焼酎寸言

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  大隅の国 弥五郎どん  
.......      岩川醸造 ...........................鹿児島県曽於郡大隅町岩川6557-6 i k(report 17.5.22)

「こん字は、あたいの恩師に書いて貰ってね」電話の向こうで生産農家でありこの酒を産んだ企画者でもある竹下さんが言った。
「むかしの弥五郎どんはイラストじゃったですね」と小生。
「うん、こんだ役場の写真をつかわせっもろて」
「よか字ごわんど。そいに写真も迫力があっせえ、なんちゅわならんですがね」
竹下さんの日焼けした顔がほころんでいるのが見えるような弾む声に、この酒の復刻にこだわり実現した嬉しさが溢れていた。

■原料
芋は竹下さんの「黄金千貫」、黒麹で仕込んだ豊かなコクのある酒である。

■弥五郎どん
小生の記憶(4歳くらい)では、時節になると役場近くの八幡神社から下りてくる、とてつもなくデカイ存在だった。屋根裏の窓から弥五郎どんが馬場を往くのを見た。肩にのった若い衆が電線を捌いていたのを覚えている。

資料:ニッポンの祭り(祭り百景データベース)より。引用写真をクリックするとリンク先に飛びます。

■飲んでみた
岩川醸造といえば「ハイカラさんの焼酎」、岩の泉という嘗ての代表銘柄の系譜を引く酒である。
それに薩摩精酎組の面々、とくにA氏にとっては思い入れの強い「おやっとさあ」を出している蔵である。
だが、この酒はそのどちらとも違う。深いコクと濃醇には飲み手を無口にさせる力がある。
ストレートでの香りの立ち上がりはやや押さえ気味だがお湯割りにするとその膨らみのあるうま味は五体の裡を沸騰し巡ると言っていいほどである。


むかしのラベルのイメージを継承しつつダイナミックになっている。
一杯が次を呼ぶ。
一杯又一杯への抗いが無力であることをたっぷりと教えてくれる(^^;)。ロックでも美味しい酒であることは容易に予感できるが、この酒はひたすら「お湯割り」で飲んで戴きたいと思う。


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