焼酎寸言

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    佐藤 白麹仕込み  
.........................佐藤酒造 .okin  鹿児島県姶良郡牧園町宿窪田2063番地  (report 15.2.23)

「佐藤」の白麹仕込み、芋焼酎25度。関東では「黒麹仕込み」のほうが好まれるようだけれど、佐藤酒造の味わいを(同社のレギュラー酒、「さつま」以外で)よくあらわしているのはむしろこの白麹仕込みのほうに思える。とくに割水して燗をつけ、ややぬるめになったときにこの酒が描き出す味わいは素晴らしい。
やや焦げたようなかぐわしさのなかにゆったりと広がるうまみの深さ。いつまでも飲み続けていたいような気持ちになる。
仕込みも割水も霧島の軟水を使用。原酒は和水してから別棟のタンクで熟成させる。タンクは二階、瓶詰め場は一階。自然落下方式で瓶詰めすることの意味はこの酒自体が雄弁に語っている。

芋焼酎の美味しさはお湯割りが最高と教えてくれた酒だ。
割水してゆるやかに(湯煎で)燗を付ける。多少熱くなってもいいけれど、ちょっと置いて適温を待つ。40度をすこし超えたあたりでこの酒が歌い出す。しずかな深いそしてあたたかな旋律だ。

■飲んでみた
トップ香はやや抑制されているような静かさだ。生で含む。緩慢といっていいスピードで香ばしい味わいが広がる。やや焦げ様のテイストはしかし突出せず希薄でもなくよくバランスがとれていると感じる。のどごしは緩やか。しかしかすかな苦みが底の方で響き、この酒の優しい表情の内なる剛胆を垣間見せてくれる。次ぎにお湯割りでいただく。二合入りのからからに水と焼酎を割入れ、ストーブでゆっくりと暖めてゆく。杯に注ぐときに微かに湯気が立ち上がる頃合いが適温だ。生で飲んだときとは表情が一変した。香ばしさが強調され芋のふくらみが一層豊かに感じられる。それでいて決して「激」ではない。酒の力には様々な表現の仕方があるとおもうけれど、この「佐藤白麹仕込み」、包容力のある酒という形容がもっともふさわしいかもしれない。

■ダイヤメ日記より
(15.2.21)
佐藤さんの酒は水と一緒にからからに入れてストーブで暖めた。油断して熱くなったが、ちょっとさましていただくとなんとも感動の美味しさ。焼酎のポテンシャル(^^)は飲み方次第で無限に広がると思わせてくれる。

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