焼酎寸言

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 日向の焼酎 にごり 山吹の里 
.. .....落合酒造場  222.....宮崎県宮崎市大字田吉348...........電話0985-51-6636

宮崎の落合さんといえば、ピーマンやかぼちゃの焼酎などユニークな酒で話題になることが多い。
せんだっても練馬の大根焼酎を現地の酒屋さんとジョイントして開発したというニュースがあった。だが、この蔵は堂々たる芋、麦、米の本格焼酎を造っていることも記しておきたい。
以前宮崎のけんじさんが、掲示板で(落合さんの)芋、米もいい、特に無濾過の芋・・・と書かれていたのが気になって、この「にごり」を戴いてみた。


この「鳩徳利」は南星屋の福島さんのコレクション。撮影用にお借りしたが非売品だ。まさしく民具。てびねりの味わいがとてもいい。

鳩徳利はもともと炉端に差して燗をつけた日向ちろりの変形したもの。
膳に乗せても安定がよいように足がつき、注ぎ口を頭にみたて、胸部はふっくらとさせた。
「焼酎の事典」(菅間誠之助著/三省堂1985年)より

■飲んでみた
にごりと唱うとおり、なんとも深みと奥行きのある味わいだ。
南星屋さんの店頭で「テイスティング(=ほとんど飲酒^^;)」した。しっかりと重みを持った香味のひろがりが、いい。流行りの飲みやすい焼酎に一顧だにせず、個性をしずかに湛えている。そんな印象だ。
同店が始めた「二合量り売り」制度を活用させていただき、自宅にてさっそくお湯割りで。なんともふくよかな芋香に陶然となる。この無濾過の芋焼酎、造りの手と魂がたっぷりと詰まっている。落合さんの造る酒の質実、そして企画力。これからのポテンシャルにも期待がつのる。宮崎市内には一軒しかない「蔵」だとか。頑張ってほしいものである。この「にごり」、お湯割りは当然のことだが、ストレートでゆっくりと飲むのもいい。また、濃い目に割水してそのまま飲むと驚くほどうまい。ロックでは試していないのだが、どんな飲み方にもしっかりと答えてくれる安心の酒だ。
ところで、けんじさんが「宮崎焼酎の一つの祖形を伝えるもの」という焼酎が気に掛かっていた。黄麹で仕込んだ「残心」5年貯蔵。先日(14.10.13)所用で調布から新宿に出たときに、新宿みやざき館「こんね」で聞いてみた(「こんね」とは、いらしゃいませんか?の意味)。「月末にはいりますから、ご連絡しましょう」と女性従業員さんが和む口調で答えてくれた。わが従兄弟のかみさんは宮崎西都の出身だが、同じように穏やかな語り方をする。日向かぼちゃの福福とした感じそのものだ。「残心」、まことに楽しみである。

 
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