焼酎寸言

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吹上
.....吹上焼酎..............鹿児島県加世田市宮原1806.......0993-52-2765  
吹上焼酎のレギュラー品。芋焼酎25度。
鹿児島県の芋焼酎には、いわゆる麦混のものが意外とある。宮之城地区には銘酒園の露があり、減圧麦焼酎を微妙にブレンドして柔らかな飲みやすい酒質を作り出している。これもひとつの工夫ではある。この吹上もかっては麦混だった。いま、吹上のラベルには、さつまいも・米麹とあり、純然たる芋焼酎であることを示している。この酒は地元に愛飲されるいわゆる地焼酎だと思うのだが、意外にソフトな味わいで「昔ながら」の「辛い」味を期待するとハズれてしまう。飲みやすい、とっつきやすい焼酎として仕上がっている。

東支那海の波音を聞き、砂丘を吹き渡る風の響きを肴にダイヤメするのにはいい酒。
吹上焼酎の蔵については、地元加世田の焼酎伝道師West far Westのにっしーさんがレポート「吹上焼酎」の中で詳しく書いておられる。このサイトには地元文化・産業への愛惜溢れる好論が満載されており、必見である。とりわけ廃業せざるを得なかった蔵や、大手県外資本に頼らざるをえなかった蔵などへの痛恨のレクイエムには感銘をうけ、考えさせられることが多い。

■飲んでみた
マイルドだ。口当たりも、のどごしも柔らかい。
アルコールの刺激性はほとんど感じない。飲みやすい芋焼酎としてはかなりのレベルではないだろうか。とてもスマートな焼酎という印象を受ける。清酒大手の大関が資本と人を入れているためか、そのマーケティングも地元というより全国のユーザー及び流通を視野に入れているのかも知れない。味わいは個性的と言うより普遍的。とっつきやすく、飲みやすい。芋焼酎アレルギーを払拭するほどの綺麗な仕上がりだ。
反面、ど〜んと来る芋香の好きな焼酎党にはやや物足りないと感じられるかもしれない。
吹上浜は南北に広がる広大な自然砂丘だ。白砂青松を絵にするとこうなる、という見本のような海岸だ(ったはず^^;)。ゆっくりと伸びる白い浜辺の優しさが、この名の酒に託されているようでもある。

■余談 ^^;
県境の向こうには薩摩の蔵を見据える大手流通やメーカーがあり、また海の向こうにはテロの現役国家や覇権を狙う巨大軍事国家がある。
海防線とも言えるこの吹上地方の蔵元さんたちには、一口含んだらバシッと目が醒めるようなど〜んと強く骨太の芋焼酎も是非造ってほしいし、できれば原酒で出して貰いたいものだ。
銘柄の名は、「防人」・・・これは、球磨に同名の減圧ものがあったような・・・?
では、「異国警護番役」ってなところでどうでしょう?(ちょっと強引?^^;)。
飲み過ぎに注意しましょう。

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