焼酎寸言

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s田 苑
..............田苑栗源酒造 ..鹿児島県薩摩郡樋脇町塔之原11356-1

加世田の焼酎伝道師にっしーさんが主宰する「WEST FAR WEST」には、鹿児島の焼酎との出会いを丁寧に綴った「焼酎交友録」がある。焼酎との出会いの数はすでに140(平成14年3月現在)に到達しようとしており、まさに鹿児島の焼酎大名鑑というにふさわしい。小生もいろいろな焼酎にここで出会った。強烈な磁力と影響パワーを持つコンテンツ。ここで、この「田苑」が、素晴らしい濃醇な焼酎として紹介されていた。じつは田苑栗源(でんえんくりもと)さんの焼酎は田苑ゴールドという麦焼酎(樫樽貯蔵)しか飲んだことがなかった。「音響熟成」という斬新な試みを採用した蔵であることは知っていた。
近くの農家の畑、満開の梅花の下にて。
にっしーさんがここまで感嘆する酒ならば、とすぐに探してみたが、これが見つからない。量販アイテムなのに、というより、首都圏では、だからこそ酒屋のゴンドラエンドに登場しないのだろうか。次の週にでも「かごしま遊楽館」に行ってみようと思っていたら、なんと、とつぜん目の前に出現した。
市来のたぶっちゃんからです」と手渡してくれたのはRyoさん。2/23の囲炉裏の会(その模様はこちら)に持ってきてくれたのだった。たぶっちゃん、あいがともさげもした。

■飲んでみた
飲みくちの優しさは決して「軽い」のではない。芋のうま味を厚く深く感じさせてなお爽やかだ。生で飲んだ。芋が出現するまで一瞬の間があった。ロックにしてゆっくりと溶かしながらいただいた。爽涼たる風味の中で南国の大気と土を感じる嬉しくなる味わいだ。次に、お湯割りにしていただく。時間を超えて懐かしい鹿児島を感じる。その鹿児島はもう記憶の底におぼろとなってしまったような、そんな故郷の香りだ。薩摩の芋。きちんと背筋の伸びた鹿児島の芋焼酎。気持ちが豊かで、魂が激しくて、琴線こまやかな薩摩の人をそのまま写したような焼酎だ。堪能させていただきました。鹿児島の焼酎としては量販アイテム。ここまで旨い酒を味わうと、不良流通が煽っている「プレミア焼酎」の争奪など、何の意味もない事を痛感する。
どんな飲み方でも十分にこの酒のうまさを味わえるが、個人的には馥郁たる香りを味を楽しめる、「お湯割り」を一押しとしたい。
 

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