焼酎寸言

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sしょうちゅうの華
..............岩倉酒造場 ..宮崎県西都市下三財7945

宮崎の岩倉さんが造る、いも焼酎の名品「月の中(つきんなか)」で、芋焼酎の美味しさに目覚めたひとが少なくない。
いも焼酎原理主義者薩摩派としては、内心忸怩たるものがなしとしないのだが、まあ、こればかりは仕方がない。

「月の中」は、造る人の優しい気持ちが、そのまま酒に映って、穏やかで深くひろい味わいを楽しめる焼酎である。
この「しょうちゅうの華」は、その「月の中」の無濾過バージョンだ。無濾過の酒によくある澱、白濁するその杜氏の意志を誇り高い命名の由来としたのだろう。本格芋焼酎、25度。

焼酎を造る人は、ほぼ例外なく酒豪が多いのだけれども、この岩倉酒造場の岩倉幹子さんもその例にもれないようだ。たしかに好きでなくては飲んべえの気持ちが分からないだろうし、造れない。結構なことだと思います・・・・・・^^;。


某月某日東京の焼酎の会にて。
某宮崎の女性蔵元I「きょうは体調がわるくて・・・ゴ、ゴホン」
某薩摩の若手蔵元S「わや、そいは風邪ぢゃなかどが〜」
某薩摩の若手蔵元N「のんすぎぢゃっど、ゆうべ〜」

■飲んでみた
無濾過の酒特有の口当たりの厚さ、喉越しのしたたかさが、じつは思いがけないほど少ない。無論うま味の深さはしっかりと持っている。あ〜、これは確かに岩倉さんの芋焼酎だと、ハッキリ感じさせる個性、無濾過でこのきめ細かな優しい風味。基本に宮崎の焼酎があるなという印象だ。宮崎酵母のためかはたまた素人にははかりがたい造りのせいか。
いずれにしても美味しさは月の中だ。それにいささかの杜氏の意気が加わって、まことによか味わいの酒となった。
生でいただいて、つぎにやや温めのお湯に注いでいただいた。なんとも華やかな香りがひろがり、この寒い季節ならではの幸せを感じさせてくれる。
生でも、ロックでもよいけれど、あたたかなお湯割りでゆっくり戴くのを、一押しとしたい。
 

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