのだがね〜
博多の同志から「FUKUOKA STYLE VOL23【特集】焼酎礼賛」(98.10)を送っていただいた。144ページいっぱいに九州の陽光と本格焼酎の芳醇が漲っているようなムック。今夜仕事が終わったら、寝酒といっしょに楽しませていただこう。「焼酎楽園」を酒亭リンク集にアップした。「月の中」は、落ちついた優しい味わいの酒。新酒が12月の中旬に来ると「こぐれ酒店」さんが言っていた。これも楽しみ。
(^^)
12.12.3
禁酒日
年賀状作成と寸言の更新作業。年賀状は焼酎蔵の状景を描きたくて、いくつかの蔵の風景を混ぜ合わせた感じになった。登場人物が村尾さんに似ているのは気のせい(^^ゞ
12.12.2 文蔵(木下醸造場)
伊佐大泉(大山酒造)
薩摩茶屋(村尾酒造)
桜島(本坊酒造)
「焼酎楽園」4号が届いたので、つい文蔵を戴いた。特集が球磨焼酎だったのだが、すぐ影響されてしまうのは悪い癖。伊佐大泉が強く感じたのはなぜかな?村尾さんの酒をいただいたのも、「焼酎楽園」の特集の影響(^-^;)
桜島、なんとなく村尾さんの酒に似た感じ。この酒は、二年前から屋久の自然林を造った杜氏さんが手がけていると聞いたが、どうなんだろうか。
(^^)
12.12.1 村尾(村尾酒造)
百合(塩田酒造)
八幡(高良酒造)
村尾は、今日現在まだ造っているらしい。いくら造りの期間を長くしても一人でやっていると限界はあると思う。佐藤酒造も西酒造も今年の仕込みは終わっているというのに。そういえば、高良さんもまだ造っているとか。ここも基本的に一人だというからねえ。
今日は「からいもの 里」で塩田酒造さんの親戚筋のかたとお会いして、新酒を戴いた。うまい酒。原酒「風にふかれて」も良いですよと言われたが、まだ関東では入手できない。これは「酒のこばやし」さんに予約している。楽しみ。
今、八幡を戴きながらこれを書いている。高良さんの酒は「孤高のうまさ」
(^^)/

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