焼酎寸言

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たなばた
... 田崎酒造 日置郡市来町大里696 ..........0996-36-3000


芋の本格焼酎古酒、25度。6年貯蔵と聞いた。
鹿児島県の西部、吹上浜の最北部に位置する市来町には「伊集院酒造組合」に属する10酒造場がある。いずれも個性的な蔵だが、なかでも田崎酒造は古酒を得意とする蔵元だという。
代表取締役の田崎正人氏は、「焼酎造りの神様」といわれるほどの存在だ。この夏の初め(13年6月)東京でお会いしたときの印象は、好々爺然とした温和な老紳士といった雰囲気の方だったが、焼酎についてお話になるときの眼差しの確固たる鋭さには、さすがに職人の魂を感じて印象的だった。

■飲んでみた
まず生でいただいた。
とても柔らかい印象をうける。まろやかな酒というのは芋には多いけれど、このたなばたはただまろやかなだけではない。なんと表現すればいいんだろう、爽やかな広がりを舌に感じながらも刺激性はなく深いうま味をもった柔らかさだ。うまい。
ロックにしても、呑み口がただよくなるのではなく、熟成をしっかりと感じさせてくれる嬉しい酒だ。


■余談
ある夜、新宿荒木町の羅無櫨でこの酒をロックで飲んでいる若者がいた。連れの女性はエラく美人だったが、こっちはビールを目の前において口をつけている様子もない。会話もない。怪しげな二人だった。たなばたのロックの好きな男と、泡の消えたビールを見ているのが好きな女性の相性はどうなんだろうと、バカなことを考えてしまった。七夕という逢瀬も終わった7月9日の夜のことだった。小生は佐藤と百合をガバガバ飲んで、亭主の末松さんとバカぱなしをして楽しい夜だったが、あの二人にはどんな夜だったんだろ?

 

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