焼酎寸言

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紫尾の露
軸屋酒造    鹿児島県薩摩郡宮之城町平川1427   0996-54-2507

この焼酎の名前は知っていたが、戴いたことはなかった。先日、武蔵小山の焼酎居酒屋「からいもの里」店主の桐木平サンが「あいは、秘剣どんがすっそなしょちゅごわんど。すごくうまかですよ」と悪魔のごとくささやいた。焼酎に関しての自制心のなさは、秘剣本人が自覚しているとおりだから、すぐに携帯をとりだして自宅近くの酒屋、「ナボシ屋」さんに問い合わせた。電話の向こうから、いつもの優しい声で「紫尾の露ちな・・・あいもんど」
その週末に早速伺って一本購入してきた。
ラベルがなんとも清々しい。山は紫尾山。軸屋さんのある宮之城と出水市の境にある霊峰である。ここを水源とする水で仕込んでいる酒故の銘柄名。山を越えた出水市側には現在は雲海の新屋記念蔵があり、銘酒「紫美」を造っている。この地域の水の良さをあらわしているような気がする。
軸屋酒造には「ぼっけもん」と「祁答院」という酒もあるが、いずれも麦焼酎をブレンドして味をととのえている。そういえば、同じ川内酒造組合に属する植園酒造の「園の露」も麦焼酎をブレンドしている人気銘柄だ(2000年9月当時。2004年現在はブレンドなし)。この地方特有の手法なのだろうか。いずれも1700円程度のプライス、地元の日常酒として定着しているのだろう。すばらしい!
■飲んでみた
香りを利くと懐かしい記憶が一瞬に時を超えて甦った。
昔の薩摩の焼酎の香りだ。濾過が軽いのだろうか、香味成分が舌の上で踊るようだ。割水してしばらく置き、冷やでいただく。うまい!なんのクセもなくほのかな芋香の残響も心地よい。
■ダイヤメ日記より
(13.4.28)
紫尾の露は昔ながらの辛い焼酎。やや薄目に割水しておいたものを湯煎した。サッパリとしたキレのいい風味の中に芋香が控えめに広がる。美味しい酒。西海の薫といい、この酒といい、薩摩の暮らしに根付いた焼酎という気がする。

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(c)hiken@2000.9改訂2004.1.12