焼酎寸言

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  山小舎の蔵 真 鶴(まなづる) 
....................万膳酒造 .okin  鹿児島県姶良郡霧島町永水字宮迫4535

「真鶴」は二年ほど前に「本格焼酎寸言〜真鶴」に書いたことがある。1999年の蔵再興までも萬膳醸造場として販売していた先代以来の銘柄だ。すでに終売となっている。この新しい「真鶴」は、2001年に霧島手篭川沿いの手造り蔵、山小舎の蔵で仕込まれ、2002年10月に地元中心に出荷された芋焼酎25度。杜氏の宿里さんがこの蔵で丹精した白麹仕込み始めての酒である。
ラベルには鶴と松、水平線を染め上げて昇り行く日輪。これまでの真鶴とほぼ変わらぬ意匠だけれど、杜氏と蔵元が一から切り開いた「山小舎の蔵」の名がショルダーに誇らしげにあるのが子から父へのメッセージを感じさせて感慨深いものがある。


平成15年正月3日。雪の中を夕闇せまる原っぱに瓶を持ち出して撮影。ストロボに照らし出された真鶴には新春という言葉がよく似合う。
あらたな蔵そして造り手なりに国産米にこだわった酒。しかし、地元にこそ愛して貰いたい酒であるという気持ちは、先日蔵を訪問した本格焼酎応援サイト、「ちょっ蔵 のんダレ亭ぃ」の主宰者nanchanさんの「万膳酒造レポート」でも伺うことができる。

■飲んでみた
もう何もいうことはない。素晴らしい酒だ。清冽で、素直で、穏やかなそして旨味の凝縮を静かに秘めている酒。生で(ストレートで)飲んで、これほど刺激を感じずまろやかな酒をしらない。好みだろうが、お湯割りにするときには、やや濃いめに作るのがいい。四ッ谷三丁目の羅無櫨の亭主はさすがに7:3に近いくらいの割合で出してくれた。酒を知り、飲兵衛に合わせ、サーブの仕方を考える。練達の技というのはこういうことなのだろう。

■ダイヤメ日記より
(14.10.26)
万膳さんの酒は、国産米を使用した白麹仕込み。この真鶴、萬膳のキリッとまとまったキレもコクもある味わいと、萬膳庵の華やかな味わい、その双方とも違うけれど、まるでその中天にあるような極めて上質な香味を感じる酒だ。ストレートでも美味いが、お湯割りにして、ちょっと冷えてきたときの味わいの優雅さは素晴らしい。

(14.11.18)

「身を寄せて 桜島大根 切りにけり」朝倉和江
まったき冬である。大根の白さが目に滲みる季節である。なんちゅわならん寒さ。夜になり風も強くなってきた。昨夜5分に割水しておいた佐藤さんの黒麹仕込みの酒を暖めてダイヤメ。5分でも豪快な切れ味が緩まない。ちょっとお湯を足して増量(^^;)。薄めても優しさが増すだけで香味の減衰がまったくない。うまい。万膳さんの白麹の酒は、讀賣ウイークリィを読みながら。なんだか散漫な記事だった。確かに缶チューハイも、シソを入れた麦焼酎も美味しいでしょうけれど、「本格焼酎の・・・」とタイトルを付ける記事の中では違和感がある。真鶴をちょっと試したカミさん、「上質なリキュールのよう」と評した・・・^^;。何も足さない、何も引かないというのは、実はこういう酒のことだろう。シングルモルト にして、ここまできめ細かな味わいの襞が、鮮やかに昇華・収斂している。この酒はごく普通にコップでお湯割りでいただいた。

旧製品ラベル瓶姿

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