焼酎寸言

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山小舎 萬膳
萬膳酒造  姶良郡霧島町永水字宮迫4535  0995-45-0112(事務所) 

伝承の手法で丹念に造られる、黒麹仕込み芋焼酎25度。
1999年に超軟水がわく霧島の山中に蔵を建設。一次二次ともカメ壷仕込み、木桶蒸留機を使用した丁寧な造りは叔父の黒瀬杜氏宿里利幸氏との作業である。

■この年の12月、地元の南日本新聞は国分支局発としてこう伝えている(二回分をまとめました)。
 霧島町の山中で昔ながらの製法による焼酎づくりに挑む、万膳酒造代表の万膳利弘さん(39)。手づくり麹を用いたカメつぼ仕込みで、蒸留機も木製のたるを特別に仕立てた。霧島山系の軟らかな水が味をひきたてる。同酒造は1922(大正11)年創業。万膳さんの父が三十年前に急死して焼酎製造は途絶え、販売だけを行ってきた。造りの復活については「息子の代にでも…」と漠然と考える程度だった。
 その思いを息子の素朴な一言が揺るがした。六年前の豪雨災害後、甲突川五石橋が解体される様子をテレビで見ていた当時小学二年の息子がつぶやいた。「お父さん、歴史って守るものじゃないの」
 万膳さんはおじで川辺郡笠沙町の黒瀬杜氏、宿里利幸さん(67)に相談。宿里さんも「杜氏の技術を後世に伝えたい」と技術指導を喜んで引き受けた。
「どうせなら昔ながらの製法で」。自然通気による手作りこうじに始まり、一次・二次もろみはカメつぼで仕込む。蒸留機も木だると錫(すず)製の冷却蛇管に。木だるや錫製蛇管の技術者も数えるほどしかいないが、こうした匠の技も杜氏の腕と同様、焼酎文化を支えてきたとの思いからだ。万膳さんは「厳しい焼酎業界を生き残るには、造り手と売り手が信頼関係で結ばれる付加価値の高い焼酎づくりが不可欠だ。焼酎文化の継承も担っていきたい」と話している。「機械製法を否定する気は毛頭ないが、こんなバカがいてもいいのでは」そういう萬膳さんを、利き酒師の資格を取った妻のひろみさん(39)がバックアップする。「家族の支えが何よりの力」と氏は照れながら語った。
(資料提供:南日本新聞社)

「山小舎の蔵 萬膳酒造」の
木桶蒸留機(友人から戴いた写真を参考に描きました。変なところがあったら、ごめんなさい)
■ダイヤメ日記より
(12.12.16)黒麹仕込みの「山小舎 萬膳」と黄麹の「萬膳庵」、新瓶のネックを黒と生成の棕櫚縄で結びわけているプレゼンテーションがちょっと洒落た感覚で面白い。
(12.12.12)外苑前から青山に歩き、バーバラードバーで萬膳をロックで一杯。マスターのW氏に「今年の新萬膳はどう?」ときくと「素晴らしいです」とひとこと。
(12.10.30)自宅で、ゆっくりと頂いている。この甘さ、旨さは例えようがない。繊細なま での印象を受ける。
(12.10.12)今夜はホ○プロのパーティでワイン 。優香や深田○子、以前仕事した東ち○るさんたちの顔もあった。なに より湯川○子さんとエルビスの話しができたのは嬉しかった。エルビス狂のカミさん宛に湯川さんがメッセージを書いてくれた。パーティは途中で 抜けて帰った。自宅でのむ山小舎 萬膳は、ソムリエのワインより(申し訳ないが)はる かに旨い。
(12.9.11)萬膳(萬膳酒造)。宿利杜氏が丹精した酒。旨味が快い香りとなって立ち上がる。刺激性少なく、まろやか。深み厚みのしたたかな、ボディのある、そして、爽快な酒。

【付記】(タンク萬膳コメントより)
「変にプレミアブレイクして貰いたくない、そんな焼酎がある」ものと、村尾のことを書いた。
「萬膳」もすでにプレミア化しつつある酒だ。特に、霧島に蔵を新設して、「山小舎 萬膳」と「〃萬膳庵」を発表してからは急速にその稀少性が投機的な価値と化している。村尾同様、ひるね蔵は、萬膳を飲みたくなって、なお買い置きの萬膳が無くなっていたら、「からいもの里」に出かけていくことにしている。
何度も言うが、プレミア争奪などばからしい。蔵の汗を不良流通と不良客が金の重さだけで量り売りしている。そんな状況は間違っているし、まっとうなものを生み出すとは思えない。

 

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