焼酎寸言

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    五郎  
.........................吉永酒造 .okin  鹿児島県薩摩郡下甑村手打1277  (report 15.3.8)

下甑村は東シナ海に浮かぶ甑島列島の最南端に位置する。吉永酒造場のある手打地区は村の最南部にあり幕藩時代には海を監視していた船番所があったところだという。先年、甑島に渡ったときに見事な透明感のある青と白の海を見た。甑の海の豊穣と酒。里村の百合と下甑村のこの五郎。ふたつながらに甑の人々の誇る酒として育まれてきた両蔵の代表銘柄、地焼酎である。下甑にはもうひとつ「青潮」を造る西醸造があったが20年前ほど前に製造を止めている。
下甑村はキャッチフレーズ「新・竜宮の里」にふさわしく多くの海山の宝に恵まれている。なかでも(同村のサイトによると)世界でもここ下甑にしかない芙蓉布と、極上のつばき油には注目だ。また、竜宮には乙姫様(独身女性)がいなくてはと、村は過疎対策、若者交流事業にも熱心に取り組んでいる。地域の持つ有形無形の資産を活用して村起こしを図るのは有効な手段だが、村に一つしかないこの焼酎蔵もその資産のひとつとして重要な位置づけにあるのだろう。

Aptivaさんから拝領の品です。多謝再拝・・・。
■飲んでみた
まずは生で。ショットグラスに注いで香りをきく。ゆっくりと花弁を開く花のように、フルーティといっていい香りが静かに立ち上がってくる。口当たりも香味の広がりものど越しにも「刺激」の一片もなくスルスルと飲めてしまう。まろやかで穏やかな酒。このまま生で飲み続けてもいいかな、と思うけれど今しばらく正気を保って、今度はお湯割りで試してみた。5分で割水した酒をからからに入れ、ストーブで暖める。からからの注ぎ口から微かに湯気が昇ってきたあたりでチョコにいれて一杯。なんともゆたりとしたふくよかな味わいだ。芋焼酎の優しさを堪能できる。ストレートでも美味しく飲めるけれど、やはりお湯割りがこの酒の豊かな表情をさらに広げてくれると思う。

■ダイヤメ日記より
(15.3.1)
A・・・さあからのミサイルは吉永さんのレギュラー酒。お湯割りで。芋の馥郁を感じるが残り香は静かなままに余韻となる。敢えて派手さのないところに日常酒の穏やかさを感じる酒。
(15.2.28)
帰宅してのダイヤメは吉永さんの酒。ストレートで。はるか養母からA・・・さんが空爆してくださった下甑の地酒だ。上甑の百合は華やかな残り香が印象的だが、こちらの酒には静かな纏まりを感じた。香味の旋律に共通するものがあるのはやはり甑島の地酒ということなのだろう。

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