焼酎寸言

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   唐仁原
...........     鹿児島酒造.okin  鹿児島県阿久根市栄町130番地  

焼き芋焼酎「黒瀬」や、つい読み間違えてしまう「酔十年(すいとおねん)」などで知られる「鹿児島酒造」の、これは「竹炭」で濾過した酒である。
杜氏は黒瀬安光氏。県産黄金千貫を原料とした熟成芋焼酎を特産の竹炭で仕上げ商品化したもの。
販売元は加世田の「唐仁原商店」。内山田東山というところは地元の友人に聞くと「50戸ばっかいの小さな集落ごわんど」ということだが、蔵と協働して意欲的な製品を生み出すなど、アイデアと地域は無関係ということだろうか。

竹炭での濾過は東酒造の酒にもある。
また、手漉き和紙での濾過を特色として打ち出した酒も軸屋酒造にある。いずれも流通との取り組みの結果であるが、それぞれの智恵を酒と一緒に詰め込み熟成させているようにも感じるのである。


シンプルなデザインのラベルの中に華を感じる。

■飲んでみた

「竹炭」で濾過した酒、と聞いたときにまっさきにイメージしたのが「都会受けする飲み口がやさしい酒」ではないかということだった。
香りも抑えて飲みやすく、初めて焼酎を飲む人でも取っつきやすい、そんな酒というイメージを持っていた。だから開栓した途端にやや控えめながらも、甘く深い香しさが立ち上がったのにはすこし驚いたのである。
ストレートでいただく。やわらかさの中にほどよいコクがあり、それを覆う爽涼といっていい味わいが何の矛盾もなく存在している。
丁寧な熟成と「濾過」したというより「滋味」を「加えた」と言いたいほどの木目の細かなくちあたり、のどごし。
お湯割りでもいいが、ストレートそしてロックでいただくとすぐれて繊細な味わいが堪能できる酒である。

■ダイヤメ日記より
(16.5.25)鹿児島の知人が送ってくれた黒瀬安光さんの酒をストレートで。一日のダレを止めるのをダレヤメという訳であるが、本当にこの盃一杯の酒で疲れが須臾にして去るのはなんとも不思議なほどだ。
(16.5.30)唐仁原も生のままで。より華やかながら底にコクを感じる酒。上質にして繊細。

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