焼酎寸言

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  なかまた 28度
...........中俣合名会社 .oki鹿児島県指宿市西方4670   (レポート 2010_8_9)

芋焼酎「桐野」を造る蔵を訪ねた。そこで出会ったのがこの酒だった。芋焼酎「なかまた」黒麹仕込み、常圧蒸留、28度。
名匠黒瀬勉杜氏の造りを伝えるこの小さな蔵は非常に個性的。麹米、割り水、貯蔵など実に多くの工夫を加えた作品がある蔵だ。ここで出会った人々、語ったこと…。
その印象は南国の太陽のようなあたたかさと明るさを伴ってよみがえる。レポートは「薩摩酎行紀」に掲載しています。
http://www.kt.rim.or.jp/%7ewadada/cyokayume/nakamata2009_12.html


麹は河内黒麹菌ゴールド、原料芋は南薩摩産の黄金千貫。
『薩摩焼酎紀行〜民の生活と文化〜』(豊田謙二/高城書房出版)の文字をルーペに頼って読みながらダイヤメ。本漆のフレーム付きルーペは木場の料理屋「つちや」女将からの戴きもの…^^。
28度という度数がじつにいい。普通より3度高い設定が味わいの幅を広げてくれる。
ロックで美味しいという人も多いだろう。
より原酒に近い度数ならではの、豊かな厚みとでもいう味わいは、もちろんお湯割りでいっそうに引き立つ。
この蔵の代表、大山さんは明るく楽しい人柄。いつも笑顔でよく動く。小さな蔵の中を誰よりもこまめに動いて仕事している。亡き黒瀬勉杜氏の後を受けて、同じく杜氏の薫陶を貰った蔵子さんたちとともに造りにあたっている。仕事を笑顔で楽しむ、その笑顔が酒に映っている。
■飲んでみた
まずは生(き)であじわう。甘い。最初から最後まで豊かな上質な「甘さ」が響く。
黒麹らしいコクを楽しみながらも切れの良いのどごしもいい。
味わいのふくよかさ、ふくらみは濾過の軽さのせいだろうか。それでいて全体に落ち着いた香味は丁寧な熟成を感じさせる。
お湯割りでいただく。五分の湯割り。生の味わいをさらに広げて豊かな芋香が体と心に沁み渡る。
優しく緩やかな気分になってゆく。これだから、芋焼酎はいい。この「なかまた」、まことによか芋焼酎である。アテには肉料理があいそうだ。とろとろに煮込んだ豚で、濃いめのお湯割り、たまりませんね。



中俣合名会社  鹿児島県指宿市西方4670 TEL 0993-27-9181
http://www5.ocn.ne.jp/~nakamata/


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