焼酎寸言

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    大 楠 (おおくす) 
...............................m白金酒造 .okin  鹿児島県姶良郡姶良町脇元1933  (report 15.7.12)

蒲生町(かもうちょう)は白金酒造のある姶良郡姶良町の北西に隣接する町。特別天然記念物に指定された日本一の大楠をシンボルとして歴史を刻んできたところだ。町のホームページにはこの大楠についての説明が詳細にアップされている。このサイト、緑の色遣いが美しい。焼酎「大楠」のビンの緑色、ラベルの色と意匠ともども町のサイトに共通しているのがお解りになるだろうか。この酒は焼酎の蔵を町内に有しない蒲生町が隣町の白金酒造に委託した蒲生町のオリジナル焼酎である。
その白金酒造のすぐ隣にお住まいの精酎組海事奉行「酔船(よくろいぶね)」さんがお送りくださったもの。あいがともさげもした>酔船さあ・・・。
原材料には、「さつまいも、オート麦、米こうじ、麦こうじ」とある。米麹を使用した芋焼酎に、麦麹で造った麦焼酎(原料はオート麦)をブレンドしたものという意味である。オート麦の麦焼酎というのは他に聞かない。健康にいいとか吸水性が高いというイメージがあるけれど・・・。麦をブレンドした芋焼酎は他にもある。以前は先入観から敬遠していたのだか、宮之城や出水の芋焼酎で麦をたくみにあしらって美味く造りあげた作品に出会ってからは、その抵抗感はなくなった。まあ、なんでも飲んで美味しければよかというのが正直なところ。


お湯割りでのやさしい味わいは特筆ものです。
■飲んでみた
開封したら穏やかな香りが立ち上がった。
口当たりも良く、刺激も少ない。すっきり系の焼酎かな・・・と一瞬錯覚したが柔らかな最初の印象は一口飲むとやや硬質な味わいというより喉ごしに変わってゆく。
飲みやすい焼酎に変わりないのだがきちんと飲み応えというべき重量感があとからやってくる。麦をブレンドしているというけれど、逞しい芋の力を正面から感じることができる酒だ。
次にすこしぬるめのお湯に注いでお湯割りでいただいた。
香りが波紋のように広がってゆく。生でいただいたときの口当たりの良さは一種の軟らかさを感じるほどだったのだがお湯割りでは一気に芋焼酎本来の表情に変わった。
芋のふくよかさをたっぷり楽しめる酒だ。飲み飽きしない、ながく飲み続けられる焼酎といえよう。おすすめはやはりお湯割りを最上としたい。


みんなの誇り大楠は/大地に生きて二千年/ともに手をとりたくましく/栄える町を築こうよ/蒲生は明るく伸びる町

(蒲生町民歌 二番)




国指定特別天然記念物「蒲生のクス」
(昭和27年6月29日指定)
 推定樹齢:約1,500年/高さ:30m
 根回り:33.57m/幹回り:24.22m
 内部:直径約4.5mの空洞(畳8畳分)


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