焼酎寸言

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はちまん ろかせず 
高良酒造      川辺郡川辺町宮4340     
......0993-56-0181

「かめしこみ八幡」の無濾過バージョン。芋焼酎35度。
原酒の造りの素晴らしさが、無濾過の商品を作る勝負なのだろうと思わせる作品だ。
一升瓶を天にかざしてみると、封じられた薩摩の魂は、かなり白濁している。濃さを感じさせ、味わいを想像させ、馥郁たる香りさえ鼻腔を衝くようだ。ここまで妄想すると、ほとんどビョーキだからさっさと開封し、味わってみることにした。

■呑んでみた
この幅の広さ、味の深み、香りの芳醇さはどうだろう!
うまさを表現する言葉はいろいろあるだろうが、この酒には饒舌はにあわない。華やかに賑やかにしゃべっているような焼酎も多くなってきたが、この高良さんの酒は「三年片頬(かたふ)」という言葉がピッタリする骨太な酒だ。それでいて、薩摩隼人のじつは本質なのだが、甘いのだ。
ロックで飲んで芋焼酎本来の甘さが立ち上がり、お湯割りにしてその芳香に陶然となる。さっきダイヤメ日記を読み返してみたら、今週はほとんど毎日この酒をいただいていた。全部で20〜30石ほどの生産量だ。
薩摩と東京の酒販店が企画したPBときく。
そうそう造れるものではないだろうけれど、季節限定酒としては楽しみな酒だ。昨年の仕込みのものはずいぶん前になくなったが、これは何本かストックしておきたいなあ。
世の中的には、森●蔵とか、魔●とかを入手したいと狂奔するココロたちとそれを利用して儲けようとする浅薄なココロたちが溢れているようだ。だが、自分の納得する酒を自分で発見し、ゆっくりと楽しみながら付き合ってゆくのが、一番だと思う。

■ダイヤメ日記より
(13.4.25)
高良さんの酒は、ロックでいただいた。いつもの深い芳しい芋香が薩摩川辺の清澄な水に舞うようにひろがってしばし無言。
(13.3.5)
今夜のダイヤメは、無濾過の酒シリーズになった。
高良さんの酒はとにかく旨い。あの古八幡も、カメ仕込み八幡も、同じ系統の味がする。
(13.3.6)
カミさんとダイヤメ。原酒でも、佐藤さんの甘栗様の風味と、芋香が柔らかく立ち上がってくる塩田さんや高良さんの蔵の酒の違いなどについて、「不思議」「旨い」「美味しい」などと、とりとめない話をしているうちに零時を過ぎてしまった。

高良さんについては、酒亭の「ひとりごと」に、地に棲む魂という題で書いた。
ホテルニューオータニの亀甲シェフの実家は、高良さんのお隣さんらしい。

 

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