焼酎寸言

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    白 露  
.....................白露酒造 . ...kag鹿児島県揖宿郡山川町大山987    (report 16.2.14)

白露酒造は揖宿郡山川町大山にある蔵である。
山川駅近くの田村合名さんからは一駅。直線距離にして3キロほど。県本土では最南端に位置する。
もともと鹿児島市内の大竜町(河内種麹商店のある清水町と薬丸自顕流宗家のある池之上町の隣町)に昭和35年6月設立され平成2年1月に岩崎グループの観光工場として現在地に移転した。
観光客が気軽に鹿児島の焼酎造りに触れられるように設備や案内に気を配っている。
ここの商品は東京銀座(四丁目交差点すぐ)に同グループがオープンしたアンテナショップ「九州文化邑」の主力商品として販売されており、東京の焼酎ファンにとっては便利。「岩崎グループ」は大正期の終わりに鹿児島で木材商として創業。現在はグループとして5000人の従業員を包し、年間700億円を売り上げる一大コングロマリットである。


ポケット瓶は気軽に携帯できアウトドア焼酎にはぴったし。
このポケット瓶の「白露」は池袋の焼酎居酒屋「BETTAKO」の店主、金本亮吉氏から薩摩土産として戴いたものである。彼とその酎友たちの薩摩訪問レポートは同店のサイトでご覧いただきたい。焼酎を心から愛する人がどういう視点で鹿児島の風土を見たかが十分に察しられて興味深いものがある。

■飲んでみた。
「むかしの焼酎、っていう感じだろうか」飲む前にはそう思っていた。
透明なガラス瓶を通して、酒が透き通るように揺れている。封を切りキャップを回す。「いも」焼酎のかぐわしさが飛び出すがさほどの強さはない。薫りの優しさと味わいが反比例する酒というのは確かにある。だがこの「白露」、口当たりがまことに優しい。やわらかでスムーズである。喉ごしも滑らかで刺激もほとんど感じない。全体に穏やかな印象である、と結論する前に、ゆっくりと余韻が膨れ始めた。底に沈む渋さが浮揚してくる。拡散ではなくこの酒の芯の強さの輪郭が立ってくる。飲み応えあり。白麹仕込みの酒の味わいをもっともよく楽しめるお湯割りならばいつまでも飲み続けられそうだ。この白露、黒麹仕込みもあると聞いた。味わい較べてみるのも楽しい。焼酎の楽しさはその多様性にあると感じさせてくれる酒である。



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