焼酎寸言

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 天涯一滴(てんがいいっしゅ) 
.......................中俣合名  22....2.....鹿児島県指宿市西方4670 

この酒は「養老」で知られる中俣合名会社の「限定こだわり酒」とか。東京ではまずお目にかかれないのだろうけれど、開聞に住む釣り人、こだまさんが送ってくださったものだ。
大漁の内祝いとしてでもあろうか。氏は先日錦江湾で極良型の真鯛を釣り、さらに次なる釣行ではまぼろしの高級魚、アラを二枚も釣り上げたという。
その功徳を焼酎に託してお送り戴いた氏の厚情に感謝しつついただきました(^^;)。
こだまさんは秋田のご出身なれど、さつまの地を居場所と観念し、ある日はカヌーで、またある日は漁船で、錦江湾を焼酎の、いや、掌中の海として楽しんでおられるご奇特な青年紳士である。このごろでは江戸や相州にも開聞の地から焼酎情報を発信されておられ、薩摩の物産、特産の広報宣撫に励まれていることには須賀知事に成り代わって感謝したくなります(^^;)。

日本酒を飲めない秋田人。その薩摩と焼酎への人生の航程は、こちらでご覧になれます。


物置で発見したオールドミシンと(ミシンの全貌はこちら)。
■飲んでみた

開栓すると春の風のように上立ち香のやさしさが立ち上がる。色にたとえれば、紫紺だろうか。爽やかなキレの良さを予感させる。まずは生でいただいてみた。くちあたりの良さは特筆もの。アルコールの刺激を感じない飲み口の良さ。おとなしめの表情だ。実力のある酒や人こそインターフェイスの華やぎを抑える。この酒の穏やかな佇まいにはじつは力が潜んでいると感じつつ、一杯さらに一杯。のど越しのなめらかさ。ゆっくりと湧いてくる滋味。口中にまとわりつくような旨味というより、キレが良いけれど味蕾に長く残る甘さが、じつにここちよく響く。
片口に一合のお湯を計ってからからに投入し、つぎに天涯一滴を正確に一合注ぎ込んでお湯割りを作った。お湯割りでは芋香がぐんと広がり一層やさしい表情を見せる。ゆっくりと、長く時間をかけて飲んでゆくのにぴったりの焼酎。やはりおすすめはお湯割りでしょうね。

 
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