焼酎寸言

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s 屋久島 南海 黒潮
..............本坊酒造屋久島工場 .okina  鹿児島県熊毛郡屋久町安房2384番地  

「屋久島に転勤なんだって」と、カミさん。帰宅した途端そう言われて「え?誰が?」と間抜けなことを言ってしまった。屋久島と聞くと、まず思うのは「三岳」、もちろん、かの地の芋焼酎である。そして宮之浦岳を始めとする高い峰峰だ。そこに降った雨が地に滲み入りまた湧きい出て、やがて清冽な渓流となる。下るに従って激つ瀬となり海へと疾る、その清澄な水にすむヤマメや、島の奥つきに悠久の時を生き続けている縄文杉の勇姿を思い浮かべるのだ。・・・といっても、小生まだ屋久島に旅したことがない。いつかは屋久の大自然を感じに行ってみたいと思っていたら、「屋久島に転勤」だと。鹿児島県庁の職員として働く、弟に辞令があったそうな。屋久島環境文化財団・文化村センターというのが新しい職場だそうだ。な〜〜んと、羨ましい・・・。
手造り蔵で国産米を麹米とし、甕仕込みで造られる。
弟の屋久島転勤を羨ましがっていてもしかたないので、はるか所沢から彼の健闘を祈念してこの酒をいただくことにした。おそらく二年以上しまい込んであったものだと思うのだが、判然としない。本坊さんには秀逸な酒が多くあるけれど、とくに屋久島工場の原酒の旨さはたとえようがない。この「黒潮」の原酒も何年か前に限定出荷したことがあったけれど、その濃いうま味は、まったく言葉にならぬほどだった。

■飲んでみた
写真の「黒潮」は、25度の製品である。生ですこし味わってみた。まさにあの原酒を髣髴とさせる濃醇さだ。重量感、ふくらみのある味わい。ここちよい含み香は一口のみ下したあとも深い余韻を響かせている。これはストレートですこしづつ飲むのによいかも。つぎにお湯割りでいただく。サツマイモの穏やかな食感にも似た豊かな薫りと味わいが交響する。のどごしに大地の恵を感じさせて、まさしく芋焼酎の「幸」とはこういうことだと酒が歌っているようだ。この酒を産んだ島と、造り手さんとに感謝しつついただいた。うまい。いっぱい、またいっぱい。盃をかさねるごとに、無口になってしまうのはなぜだろう。

「なーんだ、お前の寸言は、飲んでうまいというだけかい。参考にならん」とご不満の方は、薩摩の酒を愛して止まぬ加世田の焼酎伝道師、にっしーさんの「焼酎交友録」で、「黒潮」の記事をご覧下さい。

 

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