焼酎寸言

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甘露(しまかんろ)
高崎酒造 鹿児島県西之表市安納字苗代岡1861-2 09972-2-0707

鹿児島を19歳で出て上京したために、わたしの酒歴は清酒で始まった。(高校を卒業するまで酒は飲まなかった〜ホントです ^^;)清酒や安ウヰスキーというごく普通の酒飲みだったのだが、ある日「いも焼酎」持参で友人が遊びに来た。それが鹿児島のいも焼酎への開眼だった。自衛隊関係者の彼は東北の人間だ。聞くと、「なーに、自衛隊は全国どこでも焼酎をよくの飲んでいるよ」
この言葉は、その後北海道の第七師団に友人を訪ねたときに、そして練馬や朝霞、防衛庁が引っ越してくるまえの市ヶ谷台でも裏付けられた。若い隊員も若くない幹部も良く飲む。ゼイタクと縁のない彼らは、どこの国の兵隊もそうであるように課業後はささやかな肴をつつきながら飲むのだが、小生が参加したどの宴会でも鹿児島のいも焼酎は幅をきかせていた。
(内局=背広組のエラいさんたちが焼酎をのむかどうかは知らない)
彼らの焼酎好きはブームなんかには関係ない。多くの九州出身の隊員を抱する自衛隊はまた幹部の移動転勤が想像を絶して激しい。北へ南へはたまた海外へ。それに連れて焼酎も飛んでいるというわけだ。
写真の認識帽は、富士学校の友人から拝借して撮影した。

・・・・・・閑話休題。
さて、この酒は薩摩の若い友人、Aptiva野郎さあが「こげな、地についた焼酎を飲んでみらんないかんど」とわざわざ送ってくれた焼酎だ。いも焼酎25度。種子島安納地区にある高崎酒造の代表銘柄である。
柴田書店の「薩摩焼酎 奄美黒糖焼酎」によると、この蔵元さんは「水」と「原料芋」にこだわっているという。この蔵のみならず、それぞれの(蔵が立地する)場所の条件の違い、様々な制約を越えていろいろな工夫があるのだろうと思う。

■飲んでみた
飲みやすいいも焼酎、という印象だ。香りをきくと柔らかいながらも芋が明快に主張していると思えるし、抑制されているけれど含み香にも芋の甘さが豊かに感じられる。
全体に飲みやすい焼酎として完成している。
ロックで甘みが残り、お湯割りでは芋の脹らみが嬉しくなるほどだ。
安心して毎日のダイヤメ酒として飲むことができる酒だと思う。

■ダイヤメ日記より
(13.9.17)
種子島も個性のある芋焼酎が多いところだ。熟成した久耀や飲み口の豊かな南泉など戴いて感嘆したが、この甘露も美味しい酒だ。南泉の濃厚さとは対照的に柔らかで透明感 のある酒。お湯割ではややソフトな味わいのなかに確かな芋の風味が感じられた。

 

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