焼酎寸言

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 さつま おはら
...........本坊酒造津貫工場 .okin  鹿児島県加世田市津貫6594

いわずと知れた本坊さんのレギュラー酒。芋焼酎25度。
鹿児島の代表的銘柄といっていい。
だが、当の本坊さんのホームページにはもうないアイテムだ。

いまの本坊酒造では「桜島」ブランドがレギュラー代表となり、手造りの「貴匠蔵」「屋久島」などがそれぞれ原酒を含めてこだわり系ラインナップを構成している。

他にも知覧紅という芋を原料とした「薩摩紅」や米、麦の豊富な銘柄があるが、この「おはら」をもう店頭以外で見ることができないのは寂しい限りである。

そういえば、本坊さんの父祖の地である加世田津貫に、あらたに手造り工場が完成。

発祥の地の蔵らしく、コンセプトも味わいも骨太な酒を造りだして欲しいと願っている。


鹿児島の一般的な焼酎飲み屋さん風に撮影してみました。
本当は五合瓶とポットがあればリアルなのですが・・・
(^^;)

下のカットは池袋「BETTAKO」の琺瑯看板の前での撮影。
むかしの酒屋さんでよく見た風景。


■飲んでみた
一口でいうと懐かしい味わいだ。まず生(き)のまま戴く。本来の芋のふくらみのある味と香りがなんともスムーズな喉越しに楽しめる。お湯割りにしてみる。以前鹿児島のAptiva野郎さんが送ってくれた「おはら」銘柄の販促コップで、きちんと「ろくよん」に作った。このコップは他のと同様に、焼酎を割る目安ラインが描いてあるのだが、「6:4」のラインには「ごきげんライン」と付記してある(ちなみに「5:5」ラインは「ほろ酔いライン」。まあ、どっちでスタートしても二杯目からはごきげんラインに達するのですが・・・。本坊さんはおもしてかですね〜)。
さて、「おはら」のお湯割り、やはり芋の美味さはお湯割りがいちばん、と思わせてくれる豊かな味わい。芋焼酎は、香りのファーストアタックが苦手という人でも、この「おはら」の柔らかな香りと味は何の抵抗もなく受け入れられるだろうと思う。
加世田津貫のラベルを誇らしく貼ったこの「おはら」、地元の焼酎伝道師にっしーさんのレポートは必見です。

■津貫手造り蔵への期待
冒頭にも書いたけれど、鹿児島出身の一飲兵衛として希望があった。本坊さんの父祖の地に完成する手造り蔵で産み出される酒は、芋焼酎「おはら」であって欲しいと。
多角業態に発展している鹿児島きっての大企業、本坊さんの原点回帰という点でも、そう思っていた。
聞くとこんどの新しい蔵では「おはら」を造るというではないか!かって「手造り おはら」が存在した。手麹で醸した「おはら」を再びこの古くて新しい手造り蔵から出して欲しいというファンは多かったはずだから、期待はいやましにつのる。

イラストで構成された「手造りおはら」のラベル。ナボシ屋さんから拝領のもの。甕のもろみに櫂をいれる蔵人の姿が描かれている。よく見ると通気口や木桶蒸留機まで背景に描かれていてこの酒が「手造り」であることを示している。バックにあるのは突然カミさんが持ってきて置いたエルビスの新CD。ファンの心理はわからん・・・
(^^;)

■おはらの由来
「おはら」の由来を調べてみた。よく知られている民謡「おはら節」に由縁するのではあるけれど、その歌の由来が色々な説があり定まらない。一説には日向安久(現在の宮崎県都城市安久)の安久節を起源とするという。島津の琉球侵攻に従軍した安久の郷士が陣中で唄った歌を、原良の郷士達が歌詞を代えて歌った。やがて「原良」に「小」をつけて「小原良節」と呼ぶようになったという。
...花は霧島 煙草は国分
..........燃えてあがるは (おはら はぁー)桜島 
...見えた見えたよ 松原ごしに
..........丸に十の字の(おはら はぁー)帆が見えた
...桜島には 霞がかかる
..........あたやおはんに(おはら はぁー)気がかかる

 

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