焼酎寸言

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s 百 秀
..............日當山醸造 ..鹿児島県姶良郡隼人町西光寺649  電話0995-42-0315

鹿児島空港近くの蔵が造る、芋焼酎25度。
この蔵は昔懐かしい「アサヒ」が代表銘柄として知られている。地元が愛飲する「辛い」木訥な味わいの焼酎だ。いぜん、「やっぱい、最後はこん焼酎に帰ってきやっとですよ」とアサヒのことを仰ったのは、ナボシ屋の福島さんだ。地元に支えられてはじめて、県外向けなどに、ほかの原料を使ったり、造りを変えてみたりすることができるのだろう。
この「百秀」は、その「県外向け」のような感想を持ってしまうほどの洗練された味わいに仕上がっている。



ロックでもいいけれど、おすすめは、やっぱりお湯割り
この「百秀」はお正月好例の「ナボシ屋年賀状クロスワードクイズ」に答えていただいたもの(^^)/
お年玉つき年賀状の当選番号の確認すらやったことのないずぼらな小生だが、賞品が「焼酎」ということになると態度が変わってしまう。鉛筆を舐め舐め、クロスワードのマスを埋めてなんとか帳尻合わせをして解答した。正月三日にはそそくさと武蔵藤沢のナボシ屋さんにお伺いして、ドキドキしながらハガキをさしだした。福島さんがニヤッと笑って、「あらよー、正解ごわんど」とカウンターの下から取り出してくださったのが、この焼酎だった。

■飲んでみた
香りも、飲みくちも、なんとも優しい焼酎だというのが、第一印象だ。
この焼酎は、たしかにこれまでの「芋はクサい」というまことに誤った先入観をもつ他県人の目のウロコをチャリーンと落とすだろう(加世田の愛郷焼酎サイト「WEST FAR EST」の「のんごろサミット」における、焼酎伝道帥、にっしーさあ的表現 ^^;)
深い清涼感のある、色にしたら薄い紫のビロードとでも例えたいイメージを受ける。芋のコク、濃醇さは控えめながら、清冽ともいうべきキレの良さとあとくちの爽やかさは、搾りたての吟醸酒を思わせてくれる。生でいただいた時に感じたこの印象は、ロックでゆっくりと溶かしながら飲むと一層深く広がってゆく。う〜む、やはりロックで飲むことを前提にした焼酎なのだろうか?うまい。
つぎにお湯割りにしてみた。
さすがに芋焼酎だ。湯気の中に、芋の香が実に柔らかく甘く立ち上がってきた。
この「百秀」、じごろン衆(し)の「アサヒ」ファンにはものたりないと感じられるかもしれない。だが、こういう焼酎を地元以外に(なかでも都会向けに)出すことができるのは、基盤にレギュラー酒である「アサヒ」があればこそと思う。
 

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